お留守番のあとに。

なんだか、ぐったりと、疲れました。皆さんお疲れさまでした。

【SuperM①】NCTとは一体何だったのか。

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イスマン自ら「SMのアベンジャーズ」と自画自賛したSuperM。全米デビューですって。キャピトルと正式契約。「は?」とかいってるうちに、もうプロモーションが始まりました。これからデビュー(10月4日)まで、画像や映像が次々とプロモーショントレイラーとして出てくるみたいです。米国でも韓国でも活動するって、具体的にはどんな感じになるのか、ぼーーっとしてよくわからないのですが、なんつってもスター揃いですので、とりあえず何やっても売れるんでしょうし。華やかに活動されることと思います。
SuperMは、SM所属の4つの人気グループから、各トップをさらってきて(!)作ったグループなので、いろいろと罪作りであることはたしかです。一度きりならともかく、少なくても数年?アメリカらしくアルバム数枚?分の契約となってるらしいし。発表時に「ファンの皆さんのお気持ちはよーーーくわかっとります。既存グループの活動は今後もなんら変わりなくやってきますので、ご安心ください」みたいな、これまで絶対いわなかったエクスキューズが入っていたことは、今、SMがどれだけ必死なのか、SuperMがどれだけ最終カードなのか、誰に何いわれても絶対にこれだけはやりたいのだという強い気持ち、などが表れてて、わたくし驚きましてよ。そこまで追い込まれていたのかと。

なので、SuperMについていいたいことはありますが、それは次の機会にして今回は、その前に、どこかに書いておかないと忘れてしまいそう(別に忘れたら忘れたでいいのですが)なことを書いておこうと思います。
端的にいうと、NCTのことです。NCT127、WayV,NCTDREAMのことです。
私が、SuperM全米デビューの発表を聞いた時、即思ったことは「ええっ! NCT127ではダメだったのか!」ということです。多分そう思った人が大勢いたと思います。SMは、ていうか、イスマン氏は、これまでの長期にわたって、ずっと米国で営業をかけてきて、その時その時のフロントグループを全米デビューさせようとずっと努力してきました。今でいうと、それはNCT127です。BTSのこともあり米国でのK-POP人気は、今またぐぐっと盛り上がってることもあって、127のデビュー話ってなかなかいい感じに運んでたように思うのです。
ここからは、すべて私の憶測、というか、ほぼ思い込みでしかないので、むやみに信じないでほしいのですが、ここんとこNCT127のアメリカ仕事は、CMGというまあ大手の、まあ昔からあるレコード会社さんがサポートしてくれて、なかなかいい感じにやってませんでした?違うのかな。そのまま順調に話を進めて、10月の全米デビューさせるべきは、本来なら誰が考えてもNCT127だったんじゃないでしょうか。そのための、「Superhuman」であり「Highway to Heaven(EngVer)」だったんじゃないでしょうか。それを、ま、いってみれば土壇場で、キャピトル側が「NCT127ではダメだ」「NCT127は要らない」といったとしか想像できないのです。もう結納まで済ませてたのに。くらいの土壇場なのでかえってショックだったと思います。

なぜ、ダメなのか。127のどこがダメなのか。

「要らない」という言い方だったかどうか知りませんけど、あの、どうでもいいけど「要らない」って強烈な響きですよね。キツイわ~~。127ではダメなのに、SupeMならいいのか。何が違うのか、と思ったけれど、それは順番が違う話で、SMが「わかった。じゃあ、127のかわりにこのグループを」とさっと提案できる新人男子グループを準備してなかったため、にわかじたてに「SuperMという間違いないグループを特別に作りますんで、なんとかそれでっ!」と食い下がったから、そうなっただけなのだと思います。発表時、イスマン氏は、あたかもCMGから「東洋と西洋の文化を融合させたようなスペシャルなグループを」要請されたから我々はSuperMを作りました、みたいなカッコイイこといってたけれど、米国側からそんなこと要請するわけはなく、正確には、スマン側が、契約が真っ白になってしまうくらいならば、どんなグル-プでもいいから男子グループを米国デビューさせたいっ!と諦めなかったからでしょうな。米国では、レコード会社の力が結構強いらしいので、1人1人のメンバー、1曲1曲の音楽性、などもチェックするみたいですが、今回はどうなんでしょう。一体どの程度チェックしたのか、どれくらいSM側に「そこは任せた」といったのか。本当のSuperM結成の経緯が知りたい。127は要らないのに、マークとテヨンは欲しいのか? それはSMが勝手に選んだだけのことなのか。顔か?曲か?キャリア?一体なんなの。いくら想像してもわかりっこないですが、SuperMの話はずっと水面下で話が進み、ある日突然発表されたので、とても気になります。一体、いつどんな交渉して、そんなことになってしもたん。

 

ということで、あの日の発表を聞いたとき、上のようなことを咄嗟に思った人はとても多いと思います。
さらに、私は、今後のNCTについても、いろいろ考えました。「要らない」「ダメだ」といわれたNCT127。ダメっていわれても、今後どうすればいいのでしょうか。
イスマン氏は、これまでとなんら変わりなく(同じメンバーで)活動をしますよ!といったけれど、それはきっと最初だけだと思うのです。最初だけというか、1回のカムバだけなのでは?ちゃんとフルでカムバして「ほーら、いった通りでしょ?」といいたいだけなのです。 f(x)から、コンセプトキーマンであるソルリが脱退した時も、ビクトリアが中国活動を始めようとしてたタイミングだったし、本当はそこでグループとしてはもう継続困難だったのに、そういう時こそSMって「いやいやいや、ご心配なく。4人で変わりなく活動していきますよっ」といわんばかりに、Shineeに用意していた曲をスライドさせてまで4wall活動に踏み切ったのです。そういう時こそちゃんとやるのです。なんだろ負けず嫌いなのかな。一回だけちゃんとカムバして「会社はグループのことをちゃんと考えている」という実績を作って、それっきり・・・ってパターンになるような気がしてなりません。

 

折りしも、NCT127がデビューして丸3年と少し経ちました。UもDREAMもしかり。
「無限拡張」「無限開放」という壮大な実験として始まったNCTシステムですが、諸先輩グループを全部下げて、万障お繰り合わせてやってみた結果がもう出揃った!としていい時期だと思います。
正直、私は、127のことはあまり好きではありませんが、それは楽曲が好きになれないだけで、メンバー1人1人やグループ全体のことは、応援してきました。まあ私の場合は、SM好きという大前提がありますので特別かもしれませんが。でも、私のような曲が好みでない人がどれくらいいるのか、曲が嫌いだと応援できない人はどれくらいいるのか。メンバーがどんどん増えていくことにどれくらいファンは嫌悪感を示すのか。メンバーが掛け持ちで複数グループで活動することにどれくらい嫌悪感があるのか、またはないのか。スケジュール上どうしてもその日は欠席になることについて、どの程度抵抗感があるのか、そうでもないのか。卒業制度はどれくらい受け入れられるのか。この子とこの子の組み合わせだけはやめてほしい、という気持ちはあるのか?などなど。3年もたてば、ある程度、いやかなりのフィードバックが得られたはずなので、SuperM結成を期に、気持ちの上では(そして予算上も)、もう、この実験を終了すればいいと思います。
個人的に、NCTシステムでよかったことは、
① メンバーがとっても仲良くなる。
② 21人もの男子練習生を無駄にすることなく、同時期にたくさんグループをデビューさせ活動させることができる。 
こんくらいです。当初、SMが狙っていた「同時期同じ曲違う場所で活動できるため何倍も儲かって効率的(同時多発的な)」というのは、あまりにもマークが掛け持ちすぎたり忙しいメンバーが限られてたりして不可能になり、夢に終わってしまいましたね。中国本土では韓国のようにカムバ制度がないらしく、加えて韓国人締め出しもあって、うまくいきませんでした。EXOはメンバー同士が仲良くなる時間もきっかけもないままにデビューになってしまい、コミュニケーションがとれないまま脱退騒ぎになったので、その課題である「仲良くなかる」は十分達成できたと思います。逆に、NCTシステムでよくなかったことは、、、、たくさんありすぎて書けません。減るのは当然メンバーが増えるのも結構嫌なものだということがわかりました。一番嫌だったのは私は掛け持ちです。ファンは、曲ではなく、人間につくものだということがよくわかりました。箱推し、という言葉がありますが、NCT丸ごと推している人というのは、案外いるようでいないということもわかりました。これは、SMにとってはまったくの誤算でしょう。SMという会社ごと推している私ですら、NCT21人の箱はう~~むとなるのですから、なかなか難しいものです。

とにかく、ちょうどいい頃あいので、実験は終わりにしてほしいです。てか、これから徐々に終わっていくと思います。もうこれ以上、あのシステムを継続する意味はないでしょう。終わったからとて、127もDREAMも活動休止になるわけではなく、むしろ、ここからはガラっと変化するような気がしています。なんだかんだ人気があるのですから、これからは、思う存分アイドルグループらしいアイドルグループとして活動してほしいです。

 

仮にですよ、

・127は、たった一度全員でカムバしたら、しれっとテヨンとマークは戻らなくなる。新しいリーダーは、ドヨン。新しいセンターは、ジェヒョン。2020年から、新メンバーにジェノとジェミンが加入し、9人固定のグループになる。これまでとはまるで違う音楽性を開拓し人気を得る。とりわけ、日本側スタッフがよい仕事をこなし、日本活動で大変な人気グループになり、TWICEやIZONE とともに紅白に出たりする。

・DREAMは、2020年にジェノジェミンロンジュンヘチャンが卒業し、ルーキーズから中高生の新人(韓国人)が4人加入、6人固定のグループになると同時に卒業制度が廃止される。新しいリーダーにチソン。新しいセンターにチョンロ。SMのアイドルらしいアイドルソングで人気を博す。
・NCTUだけは、固定制にならず、これまでと同じく、その都度NCTシステム21人の中からメンバーが選ばれ、その時だけ臨時の活動を行う。
・WayVも127と同様、一度だけフルメンバーでカムバし、そのあとは、テンとルーカスは戻ってこない。新センター、ウィンウィン。2020年にロンジュンが加入し、6人の固定グループになる。

 

どうでしょう、こういう感じ。あぁ、これだと、チョンロとロンジュンが離れてしまって、ちょっと切なくなる。。。チョンロも一緒にWayV行くか。。いやでも、チソンとチョンロはDREAMの核なので一緒にいないとグループとしてのパワーが出ないし。

ま、どっちにしても、こんな適当には決めないし、もっと言うと実際は、面倒臭いわりには反感しかかわないから、なにもしないでダンマリを通すのでしょう。

まず今はSuperMがぶっちぎりに爆売れすることだけに賭けてると思いますので、まだまだ先の話です。

実際にSuperMがデビューして活動をはじめるとこういうことが置き去りにされてしまいそうで。SuperMがうまくいくことを、お祈りします。