お留守番のあとに。

NCT汐留って、東京とか大阪、名古屋、横浜、札幌より、断トツ語感が良くてすごい。

【ITZY】早くもカウンターとしての役目を終える。今後どうなる?

 

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新曲「LOCO」。初の満面笑顔ジャケで方向転換。

2019年2月デビューのITZY。2年半余たったが、ここへ来て大きくその意味を変えようとしている。

具体的イメージでいうと「強くてかっこいい女子」からの脱却。概念的には、「TWICEのカウンター」としての立ち位置からの卒業である。あ、このカウンターという言葉、ここでは「敵」とか「真反対の」という意味で使っているので、かるーい意味で読んでほしい。

JYPに限らず、誰だって、新しくガールズグループを作ろう!と思った時、先輩ガールズグループがまだ現役でバリバリ活動してたら、「お姉さんグループとは、全然違うイメージで」デビューさせようとするのが普通だと思う。同じようなグループが2つあれば、どうしたって若くてフレッシュな新人に目がいくのは当然だし、姉妹でファンの奪い合いしていいことなど何もない。これに則らないのはSMぐらい(あそこは自分のしたいことを順に実行してるだけなので)で、大抵は、真逆のイメージでデビューする。JYPは、特に、その戦略が大当たりして、非常にうまく機能し、成功を繰り返してきた。

ま、複数の同性グループを活動させられる事務所なんて、多くない。男子1つ、女子1つ抱えてるだけでも大変なことで、そのどちらも売れてて、さらに新人を!となると、それこそ3大事務所?4大事務所?7次事務所? の話になってくる。複数の同性グループ抱えてるのって難しいのだ。特に女子の場合は。

ITZYの話の前に、JYPにおけるガールズグループ戦略の歴史を、ざ〜っくり振り返っておきたい。興味ない人は飛ばしてください。

 


WonderGirlsのカウンター、MissA

TWICEのカウンター、ITZY

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レトロポップで素人も歌いやすく踊りやすく、大人気だったワンガ

JYPは、ガールズグループの名家といわれるが、そのしくみは複雑怪奇なものではない。

ワンダーガールズのカウンターが、MissA(ちなみに、ワンダーガールズの中国版がMissA中国人メンバー2人によるユニット)

TWICEのカウンターが、ITZY

(ちなみに、TWICEの日本版がNiziU)

ということだ。つまり、お金になる中国市場や日本市場に、韓国で大ヒットしたガールズグループとそっくりのグループを自前で作ってデビューさせ、そのノウハウでがっちり資金を稼ぎながら、一方、本国の韓国では、まったく逆のコンセプトを持つ「カウンターとしてのガールズグループ」をデビューさせる。ということを繰り返してきた。

具体的にいうと、2007年デビューのワンダーガールズは、「Tell Me」以降、「NOBODY」「So Hot」「Be My Baby」と、懐古調アメリカPOPSが受けて国民的アイドルになった。いわば、最後のお茶の間アイドル。小学生から高齢者までこぞって振り真似するなど、全世代に愛された。すると、2010年デビューのMissAは、それと真逆の「いい子ではいられない強い女子」をコンセプトに据える。いいたいこといい、やりたいことをやる。その逞しく自分に正直な女子イメージは、衝撃的なデビューを飾り「GoodGirl, Bad Girl」は史上最速で多数ランキング1位を獲得。その後も、周囲に頼らず、自分で自分の欲望を実現しようとする強い女子を打ち出した。

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卓越した身体能力とパフォーマンスで、見た目も内容的にも強め女子の走りとなったMissA

そして、2015年TWICEの登場である。健康的で明るく元気でかわいいイメージでデビュー。「TT」でブレイク以降、日韓で、そして男性にも女性にも幅広く愛され支持され、数々の記録を更新してバカ売れ。現在まで長きに渡って売れ続けている。

さあ、そこで、のITZYだ。

大先輩TWICEの、真逆コンセプトとなれば、やはり強め女子の再登場になるのは必至。「自分のやりたいことをやるかっこいい女子」として2019年デビューした。MissA先輩とどこが違うかといえば、「男性に媚びない」か「大人たちに媚びない」くらいの差で、大きく変わらないと思う。パフォーマンスがずば抜けているという点も同じ。予想どおり、ITZYの、周囲に媚びず流されず自己実現を目指す女子路線は、大成功を収める。デビュー曲「DALLA DALLA」で、若い女性に圧倒的支持を得て、これまた最速記録樹立。続く「ICY」「Wanna Be」で、このイメージをしっかり確立した。

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明るくてかわいいまま、大人に進化したTWICE

実際には、カウンターも最初の数年だけ

これが、ざっくりしたJYPのガールズグループ史である。

実は、JYPが初めて手掛けたガールズグループがワンダーガールズなので、女子は15年弱の歴史(韓国では長い方だが)しかない。こんなふうに、かわいい女子が売れれば、そのカウンターとしてかっこいい強い女子が現れて世間をあっと驚かせるやり方は、結果論であり、たまたま、うまく繰り返された事例なのかもしれない。

そして、ここからが問題なのだが、実際には、この「カウンターとして新人を売り出す」メソッドは、ずうっと続く施策ではない。むしろ設定期間は短い。

カウンターというのは、そもそも「敵」である先輩がいて、それが現役で超活躍してるからこそ成り立つ概念。「敵」あってこそ、だ。「敵」そのものが、変わってしまったりいなくなってしまうと、意味がないので成り立たない。

ワンダーガールズは、早くからアメリカに進出していたが、MissAがデビューするとマジで北米と日本の仕事だけでいっぱいになり、ほぼ韓国に「いない」状態になる。ネット時代の前なので本国にいないと本当にいないみたいになる。それでは違う方向性を。と模索してたMissA自身も、想定外にスジだけが1人で超バカ売れてしまい、メンバーが不仲になり、グループ活動ができなくなっていく。

ITZYの仮想敵であるTWCEも、今や、もう、かわいくて元気で明るいだけの女子ではない。ITZYがデビューした2019年は、TWICEが大人路線に舵を切った年だが、それだからこそ、非常に素晴らしいタイミングで、我々は「新旧女子グループの相対コンセプト対決!」が見れた。奇跡のようなもんである。あまりに感激して次のような記事を書いちゃったくらいだ。

 

temuo.hatenablog.jp

 

あれから2年。その後、さらにコマを進めたTWICE先輩は、今や、すっかり「大人の女性」になった。実生活では、それぞれ彼氏ができたり別れたり、病気で倒れたり休んだり、という出来事も少なからず影響して、「女だって、生きてりゃいろいろあるわよ」的な存在に。今のTWICEを見てると、私などは「いろいろあるけどさ、楽しむときは楽しんでいこ!」という逞しささえ感じる。先輩がそんなふうに、(顔はかわいいけど)とても強くなってしまったので、もうカウンターを考える意味も効能もない。あんたが一番強いのでは? ってくらいのもんだ。結局、どういう経緯をたどるにせよ、「カウンター戦略」とは、デビューをピークとして(MissAもITZYもデビュー時がもっとも衝撃的成功を収めている)徐々にパワーを弱め、数年で終わる運命なのだ。計画というか。JYPとしても、永遠にカウンターとして活動させるつもりは最初からなかったろう。そう考えると、ITZYが、ここへ来て、大きく路線変更するのは自然なことなのだ。

 

あと、2022年2月にデビュー予定のJYPガールズグループ。この影響も大きい。噂では、えらく力が入ってるらしいが、順番からいっても次はとんでもない女子グループが来るはずなので間違いない。「こ、こんな前から予約を募るの?」と思ったが、年が明ければあっという間だ。その頃には、先輩になるITZY、いつまでも「若い女子が大人に反抗して自分を通す」などと最若の気分でいてはまずい。抵抗とか反抗ってのは、一番若い層だけに許される態度。来年2月までには、年齢に関係ない新たなイメージを確立しておかねばならぬ。という事情なのだ。

 

そもそも、ITZYが持ってる独自のイメージとは

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個人的には、ITZYのイメージはこれ
こんなに仁王立ち似合うなんて

ITZYは、早くもカウンターとしての役目を終えた。

世間では、「DALLA DALLA」「ICY」「Waana Be」までが第1章で、去年夏からの「NOT SHY」「Mafia in the morning」「LOCO」が第2章だとしてるようだが、私は、今作「LOCO」からが新たな段階だと思う。なぜなら、ノッシャイもマフィアも、心情的には、ちゃんと、強くて自分のやりたいようにやる女子を歌ってたと思うから。ロコはもう全然違う。元気ハツラツ女子たちがはっちゃけて男子に夢中になってる様子を歌うロコは、曲としては良曲だしパフォもさすがにすごい。しかし、これまでと全く繋がらない。「お、お前(餅にいってる)、本当にいいのか?」と心配になるほど違う。だが、これまでと違うものを探してそれを確立しようとしてるのだから、それくらい違和感があった方が、むしろいいのかもしれない。マフィア程度の変わりようでは、来年に間に合わないのかも。数字的には、デビュー時よりずっと売れてるわけだし、今初めて見る人たちも喜んでるわけだし。

しかし、それにしても、惜しいな〜〜〜と思っちゃうわけである。

デビューした時の、あの感じ。TWICE姉さんたちに向けて、新人からの、あの生意気ながらも「なるほどですね」と思わせたあの感じ。あれが、あの子たちの生身のイメージと本当によく似合っていて、とても素晴らしく昇華させてたと思うので!!!

 

では、ITZYのメンバー5人が、もともと持っている独自のイメージとは、一体、どういうものなのか?

 これは、超個人的な思いだが、初めて見たときから、

ITZYはどーーーーんとしている。 頭から離れない。なんだろう。とんでもなく肉体派。純粋すぎるのも含めてすごく体育会系。今、女子でめちゃくちゃ激しく踊るグループはたくさんあるが、ITZYは、腕や脚のお肉が震える様子や、滲み出る汗などが、画面越しに実感できるって感じ。生身。決して、CGみたいなドライでクールな印象ではなく、生身の重量や風量や温度が感じられるのだ。変態かしら?

「練習して練習して実力をつけて参りました」という叩き上げ感がある。いっぱいオーディションを受けて落ちてるのを見てるからってのもある。そして、明けても暮れても練習しかしてこなかったゆえに、どこか世間知らず。とってもいい子たちなのだが純朴すぎて不器用。ずれてるというか、空気読むのが苦手な感じがする。あくまで私の想像にすぎないが、でもこれらは欠点ではない。そうでないとできない路線があるはずだと、本気で思う。

例えば、この感じ、自分の中では、2015年前後の防弾少年団にちょっと似ている。

昔、防弾少年団のことを「県立高校野球部員みたいだ」と書いたことがあって、それだけ聞くと「は?」と思うだろうが、要するに、それくらいあの頃のBTSは、ただただ自らの肉体だけを武器に練習量を積み重ねることだけで、すべてを飲み込んですべてを乗り越えていたという、超肉体派なところがあったのだ。あの頃の彼らも、それこそ汗やら涙やら体温やらが、画面ごしに伝わってきてたように思う。生きてる人間がやってるんですよ!っていう。もともと体育会系の人たちが、きれいなスーツやドレスシャツを着てお澄ましして踊ってる、っていうことが(私においては)魅力になっていったんだよなー。いうなれば。泥臭い魅力があるのだ。

 

そして彼女たちは、そもそも体格がいい。

全体的に身長が高く、特に、ユナとイェジは170cmあるがすら〜〜っとしててそれ以上高い感じがして、身体にキレとスピード感がある。チェリョンとリュジンは、正にどーんとしてて、一歩も動かないわよという強靭な筋肉と体幹が見事。腕相撲とか強いはず。リアは、プリンセス役で可憐なキャラだが、しっかりした骨格がきれいな形でバランスがよく、まっすぐしっかり淀みもなければ揺らぎも傾きもないポージングの美しさを誇る。てことで、5人全員が、「腕組みが似合う」人たちなのだ。腕組みと仁王立ちが似合う。強い。見ためだけじゃなくて、実際に筋肉や力やスタミナが強いっていうホントの強さ。そんなガールズグループほかにない。女子プロか。

体格的には、人間山脈VIXXのような、どどーんとした恵まれた体格をもち、内容的には、防弾少年団のような叩き上げ力を誇る。それが、私が出会ったITZYだった。こういう見た目の特徴というのは、固有のものなので、それを活かしてほしいものだ。

中身がかわいいのは本当なので、はっちゃけガーリー路線もいいだろう。アメリカ進出も始まってるし、アメリカ人がわかりやすく好みそうな路線だと思う。もしかしたら、本人たちはロコ路線の方が好みだったりするのかもしれない。が、こういっちゃなんだが、ロコは、ほかのグループが歌っても全然アリだし、イケる曲だ。わざわざ、女人間山脈ITZYちゃんが、歌わなくてもと思っちゃう。やっぱり、勿体ないな〜〜〜という所感に落ち着くのであった。

思い切って、VIXX先輩のように「なりもの」(自身のことではなく空想上の人や物になりきって歌うジャンル)路線でファンタジーを行くか、それとは真逆に、防弾少年団のように「現実・社会派」(どんな曲でも結局社会的メッセージを込める)で行ったらどうか。肉体派があえてやるから映えるんですけど。ダメか。

とりあえず、大型新人ガールズグループがデビューする2月までに、もう一度ITZYがカムバするかは別として、それまでに、このロコ路線があの体格に違和感なく、どれくらい馴染んで浸透しているのか。が、目下の見所である(私の)。







【NCTハリウッド】SM初オーディション番組だけど、今回は別口だと思う。

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NCT陣営は、定期的に「もやもやする」ニュースをお届けしてくれます。往々にしてSM自体がそういう会社ですが、中でもNCTはダントツもやもや度が高い。

例えば今だと、ITZYとかENHYPEN、AESPA、TXTなど、第4世代トップランナーが実に素晴らしい仕事をしてて、私、彼らの話を書きたいなぁと思ってるわけです。ワクワク話を。でも、腰が重いのでなかなか書かないでいる。そこへ! 突然、割り入ってくるのが「NCTもやもやニュース」です。もう気になって気になって、まだどうなるかわからないのに、もやもやニュースのもやもや部分がどこなのか、なぜ、どういうふうに、もやもやするのか?ということを考えないことには、さらに新たなもやもやが生まれて、もうどうにもこうにも、頭の中がもやもやだらけになってしまう。なんなんでしょう。おかげで昨今、必要以上にNCT関連、書いてしまってる。もやもや話ってワクワク話より優先されるんですね。ほんとよくない。

 だがしかし。K-POPの入り口がSMだった私。大事なことは全部SMで学んだ(?)私。うっかりすると「うちの会社」とかいってしまう私。ええ。そうはいいつつ書きますよ。今回は「NCTハリウッド」です。よろしくどうぞ。


アメリカ&MGM主体のオーディションになる

まず、米国時間6日にアメリカで発表になった第一報では、

米MGMはSMと提携し、NCTハリウッドなるチームを選抜、デビューさせる。ついては、ソウルで候補生の合宿を行い、訓練と選抜の模様を番組にする予定。対象は、13〜25歳男性。審査するのは、歌・ダンス・スタイル。審査員とメンターは現NCTメンバーが務め、審査委員長はイ・スマン。MGM側責任者はマーク・バーネット氏。

 

直後、7日Kスタイルが流した記事には、

・応募は世界中の13歳〜25歳男性であれば、誰でも応募できる

・最終候補者まで残った者には、イ・スマンと現NCTメンバーの指導が受けられる

アメリカを拠点に、世界中で活動する。

・MGMは、これらデビュー迄のオーディションを番組として製作し年内に公開する。

私が見た第一報の文には、「young American men to form」という文字があったので、てっきり、アメリカ国籍の子オンリーのグループかと思ってしまいました。ま、アメリカ国籍といっても、韓国系や中国系、日系もいるし、ぱっと見た感じ、SuperMやNCT127 と同じ外見になる可能性がありますが、わたくし咄嗟に「全員、白人系で英語しかわからない子たち」が頭に浮かび、「それは新しいかも」とウケてました。

(でも、以前、書きましたが、私の中では、K-POPというのは韓国人が歌って踊ってはじめてK-POPになると決めたので、仮に白人オンリーの演者になれば興味持てません。MGM側もせめてアジア人でないと「今流行りのK-POPですよ!」として売り出せないこと、よくわかってるはず)

でも、そうではないらしい。Kスタイルによると、全世界どこからでも誰もが応募できると。ちなみに、ゆうべ、「デビューしたのはいいけれど、鳴かず飛ばずで2枚目のミニアルバムが出せないまま数年たち、きっと俺らこのまま引退、廃業になりそうなんで、ワンチャンで俺応募してみる!」という、なかなか興味深い、いちアイドルの話を聞きました。は〜〜なるほどねぇ。この子の話がどこまで本当かわからないけど、「誰でも応募できる」が本当なら、こんなこといくらでもありうるという、そういうオーディションです。建前は。

 

どうも、NCTハリウッドについては、最初から最後まで一貫して、MGMワールドテレビジョン側に責任があるようなのです。マーク・バーネット氏ってかなりの大物みたいなのですが、彼からぐいぐい仕掛けてきたような感じなのかな。SMとしては、前回(SuperM)キャピタルと組んだ時よりずっと楽ちんじゃないでしょうか。

全世界から候補者を集めて束ねるのがMGMなら、集めた子たちをファイナリストまで絞り込むのもMGMだし、SMとしては、ソウルに送られてきたファイナリストたちの歌を聞いたりダンスを見たりして、現メンバーと一緒に「わーうまいねえ!」とか「かっこいいですね!」などと適当に仲良くお話して(イ・スマンの指示どおりに)、最終メンバーを決めるだけという。そんな感じがします。

 

SMとオーディション番組

これまで、SMは、自社オーディションを番組にして公開することを、頑として断ってきました。自社オーデどころか、PRODUCEシリーズのような番組に練習生を参加させるのさえ嫌がってきたくらいですから。いや、他事務所の練習生と比べられる方が嫌だったっけか。ま、とにかく、どんな子たちを練習生として抱えてるのか見られたくないし、どこを見て審査してるのか、どんな子が合格するのか、その後どうやって教えていくのか、そういうSM独自の方針を世間に知られたくなかったからです。そして、一般人に投票させたり意見させたりという「素人の意見」を聞くのも非常に嫌なのでしょう。SMほど、素人の意見を聞くのが嫌いな会社はありません。

しかし、NCTハリウッドのオーディションは、そういうのとは一線を画し、SM側の領分はほぼない。我が懐の練習生を出さなくてもいいし、一般投票部門もなければ、命を削って審査するというようなリスクもない。MGMがお膳立てした最終段階にほがらかに登場して、現メンバーたちは、全員くまなく褒めとけばよくて目的は宣伝なのです。

今回、初めてSMがオーディション番組を作るというので、本当にびっくりした私ですが、そういう話ならなるほど納得。

 そして。最終メンバーが決まったら、アメリカデビューまでの準備、デビューアルバムの製作、流通、広告宣伝も全部MGMがやってくれそうです。まあ、ほんとにソフト部分だけですよね。楽曲などはSMが用意するでしょうし。宣伝の仕方や活動方針など、細かい口出しは一切できなくなるかもしれないにせよ、顔(メンバー)と曲を決められるだけでも御の字。決して悪い話ではありません。仮に、あまり売れなくても、残念は残念だけど、お金も時間も苦労も出してない分、痛手は少ないわけですし。

(ちなみに、MGMワールドワイドテレビジョンって、これまで、全米をまたにかけての有名オーディション番組をいくつも製作していて、そこに関しては確りしたノウハウがある模様。一般応募に頼らなくても、国内のスクールやトレーニング機関や組織にもコネがあるんじゃないでしょうか。一声かければぱっとすぐ集まるような)

で、これらの様子を、最初から最後までMGM側がカメラを回し、それを編集して番組にし、今年度中に放映&配信するのももちろんあちら。



なぜ、NCTのユニットに入れるのか。

SuperMが、今年前半には活動停止に入ってしまうことは、デビューする前からわかりきっていました。私など、アルバム1枚限りかと思ってたので、今年になってもまだリリースしてたことに軽く驚いたくらいです。ワールドツアーが全部潰れて余力があったし、テミンがワーカーホリックというのもある。

このNCTハリウッドの話は、SuperM活動停止のあと、全米戦略どうするのかと気にしてた私や、SMファンの皆さんに向けて出された回答です。

私としては、「1人兵役に行く度に代わりに(現NCTメンバー)誰か1人、異動加入してその穴を埋めながら続行」というやり方が現実的かと思ってましたが、完全に外れました。1人異動になるたびに、「NCTもやもやニュース」が届けられ、1人帰るたび、いちいちまたもやもやしてあーもう大変!ってとこまで想像してたのに、外れました。本命の英語話者ジェヒョンから、秘密兵器チソン、超大穴ソンタロまで、私ときたら、いくらでも脳内もやもやできるようになってたのに、残念です。

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ポテンシャルは127以上といわれてたDREAM。7人固定で人気も売上も大爆発。

しかし、全米戦略、しんどいところをやってくれるMGMが現れたことで、SMは「他人にまかせる」メリットデメリットを受けるのです。全部のことを、自分の意のままコントロールして掌握しようとするスマンイズムには驚いてきましたが、そろそろ限界。これが吉とでるか否かはミモノですが、1つ、はっきりいえるのは、例えば、マークがDREAMに戻れて固定チームになり、ダブルミリオンも視野に入るくらい超爆売れしてるのを見ると、メリットはでかいということ。ハリウッドを一般オーデイションにしたからこそ、時間が出来て、7DREAM になれたと思えば、やっぱり、悪い話ではないのです。

 

それでは、なぜ、そのアメリカグループを、NCTチーム陣営に入れたのでしょうか?

いっそ、完全に別口にした方がよかったのでは。名前さえSMとわかるようにしとけば。

私が、NCTハリウッドという言葉を初めて聞いたのは、今般ではなく、年頭だったか、その前だったか、SMの代表理事1人が(イ・スマンではない)登壇して、今後のSM活動方針として「NCTの無限拡張はまだまだ続きます〜〜近い将来、NCYハリウッドやNCTインドネシア(?)がすぐ登場します〜」と公言した時です。おかげで、今回、NCTハリウッドという、どういう感想を抱いていいのやら一生困るネーミングに驚かずにすみました。馴れって怖いですね。

NCTハリウッドが現実になったってことは、ほかのアジアチームや日本チームも、ハッタリではなく、結構、着々と進んでると思っていいと思います。日本の皆さん大注目のショウタロウの処遇も最初から決まってるんでしょうし。そして、こういう海外チームもすべて、現地で力もってるMGM的な会社に思ってた以上に委ねるんでしょうかね。

だって、冷静に考えて、現在23人いるNCTの人数では、これ以上新たなチームを増やすには足りない。かといって、今現在SMの練習生してる子で使えるような子がどれだけいるんでしょうか。理事はあと50人はいるといってましたが、即戦力ありきのショウタロウが異例の速攻入社になったいきさつを見ても、彼レベルに踊れて若くて性格のいい練習性がいなかった、ってことですよね。どうしたって、即戦力ある外部の人間を採用して増やすしかない。でもそうすると、SM生え抜き感とか、スマンイズムはどうなるの?サラブレッド感はどうするの? てことで、トレーニングです。スカウト部分と、オーディション部分は、現地の会社にお願いして、肝心のトレーニングだけはSMが気合入れてやるってことでは。K-POPアイドルの中でも、特に独特なアイドルに仕立てる、あのSMトレーニング。「スキルも人格も才能までも、教え込むことができる」という、お前は神様か!という名言でおなじみ、SMのトレーニングを、びっちりソウルでやってもらうってことですかね。そんなことしてたら、NCTハリウッド、いつデビューできるんだ。

そして、韓国ほど、しょっちゅうカムバする国は世界中にないわけですから、アメリカチームやインドネシアチーム、(日本チームはちょっと特殊でわからんが)、ほぼ海外NCTチームは、カムバせずイベントとバラエティーばっかりやるようになり、折角仕込んだのに、ヒマになるでしょう。ってことで、ヒマになった海外チームに、猫の手も借りたいくらい忙しいNCTソウルチームを手伝わせる、すなわち、韓国に来て合流させたり編成かえたりして仕事をしてもらう。そのためのNCT加入だと思う。

あとは、もう、誰もが最初から思ってる通り、現役NCTメンバーを、NCT ハリウッドに異動させやすくするためです。ウインウインが127からWay Vに異動した時、Way VをNCT チームの一つとせず、完全別口としてた為、SMはついぞ最後まで(つまり今まで)、異動とか移籍とか、127をやめた説明を一切できませんでした。Way VもNCT の1ユニットだと仕切り直すことで、なし崩し的に収めましたが、あのようなファンの憤りと悲しみを二度と繰り返さぬよう、最初からNCT の1ユニットだとしておきたいのでしょう。

NCTハリウッドと掛け持ちになり、でもそのまま戻ってくることはなくなっても、「でも、同じNCT内だから別にいいよね」と言うために。

 

最近、よく思うのは、NCT以降の別口新人グループを、SMは作るつもり当分ないんじゃないかなということです。もう6年にわたってNCTを拡張させっぱなしのSMですが、やむにやまれぬといいますが、なんらかの大きな理由があるんじゃないですかね。NCT以外のラインは今は到底無理なのかもしれません。「無限拡張もういいわ。俺だって止めれるもんなら止めたいわ」ってスマンも思ってるかもしれないってことですね。


というわけで、まだまだわからないことが多いですね。12月配信開始なら、まだ半年ある。多分、今、応募者を固めてるといったところか。

書いたからといって、何かわかるわけではありませんが、でも、なんとなく書きながら「NCTハリウッドのメンバー、やっぱり、アジア人主体になる」と思えてきました。理由はありません。でもそうなんじゃないかな。K-POPなんだから。

今、世界中がコロナ禍の中、そして、アジア人差別が吹き荒れてる北米において、アジア人(仮)をメインにメンバーを選んで活動させようという、真面目に考えて、それは結構大変なプロジェクトに違いありません。なにはともあれ、楽しい結果になるようにお祈りしておきます。


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【OnlyOneOf】にわかによるメンバー紹介

ええ、にわかです。にわかですとも。すみません。OnlyOneOfというグループが2年位前にデビューしたことは知ってた、あと、完全に両目が隠れてて雪男みたいになってる長髪男子のことも認知してた、でも、それ以上何も知らなかった。2月くらいに、毎日一枚ずつ服を脱いでいく(?)ティーザーが変にいやらしくなくて「うまいなぁ」と印象に残ってたところ、このたび、満を持して「Libido」でカムバしたOnlyOneOf、略してうぉのぶ。すっかり気に入りました!ちょろい。ええ。我ながらちょろい。

チョン・ビョンギプロデュースと聞くと、それだけで評価上がる層もあるでしょうが、私は、LOONAで心底懲りたので「ただただ面倒臭い」としか思えず、そういう意味ではアレルギーが出そうでした。3年も企画を練ってたとか聖書からインスピレーション得たとか、UberSexial(ウーバーセクシャル。極上の男)をコンセプトとしてぶち上げたなど、聞けば聞くほど「うっせーな」と思ってしまったのも事実。

でもね、今回はちょい違うんです。

LOVELYzやLOONAに比べると、そこまで傀儡(踊らされ人形)じゃないんですよ。自分たちで曲や振付プロデュースができるのでその領分がずっと守られてるんです。今回、大急ぎで全アルバムを聞き、MVや歌番組を見た私ですが、一枚ごとにどんなにイメージが変わっても、結局「どの曲もよい!どの曲も私好み!」なのは、彼らが一貫して関わってるからかと。なかなかないです、どの曲も自分好みなんてこと。こんなところに金の鉱脈があったとは嬉しい。

 

2019年5月デビュー。8D CREATIVE唯一のアイドルグループ。いわゆる芸能事務所ではないところがポイント。92年〜99年生の7人からなる。年長になればなるほど幼くなり、年少者ほどしっかりしてて偉そうなのが特徴。まずは、個人的印象をベースとした紹介をさせて下さい。

 

ナイン 

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本名チョン・ウクジン 99年12月13日生 177cmO型 AB6IXドンヒョン似。

現時点でエース。顔面体格性格スキル才能すべてにおいてエース。ゆえにセンターを任されることも多い事務所推しマンネ。たしかにこの子のことが嫌いという人はまずいないだろうという好青年。長男ギュビンと仲がいい。この最長最若コンビで作曲したり編曲したりすることが多い。これが絶妙にかっこよくてどれも素晴らしい仕事なことに驚く(私が)。この若さでなぜこんなことになっているのか不思議な感じさえする。

 

ミル

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本名イ・ヨンス 99年3月30日生 54kgA型 口元アンミカ似。

ラッパー。ナインと共に99’sとしてマンネライン。信じられないほど顔が小さい。そもそも頭が小さい。手も小さい、足も小さい、お尻も小さい。周囲の遠近感を完全に歪める驚異の小作り体型。そして脚が長い。カリカリに細い。しかして、サッカーをはじめあらゆるスポーツに長けており、驚異の運動神経といわれている。普段からすばしっこい。毒舌ぽいシンプルに本当のことをいってるだけだと思う。今回このような短髪になってるが、にわかの私は理由を知らない。去年までずっと前髪で眉まで隠れててキュートな顔だったはずなのに、劇的に雰囲気が変わった。「そ、そんな顔しとったんかい!」(それもまたええやないかい!の意)と驚くレベルだ(今年初めて知ったくせに。手当たり次第見てるので時系列めちゃくちゃ)。しかし、相変わらず、にかっと笑った時の口元の美しさは絶品。

 

ジュンジ

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本名キム・ジュンヒョン 98年4月6日生 181cm61kg B型 葉山奨之似。柄本佑似。

ダンサー。雪男。去年は完全に両目を隠す思い切った髪型で強烈な印象を残した。今回の長髪はエクステ利用。5個使用している。アイドルにあるまじき口角下がりタイプなのに、それでもかわいいという本当にかわいい人。しかし、セクシーといわれることを目指しているのでかわいいといわれることを嫌がる。シャイだ内気だ無口だといわれがちだがたしかにどこか上品。乗馬技術がすごいらしいし、ひょっとしたら本物の良家子息かも。去年まで4本の愛櫛に名前をつけて携帯し、常に髪を整えるという熱心さを誇っていたが、今年はどこにあるのかさえわからないという切り替えのよさ。オールラウンダーで、何させてもうまい。特に、中低音&中高音が絶妙に美しく、結局、大事なセクシーサビはこの人が歌うことが多い。何かと器用だと思う。



ユジョン

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本名イ・テヨプ 97年5月29日生 56kg A型 松井玲奈似。松本まりか似。

ダンサー。女子っぽい。口が減らない。眼が丸い。ぺらっぺらの細身で体型も骨格も女子っぽい。ガールズグループのダンスカバーが得意。若干くねくね踊るクセあり。ハンリムのF5(GOT7ユギョム、元X1スンヨン、pentagonキノ、AB6IXウン)として有名。今も仲がいい。あのスンヨンまで売れてしまったし遂にいよいよ君の番だ待たせたて悪かったよここでバカ売れしてほしい。幼い頃よりアイドルのダンスが大好きで、ワンガのバックダンサーをしてたという噂。グループではビューティ担当という時も多いが、想像以上に歌もうまい。ていうか、このグループ全員普通に歌が上手い。アイドルとは思えぬ顔面崩壊レベルの思い切った動物物真似や変顔が得意。

 

リエ

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本名イ・ソンホ 96年11月6日 A型 重岡大毅似。吉沢悠似。中島健人似。

コレオグラファー。この子だけ頭ひとつダンスが上手い。顔が丸い、頬がふわふわ。身体全体が丸っこくてかわいい。眼も丸い。吉沢悠に似てるくらいなので非常に日本人ぽいし非常にイケメンなのは間違いないのに、人を押しのけてまで前に出ようとしない裏方タイプなのか、意外に目立たない方かも。精神年齢が高い。話し声が高くハスキー気味でぺちゃっとしてて子供みたいで唐突にかわいい。しかし歌うと甘い甘い歌声でこれまた上手い。今回皆と同じ筋トレしたにもかかわらず自分だけ筋肉全くつかなかったのは残念というより可哀相、体質とか個人差あるから仕方ない。

ひとついいたいのは、上の顔写真、なぜこのショットを選んだ?!と思うくらいブスに写ってて、実際はこの100倍顔がいいのでぜひ確認されたい。あと、これは完全に私の想像だが、当然外部コレオグラファーにオファーしてるにしても、結構彼自身が振り付けを付けてる部分がこっちが思ってる以上に多い気がする。なぜなら、同じようなクセのダンスが多いから。そしてまた私は結構それが好きである。



LOVE

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本名パク・チソン 94年1月7日 182cm 63kg B型 

リーダー。ボーカル。練習生活6年。FNCにいたらしい。すごいわかる。なのでSF9のダウォンと今でも仲良し。眼がぎょろりと大きく涙袋も大きく唇だけが薄く小さい。本当に口が小さい。間違いなくイケメンなのだが、どういうわけか、古風な旅芸人とか剣客俳優みたいな風情を感じさせるのは何故なのか。意味もなく「北風小僧の寒太郎」とか思い出してしまう。実直で優しいので皆にいじられるリーダーだが、本当にいい人だと思う。この人がリーダーでよかった。意外に高身長、意外に筋肉、意外に色白、ついでにボーカルは多分グループで一番上手い人。今回のタイトル曲「リビドー」で、毎回マンネに股間をがっつり掴まれる役(KBSでは太ももに変更させられてる)はこの人。いろいろ考えてみたが、結局彼しかこの役はこなせなかったよなーと思うなど。



KB(ギュビン)

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本名シン・ギュビン 92年4月23日 180cm64kg AB型 多部未華子似。

プロデューサー。年長者。自称紀元前生まれ。筋肉ムキムキな人。ちょっと眼が離れてるのがエロい。20歳で警察官に入隊、22歳で兵役完了。その後、コメディアンを目指して準備するも、途中でアイドルに興味が出て、そこから作曲や編曲を学んだのちデビューすることになった。日本年齢27歳韓国だと実に28歳のことである。見習いたい(何を)。

マンネのナインとの作業、特に、編曲のセンスとレベルは相当すごい。カバーダンスにおける諸先輩方の楽曲の編曲など、ほんとに引き出しも多いし、独特の大人感とセクシー感、これぞOnlyOneOfのイメージの核になってると納得する。アイドル人生が終わっても、飄々と音楽業界で作曲家や編曲家などとしてずっと仕事してそうな感じのする人。彼のように、成人後、しかも兵役後から人生を考え、勉強しはじめても全然間に合うしちゃんと夢が叶うという事例もあることを喧伝していきたい。


さあ、どの裸 どの子がどの子なのか、わかりますでしょうか。

全員の共通点=韓国人であること。ソウル出身者がいないこと。

長所=ブスがいない。相当細い。肌が綺麗。

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眼が丸いメンバーが多いため、全体的に「え?日本人グループ?」と思うほど日本人感がある。グループの雰囲気が、お高くとまってなくて、背伸びもしてない感じで、ひじょ〜〜にカジュアルでのびやかで自由なのも日本のアイドルみたいだ。キレッキレに踊れば踊れるのに(カバーダンスなどで証明)、どこかゆる〜〜い振付のまま踊ってるところとか、2020年だからこそ!2021年だからこそ!この楽曲って感じがないリリース(時代を選ばず常にいい曲)もいい。どこか、リラックスしててギスギスしていないのは大手事務所じゃないからかなあ。そういうとこが好きです。

今年は、裸ティーザーといい、アルバム「Instiinct Part1」(本能)といい、タイトル曲「Libido」といい、BL風MVといい、グループとして勝負に出た年といっていいだろうと思う。Part1ということは、2も3もあるだろうし。しかし、これだけ「あざとい」材料を寄せ集めておいて、あまり下品な感じがしないところが非常に気に入ってるので、ビョンギ氏には、こんな感じでず〜〜とやっていただけると、本当に嬉しい。

 

 

【ENHYPEN】お揃い衣装への偏執がすごい!来い再ブーム!

人には人の癖(へき)があり、オタクにもそれぞれの癖がある。

癖(くせ)は「偏った習性や好み」、癖(へき)になると「やまい」的な執着が強くなる感じ。時代や流行に関係なく「なぜかどうしてもずっと好き」っていうのがそれだ。

あなたの、アイドルに対する癖(へき)はなんですか? 私は「お揃いビジュアル」だ。

パッと見たときの見た目が同じであること。学生服や軍服、ユニフォームのように、顔や体格・年齢・性格が違う人たちが、全員同じ格好してることに異様な興奮を覚えるという、そういう癖だ。大部分は「お揃い衣装」になるが、お揃いヘア・お揃いメーク・お揃いシューズ・お揃いアクセなど、細部まで徹底されてるほど、素晴らしい!と思ってクラクラしてしまう。もうほんと、男子でも女子でも、30代でも10代でも、特に人数多めグループが同じ格好できれいに群舞してたりすると、心から震える。情緒不安定な日など、涙を流すくらい感動してしまう。考えてみれば、群舞というのも、ダンスの巧さじゃなく、単に「揃ってること」に意味を見出す言葉なので、広い意味で「お揃いビジュアル」の1つとしていいと思う。

と、いうわけで、どんな時代どんな時期も「お揃いブーム」が再来しないかと、常に心待ちにしている私。定期的にブームはくると思っていて、個人的ウォッチングによると、前回は2013年から3〜4年間位、その前は、えーと、10年前後かと(適当)。

 

2013年といえば、EXOが「Glowl」で《私立高校の制服まんま衣装》を着た年。そしたら、男子も女子も一気に制服衣装が大流行した。同年デビューのBTSだって制服衣装だったし、それ以外も普通に揃えてた。コンセプトドルVIXXが、度肝をぬく衣装とメークで揃えてたのもあの頃。その後、ナポレオンジャケットの流行など、小さな山がいくつかあったものの、全体的には「バラバラ衣装」に移行し始め、それはあっという間に業界を席巻、メンバーそれぞれが異なる衣装(全体のテイストはあわせてある)を着用するのが常識というかメインスタイルに。

あれから、はや5〜6年。かつてないバラ衣装全盛期だった。BTSが世界で売れちゃってK-POPアイドルは「アーティストなので!」という認識が広まった事と、女子グループは「ガールクラッシュ大流行!」した事が大きく関係してると思う。

ところがだ。去年あたりから、久々に、お揃いブームの到来を実感している!なかなか、素敵な事例が出てきた! 嬉しい! 正直、発端も原因もわかっちゃいないが、ただ、新人グループから来てる気がする。ピッチピチの新人が、お揃い衣装で緊張してデビューしてくるのは、新鮮で素敵だしなにより美しい。いい。とてもいい。

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衣装もパフォも神がかったCDTVライブライブ。ENHYPENは今回ブームの最高峰。

その目玉は、なんといっても、ENHYPENだ。間違いない。

量といい質といいパターンといい、癖もちの私が「何もそこまでっ」と思うほどこだわり執念がすごい。この、CJとBigHitという大金持ち同士の大金持ちサバイバル番組から生まれた7人組(2020年11月末デビュー)が、デビューショーケースから、あらゆる舞台でいちいち見事な「お揃い衣装っぷり」を披露し続けてくれたご恩を、私は一生忘れない。ありがとう。ほんとに有難う。

ENHYPENのいいところは、お揃いはお揃いでも、まず、スーツに決め打ちしたこと(タイトル曲)。いや。お揃いスーツってのは、太古の昔からよくある基本で、むしろゼロだった時代などなく、いつの時代も、多かれ少なかれどっかのグループがやってるわけだが、まさか、そんな古典的かつ基本的な衣装でデビューしてくるとは、想像してなかったので驚いたのだ。しかも、彼らのスーツは必ずドレッシー。ジャケット自体もクラシックでエレガントなデザインで、中のシャツは、必ず、白いシフォンやシルクぽいドレスシャツ。ドレープやフリル、リボンタイなどがついている。連日パターンを変えて、見事に同じ格好してて、今思い出してもほんと胸熱で、私得以外のなんであろうか。

実際は、あんな細身スーツ、しかもネクタイ締めてる日もあり、可動域が狭くて苦しかったはずだ。私は、衣装さえ揃ってれば満足とはいえ、どうせならダンスは巧い方がいい、いや、そうじゃない、ダンスが超絶巧いからこそお揃い衣装がさらに映えるのだ!ということを彼らから学んだ。そう。ソンドク振付は、スクワットに始まりスクワットに終わるってくらい、中腰で股を割るダンスしかも、秒刻みでくるくる回転したりハイキックしたりするので、「今日もお尻の縫い目が裂けませんように」と祈ってたほど超高度なダンスパフォーマンス。素晴らしかったの一言だ。

ENHYPENについては、いいたいことが山ほどあるが、本日は、衣装についての話なのでそれは別の機会にして、そうなると今、一番心配なのが次のカムバ衣装だ。まあ、楽曲にもよるが、あれだけ踊れるんだから、スーツでなくてもいいから、とにかく絶対にお揃い衣装がいい。その方がかっこいいし美しいに決まってる。見たい見たい!祈って過ごそう。

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去年も今年もお揃いDRIPPEN。良曲が映える。

そして、去年の秋デビューのDRIPPINも素晴らしい衣装ワーク。

ウリムさんなので、お揃いスーツはお得意というか、もはやお家芸といいたいほどだが、やはり、今回も素晴らしい。コツというより私同様、会社の癖を感じる。元X1のジュノ君以下、タイプが違えど皆ウリム好きしそうな顔ばかりが揃ってて、楽曲も「ダンスミュージックグループです!」と宣言してるような、調子のいいダンス曲路線なのだで間違いない。これだけ条件が揃って、お揃い衣装が似合わないわけない。ピターーっとはまる。いい。ほんといい。もっと売れてほしい。なんとなく、他事務所の他グループよりは、DRIPPINはお揃い衣装をしばらく続けてくれそうな気がするウリムだけに。信じてるぞ。知らんけど。

そういえば、ウリムといえば、すぐ先輩のGolden Childも、お揃いスーツ多めの印象なのに、また、お揃いスーツのグループをデビューさせちゃって大丈夫なの?と思ったりした。が、多分大丈夫。なぜなら、ごるちゃは、どちらかというと元々ボーカルグループとしてのカラーが強くて、今後、踊りまくる弟たちのデビューを受けて、ますますそっちの路線に走り出すだろうから。そんなことより(そんなことより)、DRIPPINには、デビュー直前、急遽メンバー入したドイツ人マンネがいるのだが、外観といいスペックといい雰囲気といい、どう考えても独スパイ外交官みたいな子で、そっちのほうが心配。アイドルに興味なかったエリート君を無理くり誘って辞めたりしない?という心配じゃなく、逆に、こんな世界に入っちゃって彼の人生を棒に振ることにならないかしらという、そんな心配までしているのだ私は。ヒマか。

 

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難しい赤白スーツ揃え。

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中はバラTシャツのTREASURE

さあ、そして。なんとYG所属TREASUREである。去年夏デビュー。

意外にも、お揃いスーツも多いという事実。多いというか、デビュー当時はバラ衣装だったところ、怒涛のカムバラッシュを続けてるうち、気づけばお揃いになってた、って感じだ。ほんと意外。

YGといえば、すでに、BigBangの時代から「バラバラ衣装」の先駆けをいってたバラ衣装の名家。そうすることで欧米アーティストのような個性と絶対性(強さ)を演出することに成功しちゃったので、その後は、男子も女子も、もうデビュー時からバラ衣装(昔は、少なくてもデビュー期だけはお揃い衣装にしてその後はフリーという方法が一般的だった)。つまり基本がバラなので、お揃いの方が少ないという事務所だった。

それが、TREASUREは、自作はせず、いわゆるアイドルぽさで攻めるボーイズグループなので、「YGなので衣装もバラでなければ」というルールは適用外みたいだ。とはいえ、TRASUREのお揃いスーツはかっこいい。美しいとか素晴らしいじゃなくて、べらぼうにかっこいい。そこはさすがにYG。「MMM」では、お揃いスーツの12人が真横に並んで踊るという、まさかの構図が非常にかっこよかったんだが、あれ、バラ衣装だったらそこまでかっこよくなかったはずなので、やはり、お揃いスーツがこの場合も絶大にいい仕事してると確信できた。満足だ。

 

話がずれるが、そこまで特別じゃないのに、なんであんなにかっこいいのかとれじゃ。ってことを少し考えてみた。

YGは、前社長ヤンサが現場を去って随分たったが、現在活躍しているグループのメンバーはギリ全員、まだ彼が直接選んだ人たちだ。今、「宝石箱」やMIXNINEを思い返すと、まさにヤンサは「口は悪いが目は確か」ってことが改めてわかる。だって、宝石箱、MIXNINEに出た人たちは、その後いろんな事務所のいろんなグループでデビューしたり、元のグループに戻って活動したりしているが、当時の順位にしても当時の彼の評価にしても、恐ろしいほど的確だったな、と唸ってしまうのだ。彼が駄目だと思った子はほんとに駄目だったし、まあこの辺りとされた子はピッタリその辺りだし、彼がすごいと思った子はほんとにすごかったし(これから活躍って子もいるだろうが)、そんな的確なことある?ってくらい見えちゃうのさすが。大手事務所の選抜眼はどこもそうなんだろうが、ほんと目に見えないポテンシャルをよく見抜けるよな。TREASUREのメンバーも、彼が特に気合入れて選んだだけに、ちゃんとかっこよくて、それが滲み出るんだろうなあと思う。面白いことさえかっこいいんだから。さすがやわ。

なーーんていってみたが、両オーディション番組まともに見てない私が偉そうにいえないのだーー。見てないんかーいってやつ。知った口きいて申し訳ない。

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スタシのCravity。元X1が2人所属。

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oui所属Wei。ほぼ全員デビュー済とかいう時代。

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まだ見極められないMIRAE(未来少年)嶋田君は元関JrのイケメンVo。

というわけで、今回は男子グループの話を、と思ったが、まだお揃いスーツの話しかしてないよ私。うーん。お揃いスーツだけじゃなく、つなぎや革ジャンや短パンのお揃いも大好きなのに。

これらのほかに、去年デビューの新人には、CraviteyやWeiという、これまた元X1組が、いい感じにお揃いスーツを決めてくれてる。いいぞ。このように20年は本当に喜び組が多いのだが、実は、その1年前(19)デビューの、CIXやVeriVery、AB6IX、ONEUSあたりからこの系譜は始まってたのだ。だがしかし、最初こそお揃い衣装で決めてても、カムバを重ね、曲が深刻になると共に(なぜか皆深刻ぶりたがるので)お揃い率は下がっていく。今後も下がりそう。私的にはとても残念だが、アイドルだって売れないと食べてけないので、しょうがない。

あと、P1Harmonyとか先日デビューしたばかりの未来少年とか、お揃いかどうか見極めが難しいグループも結構いる。未来少年なんかはまだこれから揃えてくれそうが、P1harmonyのようにHipHopよりのところ、あと、踊りまくることは踊りまくるがMCNDやONFなどの元気グループも、楽曲よりもコンセプトにあわせてお揃いにしがちなので、揃っててもそんなに(私には)刺さらない。ま、でも、そんな贅沢いってられない、揃えてくれたらそれだけで嬉しいので、とにかく、どんどん揃えてほしい。

衣装は見かけだけの癖なので、今回名前を出したほとんどのグループを、私はよく知らない。そういうことが多くなる。しかし、私が大絶賛してるENHYPENだって、楽曲には長らくまったくひっかからなかったのに、衣装で衝撃を受け続け、連日見てるうちに、結果的には曲にもずっぽりはまるっていう、そういうこともあるのだ。見た目って大事。癖って大事。

 

最後に、17年デビュー「生涯いちダンスグループ」を掲げて踊り続けるA.C.Eの「胡蝶の夢」衣装ワークをめでて落ち着きたいと思う。最後までおつきあい有難うございました。

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時代劇衣装のお揃いは一曲限りになっちゃうが、その分かなりいい。

 

【SM編】人たらしアイドル オブ・ザ・イヤー!2020

歴代の人たらしはこちら。

 

temuo.hatenablog.jp

 

さて。明らかに過活動だった2020年のSM。特に、NCTは、デビュー時から「5年は見てくれ」とスマンが猶予を請わねばならぬ程、難解なジャンルとシステムに果敢に挑戦し続けてきたわけだが、2020年はとうとうその5年目。もう遊んではいられない。何が何でもミリオンを出さねばいけない年を迎え、闇雲に、良曲をリリースしまくりMVを作りまくり、メンバー総動員で置きに行った、大変見どころの多い1年となった。

ということで、終わってみるとSM界隈ばかり気にしてたので、2020年度の人たらしアイドルは、SM限定で選ぶことにした。



1位 ショウタロウ(NCT2020・NCTU)

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衝撃のショウタロウ

2000年生の日本人。2020年デビュー。アイドル1年目。

従来のSMにはなかったカワウソ系童顔に、とんでもないレベルのダンススキルという極端なギャップ萌により、我ら同胞よりはるかに多くの韓国人ファンを産出し、全員骨抜きのメロメロにしてしまったニュータイプ。あまりの可愛さ・愛おしさゆえに、韓国ファンは、彼を孫扱い、つまり自らの第一人称を、ばあや・ばあさん・ばあば、など祖母呼びでアイドルに語りかけるという、にわかには信じられない現象を巻き起こした。NCT内でも、ものおじしない・誰にでもなつく・常に笑顔・常に柔らかい・相槌が途絶えない等々、これで愛されないわけないだろという万全の態度で、あっという間に馴染んだ模様。まったくの外様から短期間でこれだけの状況を作り出したショウタロウ、人たらしとしての能力は、100億点満点といえよう。

100億点満点であるがゆえに、あえて言及しておく。顔がかわいいからといって、ショウタロウはアホではない。ふわふわしてるからといって、アホではないのである。むしろショウタロウがへらへら笑ってるのは、大きな自信と覚悟があるからだ。早くも、総リーダー・テヨン様の代役で第7感を歌って踊るとか!各社トップアイドルと共にGOT7カバーをやってのけるとか! こんなリスキーな仕事を受けるのは度胸があるとかそういうことではない。「あのくらいのダンス、俺ならできる!」という自信があるということなのだ。昔のマーク同様、断ろうと思えば断れる仕事を自らやれます!やります!といってやってる気がしてならない。なんなら緊張の為、本来ならもっとできたはずが失敗してあんくらいの出来になってしまった、くらいに思ってるかも。

ほかにもいろいろあるが、結果からいうとショウタロウ、ものすごーーーくしっかりしてるプロで大人なのだ。今回は、異例づくしのデビュー活動となっており、SMがどうしようとしてるのか、ショウタロウが本当は何を狙っているのか、それでなくてもわかりづらくなってて見ててイライラするけれど、今、いえることはただ1つ。ショウタロウがうふふと笑えば笑うほど、へらへら相槌を打てば打つほど、そんなモヤモヤやイライラが全部消えて「おぉぅかわいいのぅ〜」と思わず目を細めて画面に近づいてしまうということだ。本当にかわいいのだ。もう、何もかもどうでもよくなるかわいさ。私でさえこうなのだ。韓国人ファンの祖母化、まったく笑えない。ショウタロウの笑顔は、「たとえこの人がどんなに極悪人であったとしても積極的に喜んで騙されたいよな〜」と思わせてあまりある威力がある。やっぱり、人たらしNO1で間違いない。これほどの人たらしが、日本から、しかもEXPGから出るとは心底思わなかったことも含め、おおいに評価したい。



2位 ウィンウィン(NCT2020・NCTU・WayV)

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ウィンウィンサラン団に入りたい!

1997年生の中国人。2016年デビュー。アイドル5年目。

ウィンウィンサラン団(愛好団)とは、NCT内にできたウィンウィンを愛してやまないメンバーたちによるサークルみたいなもの。こういうものが、一般人側ではなく、同僚であるメンバー側から自然発生的に盛り上がるのは珍しくないが、そんな内輪受けネタを、世間にコンテンツとしてあげてくることは正直珍しいしすごいことだ思う。それほどNCT2020は無礼講ということだ。期間限定の祭だしな。

2年前、NCT127からWayVに人事異動。ウィンウィンが127から離れることへの公式説明がなかったことについて、いまだ恨まれているSMだが、チームとしては、離れ離れになった結果こういうサラン団ができた、ってことだ。

ウィンウィンは、元々ユウタやテイルに愛されていたので、それが広まったということだが、このサラン団の何がいいって、人前で、いや本人の前でさえ「きゃぁ〜かわいい!大好き〜〜いやも〜〜たまらん〜〜」など、どんなに絶叫しても許されるところ。さらに、実際にウィンウィンに触れたり、抱きしめたり、キスしたり!と思う存分、愛を叫び愛をぶつけられるのが素晴らしい。好きな人に向かって「好きだ!」と告白できる幸せ。そして、ウィンウィンは決してそんな状況を許してるわけではなく、逆に、大層嫌がって逃げ回っているとこがポイント。団長(テイル)がいうように、「一番の魅力は、我々の愛情を拒否するところ」なので、人たらしとしては、これまたニュータイプというか最終形態というか、かなりの上級編(大人編)だ。

昔、ウインウィンがなぜこんなにメンバーに愛されるかという理由に、しんみりと「僕の韓国語があまりに拙いからだと思う」と大真面目に語っていて、なんていい人なんだ!と感動した。馬鹿にされて、からかわれてると感じたのね。自分がどんだけ美しい顔してて、かわいらしい性格してるか、知らないのね。ほんともう抱きしめたくなった。そう、彼は、真面目すぎるほど真面目な人であり、普通の感覚をもった人間であり、常識のある「まともな人」だと思う。嘘つけないし、おべんちゃらもいえず太鼓も叩けない。ちゃらちゃらしたところがないのだ。さすが、芸能界にもアイドルにも韓国にも、ま・・たく興味のない人生を送ってただけのことはある。そういう経緯のそういう人物だからこそ、皆から愛をぶつけられる羽目になってるんだなーと思う。5年もアイドルをやって、さすがに軟化というか馴れというか、今では周囲から愛をぶつけられてても「あぁそうなん?」と軽くかわせるくらいにはなった模様。何よりである。あまり負担になっては、団員たちも遠慮(そうでもないか)しちゃうもんね。

ちなみに、WayV内においては、こういう空気は一切ないので中国人メンバーは「は?」という状況である。もひとつついでに、頭のいいジョンウがいうように「ウィンウィンは他人に興味がないだけ」というのも正解。でも、まあジョンウもそういわず、皆さんと共に、サラン団に入ってウィンウィンへの愛を大声で叫んでほしい。きっと逃げてくれるし、ものすごい嫌な顔をしてくれるので、絶対に楽しいと思うから!



3位 チャニョル(EXO)

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魅惑の10股!

1992年生の韓国人。2012年デビュー。アイドル9年目。

思うんですよね、10股ってほんとに褒め言葉だよなって。そうですよね? 「いい奴なんだろうな」って感じしません? 1人の人と愛し合ってつきあうのも大変なこの時代に、ほんとに10人もの人と同時につきあうなんて、そんなことある?的にすごいことでしょ。

第一報が出た時、チャニョルのファンの方が「いやこれは同時に10人の女性とつきあってるんじゃなくて、ここ3年間でつきあった人が延べ10人っていうのが事実でして・・」と言い訳してらしたのを見かけたが、笑っちゃ悪いが大爆笑してしまい、チャニョルもファンもほんといい人だなと思った次第。これはそんな問題ではなく、そもそも10人というのも比喩だろうし、チャニョルという人は、普段からそれくらい多くの人と交流があり愛し愛される豊かな人生を送ってる人物ですよ、と考えてあげるのが正解だと思う。友達のいない私など、心底羨ましい。立派な人たらしだと思う。

いや人たらしというよりは「女たらし」だろという話もあるが、チャニョルは、困った友人(男)の話をとことん聞いて相談にのってあげるらしいし、眠くてもメンバーの送り迎えをし、友達の誕生日にはどんなに忙しくても駆けつけ、仕事でもないのに音楽はたゆまず作り続け、「スッキリ」スタジオが冷え冷えだったからボウリングの話を持ち出してMC加藤を大笑顔にさせる、そんな男なのである。EXOから中国人メンバーが一方的に逃げた時も、社員の誰よりもすごい剣幕で怒ってたのもこの男である。ほんと、男も女も素人も芸能人も自分の仲間のためには、寝ず食わず駆けつける熱い男!というイメージが(個人的に)強い。立派。こんなこと、今どき誰も真似できない。

と、まあ、いくら私が擁護し尊敬しても、「10股暴露」にしろ「メンバーに嫌いな人がいる発言」にしても、現役アイドルとしてはダメージはさすがにでかい。彼一筋ずっと推してきた人には辛いだろうし。事故系ではなくて純粋な噂系スキャンダルなので、時間がたてば世間は忘れてくれるような気はするが、どうだろう。「いい奴」なんだけどなあ。

 

 
『番外編』
スンヨン / WOODZ(UNIQUE・元X1)

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うっかり、SM編と限定してしまったがためにランクづけできなかったが、SM以外では2020年、ぶっちぎりで優勝してた人たらしは、この御方だ。名付けて「かっこいい系人たらし」だ。

こんな人が、PRODUCE系のオーディションに出たら駄目だろう。もう誰も敵わない。

実力体格性格に恵まれているのに、根っからの人たらしときている。ぶっちぎりで優勝してたはずだ(見てないけど)。これほどの人材が意を決してオーディションに出よう!と覚悟したことがすごい。他人の作った曲を若人と一緒に踊って歌う生活を目指すわけだから。でも、その理由が「ずっと1人でやってたら寂しくなってきちゃって」などという奥田民生氏みたいなことだったらしいので、それを聞いて、またかっこいいと納得したり。でもまあそのお蔭で世間は彼をとくと知ることになり、結果、すごく売れたのだからよかったのかもしれない。とにかく、何をしても何を言っても逆に何もしてなくても「かっこいい」のである。「かっこいい」が服を着て歩いてるようなものだ。

会う人会う人、全ての人と仲良くなり、しかも、才能があればあるほど通じるものがあるのか年上年下関係なく、すべての才人と繋がっていき、そのうち共に仕事したり遊んだりするようになる、という図式は、まるで映画のようにかっこよく、うっとりする。好きな音楽家とか尊敬するミュージシャンを書いてもらったら、ものすごくたくさんの名前を書いてくれたけど、マニアックすぎて誰1人知ってる人がいなかった(放送局の人の話)というエピソードもいい。私が聞いてもどうせ知らないだろうから調べる気もしないが、なんせ何を聞いても「かっこいい」と思ってしまう人であった(過去形に意味はない)。
韓国歌謡界は、クラシックとアイドルという極端な2世界しかない為、いわゆるアーティストと呼ばれるような音楽をやってる人も、アイドルと同じ土俵で商売していかねばならない。どっちでも別にいい、と考えられる人はいいが、どちらかにこだわりがある人だといろいろ辛かろうなあと昔から思っているが、スンヨンに関しては、あまりにもかっこいい人なので、消費者の勝手な希望をいうと「なんでもいいから、とにかく1日でも多く我々が見られるところにいてほしい!」ということである。自分のやりたい音楽活動とうまく折り合いをつけて、2021年も調子よく売れてくれることを、本当に本当に心から祈るばかりである。どんなにかっこよくてもどんな人たらしでも、見えないことにはどうにもならないのだから。




















 

 

【NiziU】今年、NiziUを見て私が思ったこと。

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NiziUは、K-POPグループなのか?

ミイヒちゃん復活できてよかったですね。それは本心です。

そういうニュースには日々触れるし注目しますが、わたくし「虹プロ」を見てないので、NiziUのこと詳しく知らないんです。誤解を恐れず端的にいうと、さほど興味がないともいえる。今からでも「虹プロ」を見れば、きっと春菜さんや指原さん並にファンになると思いますが、視聴する予定も意思もないので、多分見ないと思います。メンバーがオール日本人というだけで、ここまで興味がもてないとは思ってなかったので、我ながら驚いています。

 

よくある「KーPOPの定義とは」という話、私にとっては「韓国人であること」そして「韓国語で歌ってること」が、正解だったようです! オドロキの結果です。長年わからなかったことが、NijiUの登場でこんな簡単に答えが出るとは! やはり、どんなに机上でああだこうだ想像してみても、実際に目の前で起こってることには及ばないのだなあ、と思った2020年でした。

例えば、K-POPグループの定義って何か、よくいわれてきたのは、

①メンバーが韓国人であること

②歌詞が韓国語であること

③作詞作曲家が韓国人であること

④活動の場所が韓国であること

⑤事務所やプロデューサーが韓国人であり韓国にあること

⑥その他(トレーニング法やマナー、容姿重視・模範思想など)が韓国独特

などがあり、それでいうと、私はずっと⑤が最重要だと思ってました。⑤さえクリアしてれば「それはK-POP」だと。なので、NijiUは、間違いなくK-POPアイドルグループ、夏まではそう思ってたんです。

ちょうどその頃、餅ゴリことJ・Y・Park氏が、ソウルのテレビ番組にて、視聴者からの「日本人オンリーのNiziUはK-POPアイドルじゃない!」という意見に、「NiziUは、いちから私達が作ったグループであり、JYPと正式に契約してるうちのグループだ!」つまり、暗に「K-POPアイドルですよ」と答えていました。理由を⑤として説明した餅ゴリに、「全くその通り!」と強く頷いてた私ですが、その後、何度NiziUを見ても「全員日本人だとちっとも面白くない・・・」ということに気づき、理屈ではなく「これは私にとってはK-POPアイドルじゃないんだ」と考えを改めたのです。

 

プロデューサーが誰であれ、事務所がどこであれ、私にとっては、①韓国人(そして②韓国語)ということが重要であり、それこそがK-POPだったんだなーと身に滲みてわかりました。奇しくも、その番組で「K-popを韓国人以外で作るのは、重大な文化技術の流出。最低1人はメンバーに入れるべき」とまでいってた視聴者とほぼ同じ意見に落ち着いたのです。ま、技術流出とまでは思わないですけど、いいたくなる気持ちはわかります。ま、私の場合はそうでした。

 

結局、人それぞれの「K-POPグループの定義」ってことでしょう。

もっといえば、定義というより、その人にとっての「必須条件」ですよね。「K-POPアイドルか否か」を決めても個人にとってそれ以上役立つことはないけど、「自分が好きなやつかどうか」を見極める基準は、すごく重要ですから。自分が何に対して関心をもってる人間なのか、何をおもしろがって生きてるのか、ってことがそれでわかるのです。

余談ですが、そのうち、必須条件も上記のようなざっくりしたやつじゃなく、もっと細かく詳しいものになっていき、それでも追いつかなくて例外だらけになって、結局のところ、ケースバイケースに判定するしかない、そういう方向にいく気がします。そして、最後(最後とは)には、K-POPとかJ-POPとか、そんなの「まじでどうでもいい」ことになるんでしょうね。既にどうでもいい人もいるでしょうし。BTSが世界のてっぺん獲っても誰も驚かなくなった2020年、ほんとに、ぐっと時代が進んだ実感があります。

でもね。そうなると、それはそれで寂しい私。昔のMVをたまに見ると、ぎゃーーなにこれーー!K-POPおもろい〜〜。(そして私にとっては、韓国人と韓国語が)まじでおもしろい〜。と今でも異様にバカ受けするのですが、そういうのがなくなるみたいで寂しい。ローカル中のローカルだからこその面白さは、かけがえがないですよねー。


NiziUの人気は、おそらく安泰。

さて。NiziUの話に戻ります。

NiziUはずっと爆発的に売れております。でもNiziUが売れたというより、正確には「虹プロ」が大ヒットしたということです。今のファンほとんどが虹プロで感動した人たちだと思うから。見てない私がいうのもなんですが、それほど、あの番組が、ドラマあるいはドキュメンタリーコンテンツとして面白くて、日本人の心を鷲掴みにした、と。

たしかに、K-POPのサバイバルオーディション番組は面白い。泣けるし感心するし感動するし何度も見たくなる。仮に全部、台本があったとしても(!)下手なドラマや映画よりよっぽど面白いので、いろいろ問題はあれど、韓国では次々と新しいオーディション番組が作られるんだと思う。数々のオーディションを見てきたオタクでさえ感動したのに、初めて見る日本人がどっぷりはまるのは無理はない。今のNiziUを支えてる層が虹プロファン組だとすると、この先、彼女たちがどう活動しようが、どんな曲を歌おうが売れ続けると思う。多少ふらふらすることがあっても、余裕で2〜3年は全力応援してくれるはず!既に安泰!だと思います。

これは、「PRODUCE101sea2」と「WannaOne」の関係性などと同じです。あの時も、普段アイドルなんか見ない中高年層の男女が珍しく「ぷでゅ2」を視聴し、その面白さにどはまりし彼らを愛でたことによって、WannaOneがデビューする前から人気沸騰。結局、その応援熱量は解散する2年足らず迄、冷めることなく、ずっと支え続けたという実績があります。日本だとまた違うかもしれませんが、逆に日本人の方が「つきあいがいい」はずなので、むしろ、NiziUの方がより安泰、人気はずっと高止まりだと思います。


「歌って踊る」だけのアイドルの復活復興

実は、「さほど興味ない」といいつつ、わたくし、NiziUの皆さんに、うっすら期待してることが1つあります。うっすらというところもポイントです。(なぜなら私ひとりが思ってるだけで本人たちもJYPも無意識だろうから)それは、日本における「歌って踊るアイドルの復興」です。

今、日本のアイドルの仕事って、「歌って踊る」、つまり、歌手としての業務が極めて少なく、非常に割合が低い。実際は、イベントや劇場で歌ってる人もいるだろうし、今ならONLINEで歌うという手もあるでしょうが、テレビで歌ってくれないとメタ認知されないわけですから、歌う人なんだということさえわからない。

では、日本のアイドルは何をしてるのかというと、ご存知のように、映画やドラマに出たり、テレビ番組だとクイズやトーク、ロケだったりニュースに出たり、コメント席に座ってたりと、タレントや芸人さんとあまり変わらない仕事をしています。楽そうに見えてそれはそれで歌より難しく向いてない人にはできない仕事です。

 

もともと、日本だって、70〜80年代アイドル全盛期には、今の韓国かそれ以上に、アイドルが歌いまくり踊りまくってました。2時間睡眠なんて当たり前、新曲は3ヶ月ごとに出すし、毎日歌番組はあるし、グループよりソロが多かったけど皆売れてた。国内を制覇したら、それこそアメリカデビューを目指した(実際デビューした)アイドルもたくさんいた。トップアイドルならば、一曲のヒットで事務所全員がじゅ〜〜ぶん食べていけてなお余る、そんな時代でした。

なぜ、そんな時代が終わったのかというと、アーティストブームやバンドブームが来てそっちに人気が移っていったのと、ま、飽きてきたってのもある。あと私は、あの頃から日本人全体に、人気者の基準が「かっこいい人」から「面白いことをいう人」に変化したのが大きい、と考えるのです。歌番組がなくなって、冷静にコスパを考えてみたら、新曲作ってもらって歌ってるより、トーク力を磨いて「面白いことをいう」仕事をこなした方が、需要もあり愛され人気もあって、手っ取り早く収入になると気づいたんじゃないですかね。歌う業務自体は絶対になくならないんです、だってコンサートやイベントをやるのに必要不可欠だから。でも、ほぼリリースしないままでも、アイドルを標榜できるし人気も収入も保てる、それが今の日本のアイドル界です。

 

あれから数十年。そんな時代もそんな経緯も知らない10代の日本人から、ついに、

「アイドルになりたい! ただし、歌って踊る仕事しかやらないアイドルに!」

という若者たちが続々と出てきたのです。もちろん、K-POPの影響は大きい。あちらのアイドルはいまだ「歌って踊る仕事」がメイン業務、しかも世界で売れてるわけですから。そうなると、日本でアイドルになる方が簡単なのに、K-POPアイドルを目指してソウルに渡ることになる、と。わたくし、最初はすっごく驚いたのですが、考えてみればそりゃそうなるわな的にごもっともな話です。今じゃ、日本人がK-POPアイドルとしてデビューし活躍する人が増えました。

 

説明が長くなりましたが、そこで、NiziUちゃんです。

ここまで書いてきただけで、だいぶと彼女たちに興味出てきた(安易)気がしますが、そうです。もう、おわかりでしょう。

NiziUちゃんが、K-POPなのかJ-POPなのかはさておき、いずれにせよ、JYPが作ったガールズグループということは、「歌って踊る」ことしか業務にないはず。本人たちだって、「歌って踊る」ためだけにNiziUになったんだろうし、歌とダンスの訓練は受けてても、トークの練習などはやっていまい。タカダケンタくんのように、生まれつきトークできたりオチをつけたり求められたコメントをビシっと決められるアイドルもいますが、私が見かけた限り、NiziUのみんなは、全然そうじゃない。歌以外は、ただの素人が喋ってる感じです。冠番組ももってるそうですが、どうするんでしょう。この状況を、日本側のJYPスタッフ、ソニーの人間がどう考えるのか、知りませんが、さすがにもうちょっとアジャストしたほうがいいかも。

 

そうえいば、安室奈美恵さんが引退直前にNHKに出て、「テレビに出ると、歌わせてはくれるけど、何か面白いことをいわなければいけない空気を感じて」それでほとんど出られなかったということを告白してたじゃないですか。安室さんも、デビュー以来ずっと「歌と踊りの仕事しかしたくない」と思い続けてきた人。自分のMVで、ちょっとした芝居すら拒否してきた人なので、そのためにはどうすればいいのか、歌だけで食べていくのに相当考えたと思います。結果、テレビで歌うのを諦め、アルバムとツアーだけで売れ続けたわけですが、逆にいうと、彼女レベルの実力とセンスと容姿があっても、日本のテレビ界ではアイドルが「歌と踊りだけ」で売れるのはほぼ無理。不可能に近いってことだと思うんです。

 

だからこそ、私は、NiziUの皆さんに、歌だけでどこまでやれるか、ぜひ頑張ってもらいたい!のです。

難航してる韓国デビューとか、その他の国での活動ですが、そういうのは当然「歌と踊りだけ」の仕事でしょう。海外で活動してる人には、なぜか日本のテレビは「お客さん扱い」してくれるので自然とハードルが下がります。トークできなくても大丈夫になるわけです。それを逆手にとり、日本のテレビで「歌と踊りだけ」で売れるには、日本以外の国でデビューすることが手っ取り早い、という考えもあります。

 

あの、なぜ私が、テレビにおける「歌と踊りだけ」アイドルにこだわるかというと、テレビはタダだし(!)手軽だし、私はコンサートやイベントには行かないタイプだし、ネットで自ら追いかけるのが苦手というか下手くそだからです。何もいわずとも向こうからさーーっと来てほしい。テレビ世代だから余計そうなのかも。

NiziUだけで、すべてを塗り替えるのは難しい。

でも、そういうことの積み重ねで、再び日本のアイドルも「歌と踊り」の業務が増え、歌番組が増えたり、歌番組じゃないけどテレビで歌える機会が増えるんじゃないかなーと思うのです。

K-POPアイドルの、特にガールズグループの中では、JYP所属グループは、正直、模範的な精神や態度を求めすぎていて、個人的に苦手な部分もあります。見てるほうが辛くなるんですよね。まだみんな若いのに、なんでもかんでも、完璧に正しくて健全で明るくて模範的な人間であれというのは、堅苦しいしかわいそう。もうちょっと無責任にやってもらっても構わないんだけどなと思ってしまう。TWICE同様、NiziUも「見てる人をハッピーにしたい」だの「みんなに元気をあげたい」と常にいってますし、デビュー曲の歌詞をみても、寄り添い系の言葉の圧が強すぎて逆に腰が引けてしまいます。日本語だけに余計気になります。ま、そうなるだろうことは、はじめからわかってたんですけどね。

でも、そういう細かい嗜好や相性を全部差し引いてみても、これだけ注目されて売れてるんですから、NiziUちゃんには、やっぱり、頑張ってほしいし、前述したような使命も果たしてほしい。もっと売れて、日本のアイドルたちにも影響を与えてほしい。そういうことです、紅白は見ます。

 





【GFRIEND】一世一代の大変身! 妖しく美しい女神の裏には。

 

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ちょっと! どういうこと? この夏のヨチン大改革について、さほど誰も騒いでないの、おかしくない?   

たしかに、この夏は、人気大沸騰NiziUをはじめ、BLACKPINKとかIRENE&SURGIとかITZYとか、ガールズグループの話題が豊富だった。それはわかる。なんか一言いいたくなるよう案件ばかりで、いつになく、大渋滞の充実っぷりだったと思う。に、してもひどくない?! ヨチンって一応デビュー以来ずっと売れてる数少ないトップグループで、しかも6年目のベテランなんだぜ。それが突然、安定という椅子から飛び降り、「もうこんなもん要らんのじゃぁ〜〜〜!」と放り投げる蛮行に出たのだ。「いっぺん死んで生まれ変わるつもり」の挑戦だったんだぜ? どうしたどうした何があった?と思うのが普通じゃないか。もうちょっと大騒ぎしてほしかったなあ。あ、しました?もう終わったってこと? いやいや全然いいたりないんですけど。


まあ、いい。とりあえず、一方的に説明させていただくとだな。

最大のオドロキポイントは、ヨチンさんが、遂に「垢抜けてる」「イケてる」ところにシフトしてきたことだ!

そう。デビュー以来、「パワー清純」で爆売れしてきた魅力ってのはな、単に、初々しいってだけじゃなく、私は「素朴すぎて垢抜けない」っていう魅力だったと思ってるのだ。いやほんとに。かわいいしかっこいいけど、でも「今っぽくないよね」というところが実はヨチン最大の長所だと考えてきた。それは、昭和テイストの歌謡曲みたい曲ばっかり歌ってるとか、曲にあわせて衣装やヘアメークも昔っぽい、とか、それなのにダンスは激しくて何かに取り憑かれたよう。とか、それらがあいまって、ヨチンさんといえば、私の中では「暗い」「いたいけ」「もっさりしてて垢抜けない」というイメージだった。

 ちなみに、私個人は、ヨチンさんの「暗い」ところがお気に入り。暗くてかっこいいところが好きなのだ。DREAMCATCHERがやってることも暗くないと成り立たないかっこよさだが、ヨチンさんも暗いからこそ、かっこよさが光り輝くと信じてるので。実際のメンバー本人の性格があんなに明るいのに、なぜそんなに暗く見えるのかについては、ずるいようだがよくわからん。多分、顔つきかも。なかなかああいう顔つきないと思う。ちょっと変わった顔してませんかね? ま、ヨチンさんのこと、暗いって言ってる人、私以外に聞いたことないので深く説明するつもりはなくって、そのかわり世間一般的なことをいうと、多分、よその女子グループより、ヨチンファンって「守ってあげたい!」という気持ちで応援してきた人が多いと思う。清純といえば聞こえはいいけど、そのコアは「いたいけ」「垢抜けない」ところにあるので、ちゃらちゃらしてる女子が嫌いな人はヨチンにはまって当然なのだ。サマーソングにしてもラブソングにしても、ちゃらちゃらイケてる曲は歌わないというポリシーは絶対的に守られ、ファンは裏切られることはなかった。だから売れ続けたのだ。

「素朴でおとなしく、幼くていたいたけで、真面目で生意気なことをいわなくて、こっちのいうことを従順に聞いてくれそう!」と思わせるので、「俺が!守ってあげねば!」という「庇護欲」が発動するのだ。自分が上に立てることをかわいいと思っちゃうしくみ。オジサンとかに多いと思う。一部のオジサンは「イケてて、ハジケてて、キラキラ眩しい、今どきのオシャレ女子」が苦手だから。もちろん、オジサンだけでなく、オジサンの心をもった女性にも女子にもお兄さんにもいえることだけど。

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そんなヨチンさんが挑戦した「APPLE」での超弩級変身劇。もっさりを払拭し、垢抜けててイケてるオシャレへの挑戦だ! あまりに見事で言葉がない。

APPLE」は、舞台がギリシャ神話らしく、ギリシャ女官のような真っ白ロングドレス(深いスリット入)をまとい、足には、古代風の編みあげブーツ。そして、白塗り!真っ赤なルージュ!超金髪! 超赤髪! ひっつめ!超カラコン!。。。もう宝塚レベルの厚化粧。別人レベルのビジュアルだ。

曲がまたステキ。どっどどっどどっど・・・なんちゃらシャッフル?てんですか?すごいかっこいいし気持ちいい。ギター(本当はハープの音色のつもり)がいざなうイントロもステキだし、欧米の最新音楽トレンドわからんけど、昭和レトロ歌謡曲でないことだけは確か。もう、この曲が気持ちよくて気持ちよくて・・・ずっと聞きっぱなしでも全然飽きない。

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普通、こんだけわかりやすく派手にすると、華美で成熟、SEXYオシャレ!になるはずが、全然ならないwヨチンさん。さすが。どうも「怖い」のである。不気味。エッジがききまくってて、ホラーとかオカルトの美にまで到達してしまってる。

それもこれも、私はヨチンさん独自の「暗さ」のせいだと考える。あれだけ腕や脚を出してくねくね踊ってる(誘惑ダンス)のに「なんだか怖くて近づけないわ〜」と腰がひけてしまうのは、彼女たちの持ち味である暗さとか硬さのせいだし、本当にヨチンさんしかできない芸当にまで昇華さえてて素晴らしい! 

少なくても、オジサマたちの「俺が守ってあげないと」という庇護欲は削がれたはず。もう、いたいけで弱々しい素朴な少女ではない。ヨチンさんは、妖艶で美しくそしてちょっと怖い大人の女性として、新たな世界へ飛び立たれたのだ。むこうから、守ってほしそうな顔して誘ってくるくらいの怖い女性になってしまったので、もう誰の庇護も必要ないし、そんなファンはもう必要ないのかもしれない。

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実際、ヨチンのこの大変身カムバ、オジサンたちはどう受け取ったのだろう。曲にしても姿にしても「こんなの俺の好きなヨチンじゃない!」と思った層がいかほどいたのか気になる。が、それ以上に「今度のヨチンいいじゃない!」と新規で魅了されてくれる人がいそうなので、ま、いっか。いいいい。

私は、変身前も変身後も、ヨチンさんならではの「暗さ」が一切失われずて、ますますパワーアップしていきそうなので、当然、これからも変わらず応援するつもりだ。

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さて。さて、である。

私的に大事件だったこのヨチン大変身。実は、BigHitの代表、パン・シヒョク氏が仕掛け人である。大きな目でみると、その事実のほうが大事件かもしれない。

ヨチンの事務所ソスミュージックは、先だってBigHitに買収された。直後にでた前作(タイトル曲「Crossroad」)では、BigHit陣が制作に加わっていたにもかかわらず、従来のヨチン路線を阻む要素がない作品であり活動だった為、世間がほっと胸を撫で下ろしたばかり。

ところが、今作で、突如として本気出してきたパン氏。曲や詞を書くのみならず、全体コンセプトを打ち立て、世界観を描きまくり、大きなことから細かいとこまでディレクトしまくり、ヨチンメンバーを何度も集めて、丁寧に説明指導したらしい。しまいには、ウナとユジュにメロディメイクさせてみたり歌詞を書かせてみたりまでしている。この世界観を理解して表現させるために。大変ないっちょかみっぷりである。いや、いっちょかみっていうか、何もかもプロデュースしまくったわけだ。結果できあがったものが、あれだけ素晴らしく、魅力的なものだったあげく、私自身がはまってしまったので、文句つけられない立場だが、う〜〜ん、でもちょっと嫌だなあと思ってしまった。

私は、BigHitやパンさんのこと、別に好きでも嫌いでもないと思ってたが、今回のことで、「私、パンさんのことちょっと嫌いかも」と気がついてしまった。BTSとかTXT、そしてヨチンに対してさえ、これだけのいい仕事してくれてるのに。すんまんのぅ。なんか生理的に駄目なのかもしれない。

 ヨチンのアルバムは、パンさんお得意の「回シリーズ」3部作になっており、今回のApple入ってるのは2作目である。てことは、次のアルバムが回の最終部になりわけで、パン氏の息がかからないということはもはやありえない。今回はいいように転がったものの、次回どうなるか非常に気になるところである。

 

そして、それ以上に、KーPOPファンの皆さん、そして私が全体のこととして気にしなければいけないのは、やはり、せぶちSEVENTEENのことだろう。

BigHitはソスミュージックのみならず、あろうことか、Pledisまで買収してしまってるからだ。その昔、INFINITEがフルでいた頃のウリムがSM傘下に入ったことがあった。が一時的なものでしかも内容や活動そのものには、ほとんどといっていいほど変化がないまま、すぐ解消されたので、実質あれは何だったんだろう?というほどのだった。が、このたびはバリバリの買収だという。ソスミュージックの代表のソさんとパンさんは、昔からの友達でなかなか仲が良いと聞いたことがあるので、そこは問題なく意思疎通もばっちり綺麗にまとまった買収だったと予測されるのが、プレディス・・・そちらの買収は、ヨチンとは異なり、単に数字と将来性を客観的に判断してビジネスとして考えられたものと思われる。何のって、そりゃせぶちとにゅいすとの数字と将来性。

折しも、ヨチンとせぶちは共通点がたくさんある。

デビューが2015年。最年長が95年生まれ。マンネが99年生まれ。デビューするまでにかなり苦労している。でも、デビュー作からずっと今まで売れ続けている。そして、デビューからのまる5年間、メンバーも変わらず、イメージも変わらず、ずっと同じコンセプトで活動して年齢を重ねて成功してきた、ということ。などなど。

にゅいすとには全く詳しくないので言及できないが、これまでずっとセルフプロデュースで売れてきた唯一無比のアイドルグループSEVENTEENに対しては、主観的にも客観的にも今ののままで全然いいと、私は思う。パン氏もそう思ってるのなら問題ないが、ちょっとなにかせぶちの内容に興味が出てきて「ここもっとこうしたら・・・・」などと思うようになると、大変厄介である。

 

2019年年間、そして、2020年上半期のアルバムセールスは、1位のBTSは当然だとして、2位はSEVENTEENだそうである(半分以下だけど)。現在、BigHitレーベルにいるのは、BTSTXTせぶちにゅいよちんというラインナップが主なところで、それらの合計だけで、全売上の4割を占めているという。お、大金持ち。。。JYPの時価総額が1位に躍り出たらしいが、アルバム売上でいうと4割BigHitが持っていってるのである。これは強い。時価ではなく売上として入ってくるので、次の仕事にばばーーんと直でつぎ込めるのだ。すごい。抜け目のないパン氏のこと、BTSに兵役がかかってくることを見越して、じゅ〜〜〜ぶんいろんな計画を講じていると思うが、ぜひ、入ってきたお金は、新しいガールズグループとかボーイズグループ、はたまたBTSの派生ユニットとかソロとか、そういう諸々の仕事に生かしてほしい。頼む。そうしてほしい。

「どうしてBTSがあそこまでアメリカで売れたのか」を「答えは私が知っている。偶然ではない。全部私が確信してしかけたことで私はその方法を知っている」とまで豪語しているパンさん。そんなに自信があるのなら、よそみしないで、その手腕、TXTさんとニューガールズグループで発揮してほしいと切に願う。いやほんとにほんとに。