お留守番のあとに。

なんだか、ぐったりと、疲れました。皆さんお疲れさまでした。

【RIIZE】知らないことを知っていく悦び。久々の大型新人に思ったこと。

 

 

私は、今、猛烈に我慢している。

こんなことは久しぶりだ。

何を?というと、SMの新人ボーイズグループRIIZEが、KCON LAに出演した動画、及び、その直後に公開されたデビュー曲MVを見ること、をだ。

 

実際のデビューは、9月4日。

しかし、8月中にKCONやSM TOWNに出演、MVも公開、音楽番組にも出る予定なので、これは実質、KCONに出た8月20日(日韓時間21日)がデビューといっていい。つまり今日だ。

が。その前に。

今回、とても大事なことを思い出させてもらったというか、実感しまくったことがあるので、それを!デビュー前に!書きつけておきたいとのだ。

なぜって、デビューしてしまったら、これから書こうとしていることなんて、一瞬で忘れるそうだから。あまりにRIIZEがかっこよくてどうでもよくなる気がする。彼らのパフォーマンスや音楽性なんて絶対かっこよくていいたいこと山程出てくるに決まってるので、それは、また改めて書けばいいとして、ちょっと今の時点で(活動見る前に)大急ぎで書いておきたいことがあるからだ。

ああ、なぜ、今日までに書いておかなかったのか自分。

ということなので、大急ぎで書いてしまう。

 

新人デビュー、こんなに楽しかったっけ。

今回、「RIIZEというグループがデビューします。メンバーは7人でこんな感じです」というお知らせがあった時点で、早くも、すっかり心を鷲掴みにされた私。8月頭のこと。それが、えっそこまで?っていうレベルなので自分でも驚いたのだ。

ここ数年間、こんなに新人グループのデビューが「楽しみ」だったこと、あったか? こんなにわくわくすることあったっけ? くらいの巨大な興味と期待を抱いてしまったわけです。

 

なんかこう、まだ、何も知らないっていうのがいい。

それについて、まだ何も知らないのだけれど、ただ「とんでもなくすごそう!」という感じだけはしてる。それがたまらなくいい。直感して、生物としてアドレナリンがバンバン出てくる感じ。

つまり、「得体のしれないもの」なのだ。新人グループはそうであってしかるべきだったのだ。今はまだなんにも知らないし、なんのこっちゃわからんのだが、でも、どうやらこの得体のしれないものは、今後、間違いなく、自分に相当な悦びと楽しみをシャワーのように与えてくれるだろう、という確かな手応えはあるっていう。

楽曲がどうとかコンセプトがどうとか、すぐそういうこと気になるけど、そもそもアイドルって、人間が人間相手にやってる商売なので、まずは1人1人生身の知らない子を知っていくっていう、そこからすべての悦びが始まるんだった。。。今回、その感覚が蘇ってきて、震えるほど嬉しかったです。

それは、RIIZEじゃなくても、なにかすごそうなものが目の前に現れたときに、こちらが抱く独特のわくわく感だと思うけれど、特に今の日本には、悲しいことに、そういうものが激減してるので、RIIZEはほんと有り難く嬉しいお知らせであった。感謝してもしきれないほど、もうすでに嬉しい。

 

そして、まだ何も知らないがゆえに、毎日、少しずつ「知っていく」行為そのものが、楽しい。

毎日、「こんな顔なんだ」「こんな声なんだ」「こんな体格なんだ」という情報を1つずつ知っていく、そんなことが、びっくりするくらい楽しい。自分頭が悪くなったのかと思うくらい楽しい。そして、知れば知るほどまた興味が出てくるという。

この「知らないことを知っていく楽しみ」。ああ、そういえば、昔むかーーしは、新人グループが出てくるたび、そういう楽しみがあったな〜だから毎日楽しかったのかな〜(正確にいうと新人でなくても、自分が知らなかっただけのベテラングループでも全く同じ)と思い、いかに今回のRIIZEデビューが超久しぶり案件なのか。ということを実感した次第である。

新人とは知らない子たち。そういう意味ではEXO以来なので。

考えてみれば、実際、久しぶりなのだ。

メディアでは、RIIZEは、NCT以来7年ぶりのデビューとなっている。

が、2016年デビューのNCTは、デビュー前、全員SMルーキーズとして公開され、活発に活動もしていたので、かなり認知されていた。大勢のファンもいた。なので、「よく知ってる子たちが遂にデビューする」形だったのだ。(なぜ男子だけルーキーズ活動が活発だったのかというと、EXOではほぼ交流や親睦の時間や機会がなかったことの猛省からである)

それには独特のメリットもある。デビュー時にすでにファンダムができあがってるので応援量がはんぱないとか。が、基本的に「知らない子」ではないので、RIIZEのように知っていく楽しみはなかった。少なくても私には。

NCT DREAMの中国人メンバーや、WayVの中国人メンバー、ジョンウやルカス、ソンタロなど、新規メンバーに対しては、「知らない子を知っていく楽しみ」があったが、個人レベルでちょろっと追加されても、なぜかさほど楽しめない、てことがわかっただけだった。部分的には楽しいんだけど。そーゆーことじゃないんだよって話。

 

ついでにいうと、SuperMも、NCTU方式だったので、完全に「よく知ってる子ばかり」だった。エースばかりを集めたケミ競演には、ファンとして応援せざるを得ない境地に追い込まれたこと自体、気に入らなかったし、どこかこう「ずるい」感じがしてもやもやしたものだ。手堅くアメリカで成功させたい!のはわかるが、ああいうのは全員、完全なる新人で勝負させるのが正しい盛り上げ方なわけで(それがどれほど大変なことかはちょっと置いといて)、その辺のことがよくわかってる既存ファンはまったく突破力を発揮できず、想定した成功をはるかに下回る結果に終わった。

ということは、つまり、RIIZEは、2012年デビューのEXO以来、実に11年ぶりのSM新人ボーイズグループといえなくもない。

11年ぶり。なるほど相当久しぶり感があったわけだ。いまどき小中学生どころか高校生の皆さんも、そんな昔のこと知らない、それくらい昔の話になる。恐ろしい。

しかし、当のRIIZEとて、全員がまったくの新規ではない。

2人は、NCTとしてデビュー済。さらに2人は、SMルーキーズとして公開済(本当はもう1人いたが切られてしまった)。まったくの新規メンバーは、たった3人ということで、当時のDREAMとかWayVと変わらんのだが、ソンタロは固定グループに入らないままだったし、公開済二人もほぼ姿を表さないまま温存されてた。何より残り3人がとてつもなく大物の新規感を持ってるので、もう全員、グループ全員がすっかり新規感、新人感に溢れまくっておる。一緒にはならない。と断言しとく。

去年のSM TOWNのあと、全員が丸一年間鳴りを潜めて(放置かと思ってた)準備してたのが大きいのかもしれない。

あと、春に、創業者イ・スマン氏と手を切ったのも大きい。

イ・スマンのビフォーアフターを考えたりする

いいたいことは言った。ま、タイトルから言い続けてるのでそれだけのことだが、ついでにスマンのことも書いておこう。

この春、遂にというか、突然というか、イ・スマン氏がSMを去ってしまったとき、

私は、何度も「今後、SMでなにか見るたびなにか起こるたび、あっこれは、スマンがいるときから決まってたことなのかな。それともいなくなったから決まったことなのかな」とか、「もし、今もスマンがいたらこれどうするんだろ」とか、私ったらそんなことをいちいち、考えちゃうつまらん人間になりそう〜〜〜〜。と思っていた。

案の定、そうなった。

AESPAの二転三転四転したカムバの時も、NCT東京が初のサバイバル番組となった時も、NCTがユニットやらソロやら大急ぎで出しまくった時も、そして、今回、RIIZEがNCT東京とは袂を分かち、まったくコンセプトをたてないまま本格的大型新人グループとしてデビューすることになった時も、私は、やっぱりイスマンのことを考えた。

 

AESPAのことはわからんが、NCTの壮大なしくみと概念は、彼のこだわりそのものだったので、広げるだけ広げたNCTの世界を、「一体どうやってお片付けするのか。それはいつなのか」という作業はすべて、新経営陣が考えだしたものだと思っている。スマンには、まだまだ片付ける気持ちがなかっただろうし、まだまだNCT東京やNCT新ユニットとして人材を投入して商売したかったと思う。

それを思うと、10数年をへて、久々にわくわくドキドキさせてくれるRIIZE旋風は、明らかにアフターイ・スマンのおかげといえるわけで、それに関しては「ああ、これでよかったのだ」という気持ちでいっぱいだということも、書いておきたい。

ジャニーズじゃないが、SMも創業者がいなくなると、SJだけじゃなく、あっちもこっちも会社を離れていく人たちが増えるだろう。が、今の時代、それも当然というか自然なことで、なにかを耐えたり我慢したりしながら活動などしなくていい。なにかを忍ぶことなく、それでいて、メンバーもお客さんもハッピーになれる活動の仕方や楽曲の準備、イメージづくりを、新しい経営陣の皆さんが頑張ってくれることを祈るのみ。

特に、Kenzieオンニ(全然年下だけど)が今に至っても、SMに残って、RIISE以下各グループに、変わらず、精度の高い楽曲と歌詞を作り続けてくれることには、はるか遠くここ関東平野から低頭平身で感謝したい。有難うございます。

 

そして、普段着も舞台衣装も、ビーニーとTシャツという格好で貫いてくれるRIISE。我々の目の前に、知れば知るほど悦びと楽しみに溢れるグループとして現れてくれて有難うございます。2歳くらい寿命が伸びた気がします。

 

「こんな大事なこと今のうちに書いておかねば!」と切羽つまってたけど、書いてしまえば、全然大したことない。だからなに?て気もしてきた。まあでもここんとこずっと思ってたことだから、消さずに残しておく。ほとんどの方が随分たってから読んだりして、そして自分自身もすっかり時間たって読んだりして、そして、???となるんだろうなあ。まあ、RIIZEは、デビュー前から素晴らしかったという事実だけでも覚えとこ。