お留守番のあとに。

ONFは、除隊後のアイドル活動について、また一つ新たな扉を開けたと思う

【PENTAGONとSF9】1位歌手より、ワールドツアー!

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「PENTAGONとSF9、どちらが先に1位を獲るか」というお題。もう随分前、うーん2年?くらい前の話でその後忘れてたんだけど、この度ふと思い出した。
この2グループは、ほぼ同時期デビュー(16年10月)。メンバー人数(10人と9人)といい事務所規模(CUBEとFNC)といい、カムバのタイミングから、日本デビューや全体活動内容、元SM練習生がメインボーカルだとか、すごく身長高い子がいたりするというとこまで似てて、世間でもよく比べられていた。何よりどちらの人気も勢いがあったので「いずれどっちも1位歌手になるんだろうなぁ」と思ってた。

しかし、そうはならなかった。19年春現在、どちらもまだ1位は獲っていない(ですよね?なってたらごめんなさい全力謝ります)。

 

PENTAGONに関しては、イドゥン脱退退社を理由にする人がいるだろうが、それはあまり関係ない。もちろんあれで、応援する気持ちを無くしたファンが大量に出たのは事実だろうが、それをいうなら、むしろ、17年PRODUCE101(WANNAONEが出たやつ)の折、CUBEが余計なプライドを振りかざして路線変更を強行、バカ売れするチャンスを自ら棒に振ってしまった事の方がはるかに罪深いし被害はデカかった。あの時、順当にやってればひょっとしたらWANNAONE並に売れてた可能性だって(ちょっとは)あったはず。でもまあ、そんな絶対的マイナス状況から、ちゃんと持ち直して、いい曲を作りいい活動を続けられるという点こそ、会社とPENTAGONの底力といえるわけだが。結果からいうと、1年くらい遠回りをさせられて時間とエネルギーを喰ったけれど、PENTAGONというグループとしての魅力や実力がよくわかった出来事となった。なので、1位を狙えるグループとしての位置はなんらかわっていないと思う。なんつーかこう、CUBE所属グループって、会社のディレクターやプロデユーサーがアイデア出したりイメージ作ったりして張り切って仕事してる間は、マジでロクなことなくて、4MINITESにしてもBTOBやCLCにしても、会社の人(誰か存じませんが)が匙を投げて「もういいわー君らの好きにしたらいいわーお金出すから勝手にして~」と突き放した瞬間から、バカ売れしてトップグループになっていくという・・・なんともいいがたい変な会社だと思う。どんな修行やねん。最初から「私の好きにさせてくれるなら」がお約束のソヨンのグループ、(G)IDLEがCUBEにしては珍しく最初からとばして売れてるのは、社のディレクションが入ってないからに間違いなく、CUBEもいい加減その辺を学べばいいのにといつも思う。頼むから黙ってろ。PENTAGONだって、もっと早くから好きにさせてれば、こんな苦労することもなかったのに。あ、その話は今どうでもよくて、要するに、PENTAGONは、デビュー時も勢いあってよかったけど、そういうキラキラした魅力的なダンスボーカルグループの枠から、修行に堪えて耐え抜き、知恵をつけたことで、今や自分たちで自分たちらしい楽曲や活動ができるポテンシャルの高いグループになってると。単純に歌やダンスのスキルが高いし、覚醒してからのセンスはフイならではの独自性が高く、容易に真似できない心に刺さるものがあるので、もっと評価されるべき、もっと売れるべきと思う。

そして、SF9。こちらは対照的になにひとつ、何1つとして間違ったことをしてきてない。
もうお手本といっていいダンスグループづくりだと思う。トップアイドルになるためにやらねばならぬこと、やるべきことは着実にやってきたし、毎回アルバムイメージも、計画的で芯のあるヌケのないイメージづくり、ブレないコンセプト、楽曲、歌詞の選び方から衣装その連携まで、ほんとに見事。こういうのをA&Rが優秀というのか。しかも、無駄に同じことを繰り返してる(ように見えたかもしれないけど)わけではなく、わりと、最短距離の線を拾って、無駄なく不足なく、きっちりやってるイメージが強い。FNSは、ダンスグループとしてのボーイズを初めて手掛けたわけだが、本当によくマーケティングしてるなと思うし、中長期的な計画についても実に考え抜いてると思う。
デビューしてからずっと続いてたダンスナンバーは、いろいろな曲調があるにせよ、レトロ&コミカルで、ご陽気な雰囲気を信条としてきた。デビュー曲の、昔ディスコちっくアナログちっく満載な「Fanfare」に始まり、スパニッシュなのかメキシカンなのかイタリアンなのかごちゃ混ぜの「Osole mio」や「MANMAMIA」まで。アプローチとしてはざっくり、まんま昭和だ。イメージを突き詰めるのではなく、いい意味で適当に消化してデフォルメする昭和アイドルソングのアプローチ、嫌いではない。てか、そこまでアイドルらしいアイドルソングを何曲もやってくれる教科書的K-POPグループ、ほかにあるかよって話だ。これは評価しないといけない。だって、アイドルなんて大衆文化なんだし。アーティストじゃなくてアイドルなんだから。そして、それを2年続けたところで、マンネ2人をセンターに起用し「Now or Never」でどっとセクシー路線に突入。これがまた、見事なまでに黄金のアイドルメソッド。あの、金髪マンネだったフィヨンを、前髪ロングもじゃもじゃパーマに変身させた英断はファンでなくても評価すべき。昭和センスの素晴らしさを感じる。この曲も次の「Enough」も楽曲ビジュアルパフォ共に、過不足なく見事なセクシーダンスナンバーになっていて、中身がちゃんと伴ってるところが一番素晴らしい。なんという戦い方、なんという正しい戦略、正しいコンセプトづくり。なに1つ間違えたことがないSF9。FNCのディレクションを褒めたたえたい。

 

それなのに。そこまでやっても。というべきか。どちらも1位にはなれないわけである。まことに残念だが、それが現実ということだ。

SF9、社としては本気で、去年「Now or Never」で、初の1位を獲りに行ったのだろうしPENTAGONも「SHA LA LA」で、ひょっとしていけるのではないか!?という空気があったと思う。でも、ダメだった。それではまだダメなのである。

私は、ランキングやデータなど数字の一次資料を見ないので、実際どれくらい売れてる売れてないはほんとは知らない。歌番組の1位にしても毎日チェックしてるわけじゃないし、あとで調べるわけでもないので、えらそーに1位どうとかほんとは書けない。なので、なんとなく売れてるなぁ!っていう雰囲気もんの話してることを容赦願いたいのだが、その雰囲気もんでいうと、えすえぷもぺんたも「あともう1歩か2歩?!」くらいのとこではなかろうか。いいとこまでいってると思うんだけど。そして、何が足りないとか、ここをこうして、これさえやめれば、とかそういう話ではないと思うのだ。そうではなくて、1位になってもなんら不思議でない曲・グループだけれど、たまたま、その時期、ほかにもっと優れた曲・グループが(いつも)いただけ、ってことだと思う。

つまり、1位になれないのは、彼らの問題(だけ)ではないと。PENTAGONもSF9も、ひと昔前だったら1位獲ってた。1回は獲れてた。どう考えても、それくらいの質だし、それくらいのレベルだし、評価も人気も支持もついてきてた楽曲だったので。もっというと、彼ら以外にも「これくらいの曲だともっと1位になってしかるべき案件」がめちゃくちゃ最近は増えた。直近だと、CLC「NO」とか、StrayKids「MIROH」などは、かろうじて1位は獲得してるけど全然物足りない。あんなもんじゃないと思う。楽曲もパフォも何をみても、それまでの活動とは一線をひくような、格別にレベルの高いものを出してきてて、もっと1位を獲ってないといけない感じがした。1位案件なのに1度もなれてないグループもたーくさんある。最近ほんとに難しいのだ。

これは、単純に全体のレベルが上がったということだろう。常に、同等以上、もしくははるかにレベルの高いグループが活動してる状態ってことだ。有り体に言えば、「これくらいの楽曲、これくらいの活動じゃ、今は1位にはなれない」ってことかと思う。

そうなるとだ。これ以上はムリ!てくらい頑張ってんのに、まだまだ足りないとなると、何を考えるかというとだ。当然だけど、海外に出ていくことを考えるわけだ。それが自然な流れ。そりゃそうだ。てことで、SF9もPENTAGONもワールドツアーだ。

 

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ひと昔前なら、なんとなく、韓国はもちろんアジアを制覇した1位歌手だけが、満を持してアメリカやヨーロッパに挑戦する!って感じだったのが、今はBTS様が風穴あけたおかげで、そうではなくなった。K-POPアイドルグループは、どこもレベルが高いので、1位どころかベスト10や20当たりでも、実力&魅力あるグループだらけ。「私の国に来てほしい!いっぺん見てみたいわ!」と本気で思ってる人たちが海外にいっぱいいるのに、無理して頑張って韓国の歌番組にタダ同然で(いや持ち出しの方が大きいかも)出て、悔しい思いをしてる場合ではないのだ。行きましょう行きましょう、アメリカでツアーしましょう!ヨーロッパも行きましょう、ワールドツアーいきましょう!という考えになるのが自然な流れ。

 

そういえば、今、SM(NCT127),JYP(TWICE),YG(BLACKPINK)の3大事務所は、全部ワールドツアーやら北米ツアーやらの真っ最中とかこれからやるところなのであった。。もちろん、新興勢力BigHit(BTS)も、相変わらずアメリカのテレビ番組やらアワードやらにしょっちゅう出ておられる。すごい時代になったものよ。SJとかがツアーするのとは全然違う意味で、K-POPは既に新しい時代に突入していたのだった。

 圧倒的1位歌手であるBTSやTWICEが海外に出ようとするのが至極真っ当だとしたら、「何回か1位になりました」というグループ、あるいは「1回くらいは1位になったことありますよ」というグループだって、同じように考えるだろう。そして「1回も1位になったことないですけど、いつも惜しいとこまでいくんですよね」というグループだって、実力が劣ってるわけではないし人気だって十分あるわけなので、やっぱり同じように、海外に出ていく。そして、今後もっとも注目すべきなのが、「え?韓国の1位?そんなもん最初から俺ら別に・・・」とでもいいたいのか、最初から無駄な過当競争を見限った新人グループ(ATEEZとか)までもが、早くからワールドツアーを堂々とやろうとする、ちゃんとやれるってことだ。新人であろうとベテランであろうと、海外では関係ないので、需要さえあれば全然行けちゃう。てことだ。その辺すごいと思う。BAPみたいに早くからワールドツアーばっかりやってたけど、それ全部ハッタリだった(大赤字)っていうオチはないのだ今は。そして、海外での人気の方がもっぱら高いといわれるグループ(LOONAとかRedVelvetとか)が、なんか違う策を練ってる雰囲気が漏れ伝わる一方、「いやいや欧米は広すぎて疲れるので、うちらは市場規模では一歩も劣らないニッポンに特化して攻めたおしますよ!」っていうグループ(SEVENTEENやOhMyGirlやテミン)もたくさんいると。てことで、いずれの場合にしても、これじゃあ韓国内1位へのこだわりや頑張りが、どんどん薄くなってるよなぁという感じがする。

 

1位になるには、なんといってもファンの方々の手厚いサポート作業が必要なのだが、韓国内の消費者数だって有限だし、そもそも1位にになったからって、目に見えてギャラが上がるとか宿舎が豪華になるとか、1年間の安泰が保障されるとかってわけじゃなさそうだし。別に海外に仕事を求めなくても、1位になることを見限るグループが増えていくのは仕方ない。

だけど、そうなるとこっちとしては単純に楽しみも減ることになる。

私にとって、何よりも哀しく恐るべきことは「初めて歌番組で1位になった時のアイドルたちの大号泣シーン」が見れなくなるかもということだ。こんな悲報があるか。考えただけでも寂しい。あれ、好きな人いっぱいいるでしょ、絶対いっぱいいるはず。いつもはニコニコしてるアイドルたちが、一斉に抱き合い嗚咽をあげて号泣する場面だけでも、相当もらい泣きできる大イベント。その辺のしょうもない邦画の2千倍くらいは泣ける。お金を払ってでも見たい貴重なシーンなのだ。

私は、「1位号泣シーン大好き芸人」とまではいえない人間だが、まったく知らないグループにでも余裕でもらい泣きできるし、「ぐっときたベスト10」を考えるのも好きだし、あれがなくなると本当に寂しい。しゃがみこんだが最後二度と立ち上がれない人(VIXXレオさんです)とか、もっともしおらしく女性らしい泣き姿が大絶賛された人(AOAチョア様です)とか、全員泣きすぎて声が出ず全くスピーチできなかった異様な10分間(最終形Tiaraです)とか、驚きすぎて全員コケシのような塊になってしまった人たち(4人にゅいすとです)とか、本当に忘れがたい名場面がいっぱい。せぶちのクプス・ホシ・ウジ3人だけがまるで滝のように泣きまくってたのも懐かしいなあ。1位にこだわらないとか、1位になっても出演しないとかになると、そういうシーン全部なくなるわけでしょ。そのうち、歌番組のランキング自体、そして歌番組自体がなくなってしまったっていう日本の例もあることだし、そんな流れだけはやめてほしい。

PENTAGONとSF9が、2年半ずっと頑張ってきたのに、韓国で思うように1位になれないまま、このたびワールドツアーを始めた、っていう話を聞いただけで、秒でこんくらいのことまで考えてしまった。まあ私の考えすぎなんですけど。そこまで決めつけて悲観的になることないけれど、K-POP新時代はいろいろなにかと感慨深い。今回は、自分が特に思い入れが深い2グループのことだけを書いたけれど、同様のグループがうしろに山のようにいると思う。そういうグループも全部同じ。

思うように1位になれないからって、儲け損なうことはないし儲けようとするのは仕方ない。ただ、それとは別に、思うように1位になれなかったからこそ、それだけに、遂に1位になれた時の大号泣ほどすごいものはないわけで。そらもうこっちももらい泣きのレベルがものすごいことになると思う。それを思うと、やっぱり、なんとか韓国で1位獲るの諦めてほしくないなあ。ほんとに。

実際、どうだろう。解散とか活動休止までの間、どちらかが1位を獲るような事があるだろうか。やっぱりもう無理だろうか。正直わからない。もうちょっと時間あるよね。どっちでもいいから、やっぱり1位になってほしいかも。そして、ここぞとばかりもらい泣きさせてほしいなと思う。泣いてみたい。

【WayV威神V】「勝手が違う」し「よくわからない」のが、新鮮。

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JYPの超大型新人グループ、ITZY。BigHitの超大型新人グループTXT。どっちもすごかったね。大きな話題と期待を裏切ることなく、いや期待以上のものを出してくるの、さすが~。5月には、YGブラックレーベルからソミが。秋には、PRODUCEXからボーイズグループが、それぞれデビュー予定で、バカ売れしそうだし、大手以外もすげー新人グループ多いし、新人以外もすごいし。2019年はどこも攻めてて、すごい~~。ちょっとした「バブル」を感じている私。活況というか、完全に成熟したよなーK-POP界って。

そんな中、SMだって、1月に新人グループをデビューさせております。
お忘れかもしれませんが、そう。WayV、威神Vのことです。結局NCTの名は冠せなかったけど、元はNCTChina、NCTvisionと呼ばれてた中国向けグループ。新人といいつつ、知った顔が多い再デビュー組なので、JYPやYGの新人ほど話題にならないのは、仕方ない。メンバーだだ被りな上、デビュー曲まで127のカバーとくれば、そりゃ注目度も下がるもの。だけど、業界のパイオニアであり、ずっとトップを走ってきたSMが、こんだけ時間もお金もエネルギーもかけて、や・・っとデビューまでこぎつけた中国向けグループなのに、なんか寂しい。ちょっとひどくないですか。私がSM育ちだからそう思うだけですか。ビジネス面の意義とかそっちの批評も聞かないけど、もうちょっと盛り上がってもいいんじゃないですか。

なーんていってる私だが、実は私、NCTについては、16年1月(全体構想ぶちあげ発表)以来、ずっと「それは無理&無茶」「そういうのを机上の空論という」「予想通りぱっとしないじゃんどうしてくれる」「いつまでたっても応援しづらい」「ファンを傷つけるという意味で罪深い」「NCTが売れるまでずっと最前線を譲ってあげてる諸先輩グループが儲け損ねてる」「このまま共倒れしそうで心配」と、数々の悪口を言い続けてきた。今でも、ファンを置いてけぼりにしてまで完成すべき世界観ってどんだけだよと思うし、もういいから次の新人はよ出せよとか思ってる。そんな私が、ここへきて突然、掌を返したように応援始めるなんて、ほんと信ぴょう性ない話だよね。わかる。節操なくて申し訳ない。

しかし、だ。しかしである。よーーく、私の話を聞いてほしい。
このたびの新人、WayV。よく見ると面白い。面白がれるとこがあるというか。これまでとは違った面白さ、エモさ、魅力があると思う。NCTの1つだと思わず、むしろそれとは関係なく、でもだからといってC-POPグループというわけでもなく、「中国で活動するK-POP新人グループ」として鑑賞するととても面白いと思う。汚れた心を綺麗に洗浄してくれるような新鮮な作用を感じる。これまでずっとK-POPアイドルを長く深く愛でてきた人であればあるほど、その効能はあがると思うので、ぜひ、覗いで見て欲しい。

じゃあまず、効能の前に、WayVの構成員をざっと説明する。
過去の中国向けグループ、SJ-MやEXO-Mとは違い「全員中国人メンバー」ということにこだわった。「1人も韓国人メンバーが混じってません。掛け持ちもありません。貴女たちと同じ中国人が中国語で歌って踊る純中国産のアイドルです!」ということ、つまり「完全中国ローカライズ」としているのだ一応。(宿舎はソウルにあって会議もトレーニングもソウルでやるのに)活動の場はソウルではなく、中国本土のみ。僕たち中国のテレビにしか出ませーーん的な。中国の皆さんに愛されることだけを目指して活動するグループだから、EXO-Mなどの失敗を糧に、そこは絶対完璧にクリアしないといけないとこだった。やっぱ、掛け持ちはいかんし韓国人もいかんと。
ところがこれは、実はクリアできてそうでできてない。中国で生まれ育ったメンバーは、クン、シャオジュン、ウインウインの3人だけ。国籍をみても、中国、タイ、香港、マカオ、ドイツと実に5か国の多岐にわたり、純国産ではなく、正確には多国籍グループなのだ。「いいですやん、見た目が中国人なんだから」とSMはいいたいだろうが、f(x)の時、あれだけ多国籍グループだといってきかなかったのはSMの方だ。クリスタルをアメリカ人といってきかなったし、アンバーをガイジンといって譲らなかった。あれが多国籍なら今回も多国籍だろう。一方民族的血統を見ても、両親ともに中国人なのも先の3人のみで、あとは、中国とタイのクオーター(テン)、香港とタイのハーフ(ルカス)、台湾とドイツのハーフ(ヤンヤン)、ヘンドリにいたっては、両親ともマカオ人。ギリ中華系も危ない人いるのに純国産グル-プとはとてもいえない。出身地をみると、福建省浙江省は台湾の対岸部、広東省、香港、マカオも同じ南部だし、もう極めて極めて南部のみに偏っているわけである。バンコク含め、海のあるとこばっか。湿気には強い7人だ。全員、中国標準語はあとから習得した地域出身者で(テンさん今も猛勉強中)、ルハンクリタオのような、大都会北京や上海出身の人が誰もいないのが特長。

もう1つ、自分からオーディション受けて芸能界入りしたのは、テンとルーカスとシャオジュン(芸能一家)だけで、あとの子は、いずれも北京に出て、音楽(クン)、舞踊(ウインウイン)、コメディアン(!)(ヘンドリ)の学校で学んでいたところ、多分SM(かSMの息がかかった現地スタッフ)にスカウトされて、SMに入ったと私は推測してる。全然関係ないことしてたわけじゃなし、アイドルに興味ある子もいたんだろうけど、ウインウインのように「何度説得に来られても僕はアイドルなんて全然興味ありませーーーん!」て言い続けてた子が、今やすごい成功例になってしまってるSM。今回はその方式でいこう!と思うのは無理もない。あ、なんか、ウインウインて、中国内の評判が高く、とても愛されてて人気高いらしい。今回、WayVで戻ってきたことを中国ファンは非常に歓迎してるらしいし、考えすぎかもしれないけど同地域で同様にスカウトしまくったのでは。SMにしても、クンやウインウインよく働くし文句いわんし、皆と仲良くできるし最高やないか、と。(クリルーレイは結局仲良くしてもらえんかった)

ヤンヤンは、中国本土には行ったことありませんといっても信じれられる完全な外国人。偶然、セクゾンのマリウス葉と同じ、母台湾人・父ドイツ人しかも00ラインの同い年なので、私は「ヤンヤンは金持ち」「ヤンヤンのママは宝塚」という妄想から離れられないのだが、ダンスコンテストに出て優勝したりしてるうち、SMに見つかって一本釣りされた模様。でもやっぱり金持ちみたいだ。ヤンヤンとマリウス、どこか似てて親近感わくわぁ。「見かけは天使、中身は悪魔」っていわれるとこもなんか似てるし。ヤンヤンも上智に来ないかなー。見に行くのに(絶対こない)。

 また、このたびの新人は、入社から短期間でデビューしたのも特徴。ルーカスでさえ短かった。スカウトして説得するのに時間がかかっても、入社してからは昔みたいにクソほど練習させることなく、必要最小限の準備で、あっさりデビューさせた印象が強い。まあ、みんな最初からできる子だし。テンさんクンさん長らく待ってたわけだしね。

んーー、結局ね。SMは、クリタオルーのことがよほど堪えてるんだろうと思ういまだに。繰り返しになるが、田舎育ちで毒されてなくて面倒臭いこといわなさそうな、ポテシャル高いけど芸能界偏差値ほぼ0、みたいな子。要は「すれてない子」が欲しかったんだよ今回は。新しい時代の子として。SMだけじゃなく、レイやルハンの時代って、芸能後進国である中国と中国人を下に見てたフシがあって「韓国人に混じって練習生にしてやるんだから、韓国人以上に苦労して練習して働くのは当たり前」みたくすごく偉そうにしてたと思う。(だからしっぺ返しをくらうわけで)あれから時代も進み、今や中国芸能界は、インフラからシステム、ソフトまですごいレベルアップ。もはや、何ひとつ中国人に偉そうにいえる時代じゃなくなった。今、あんな人種差別したら大変。それどころか、中国人は、目がでかくて背が高かったり脚長かったり運動神経すごかったり、フィジカルがミラクルだもん。「使ってやる」どころか「どうぞお仲間になって下さい」と頭を下げる時代になりつつある。そうそう、あとはその「顔」。南部のエキゾチックな顔で揃えたかったのかな。やっぱり海? 裏コンセプトは海の男?

 

そんなわけで、ソウルのNCT構成員は、長い熾烈な競争に勝ち抜いてきた優等生ばかりなのに、WayVはなんかほのぼの。呑気にぼーーとした面が強く残っていることが、よーくわかっていただけたと思う。
当然、せかせかしてなくてフレッシュで、明るく素直で元気でのんびりしてて、眩しい。私にはとても眩しい。Kのアイドルは、どこもかしこもできあがっててソツも隙もないが、WayV見てると「そうそう、この年齢の男子って、無防備にアホで無防備にカジュアルで無防備に美しかったよね!しょうもないこと言うし」という、昔の記憶が美しく蘇るのである。

そう。WayVを見る楽しみ、WayVを愛でる一番の効能は、ここにある。

こちらも、長くK-POPアイドルを追いかけて愛でてるうちに、すっかり目が馴れ、言葉や文化やルールや独特の風習、仕事のやり方を知りすぎてしまったのだ。昔は、韓国芸能界のことが何もわからなくて、徐々に慣れてく楽しみがあったのに、今やすっかりわかってしまい、わかりすぎてしまった。ほんとはわかっちゃないことも、わかったような気になってるのだ。

 

そこいくと、中国は、まさに新世界。何もわからない。
そもそも、中国語が全然わからない時点で既に新鮮!同じ漢字を使っていながらここまでわからんか!ってくらいWayVの話、わからん。あと、韓国人でない顔がもう新鮮!すごい新鮮!名前も新鮮!もう、食べ物も建物も慣習も考え方も、仕事のやり方も笑いのツボも、何もかも違ってすべてが新鮮!刺激的ですらある。韓国人の顔ばっか見てきたせいで単純に珍しい。

いいすぎですか。いいすぎでしょうね。でも、まだある。実はちょっと不便なのだ。そしてその「不便であること」もとても新鮮で楽しい。例えば、SMがいくら公式でいろいろ流してくれようとしても(実際やってくれてるが)、やはり、活動が中国本土のみとなれば、これまでと同じ韓国チャネルのままだと、便利かつ充分な情報が得られない状況になる。ソウルの面白いバラエティ番組でないのかーとか、連日やってる歌番組に出ないのかーというだけでも情弱で勝手が違うのに。不便。まあ、中国語を勉強したり、中国のファンを通じて情報とるとか、それならそれ様にカスタマイズすればいいだけだが、何もしないでぼーーっと待っていてはダメだということ。大体今どこにいて何してるのか、全くわからないの不安だし不便!て思うけど、よく考えたら把握してることがおかしいわけで。そういう意味であらゆる不便が魅力に映る。

 

そして、よく知ってたつもりの、既存メンバー、クンテンウインルカの4人は、中国に来てから明らかに変わった。正直とまどう。「えっ、キミらそんなお子だっけ?」的な。「うちの子ったら、幼稚園では、家とは全然違う表情するのね!」的な。テンさん毎日サイコーに楽しそうだし、ウインウインどこか偉そうでかっこいいし、ルーカスは逆になんかピリピリしてて怖いし。意外であった。。。みんな中国語だとわりとたくさん話すし、どんな姿も新鮮だ。本人たちにとっても毎日新鮮なんだろう。すごくいい雰囲気。なんで、ロンジュンとチョンロも連れてってくれなかったんだ。南部出身者でないとダメなんかなあ。いつか合流できるかなあ。

先日、クンが「小さい頃からずっと見てた憧れのテレビ番組に自分が出れて、ほんとに嬉しかった」といってるのを聞いて、クンは泣いてないけど、かわりに私が泣いてしまいました。ええ話や・・・。中国活動ならでは。今後、中国人ファンとの交流とか接触の場面でも、こういう、中国ならではの感動があるはず。そういうのも韓国とは違ってそうで面白そう。

 中国は、韓国と違って、厳しい年功序列がないからため口激しいし、お客様にど丁寧にペコペコするホスピタリティもないからカジュアルだし、アホみたいに過密したスケジュールじゃないから悠長だし、何より、スタッフや周りの人までカジュアル&のびのびしてそうなとこがいい。なんかこう大雑把で「おおあじ」なとこが。こんなんでいいんだよな本来。とか思っちゃう。
まるで、違う世界線に全然違うアイドルが気持ちよく活動してるような感覚だ。まだ、笑いのツボとかも全然つかめないので、は?ってことも多いけど、でも、なんか「世の中はとっても広くて自由なのだな~」と、平和を感じてしまう。綺麗で眩しくてそして自由で、なかなか気分いいのだ。

 

人によって、全然そう思わないだろうが、とりあえず今の私は、WayVに対して、そんなことを感じている。一服の清涼剤。気持ちが楽になる。ありがとう。
まだ、音楽のことやパフォーマンスのことは未知の領域で、それこそよくわからないが例えばBOAやテミン、チソンのように、小学生から訓練だけしてきた子とは違う、さっぱりさ、1つのことには執着してなくて多面的な感じがパフォにも生かされるといいと思う。ついこないだまで学校終わったら、友達と泳ぐか虫を獲って遊んでました!楽しかったです!みたいな、人生たっぷり余白だらけみたいなお子たちなので、ぷいっとアイドルを辞めてしまうようなリスクも感じるけれど、なんか、そういう自由性も含めて、SMアイドルとしては破格ののびやかさがあって期待するとすればそこだ。
これから、WayVは、オリジナル曲によるミニアルバム?を制作して、夏カムバックするとかしないとかいう話だ。なかなか、中国での活動は難しく、予定は未定といった部分も多いだろうが、どんなことも、SMという過度の品質管理バカ&コンセプト一筋バカというところも含めて、最後はやっぱり応援しないといけない、と思った。いや、思っている。
がんばれ、中国人。がんばれ中華系多国籍。頑張らないで頑張れ。今度こそ成功するといいね、だ。そして、私はこれからはNCT自体も応援する。やり続け何言われてもやり続けていく姿に感動しかかっている。誰に向けてのなんの宣言だ。最後まで読んでくれて、ほんとに有難う。

 

※言い忘れた。シャオジュンの父親と兄は芸能人なのだが、この父親ってのが、普段はそうでもないが、実はそこそこのドラァグクイーンらしい。そんな家族いるの、韓国のアイドルでもめったにない、てか今んとこ聞いたことないレアさなのに、なぜもっと騒がれないのかなぁ。ごくふつー「は?なにか?」みたいにしてるシャオジュン、すごい大物感。ひょっとして中国進んでるのかも。とりあえず早くその写真出してほしい。

 



 

 

 

 

 

【テミン】衝撃の「黒蛇とエロス」っ‼

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貴女を誘惑するエロスの王子ですって。

私、蛇は嫌いなんです。いや、蛇が!嫌いなんですよ。
多分、生きてる物で目に見えるもの(ミジンコやばい菌は見えないので)の中では、蛇が一番嫌いです。蛇に比べたらGなんて、かわいいもんです。トカゲも苦手ですがまだ脚があるだけ全然マシですよ。ええ、ええ。全然次元が違います。
それなのに。K-POPのMVには、本当によく蛇が登場します。思い出したくないので数えられませんが、私にしてみれば、ほんとしょっちゅう出てくる感じ。ほんとやめて頂きたい。そして、今回のテミンちゃんソロ。「WANT」っていうんですけど、それがまた蛇だらけで・・・。「きえ~~~~~っ‼」つって、持ってたスマホを思わず投げたくらい、そんくらいの衝撃でしたええ。ええ。ほんとです。
テミンちゃんの振付もですね、ミョーにくねくねしてて「あれ、なんか変」と思ったんですけど、よく考えたら、あれ、きっと蛇の動きを真似てるんだと思いましてね、ほかにも、上半身を黒蛇に這わせてみたり、周囲をたくさんの黒蛇に囲ませてうねうねの中心にいたり、やたらヘビ推しで、独特なんです。
「なんなんコレ。一体なんの歌?」と思った私。珍しく歌詞を見てみましてね(普段歌詞は見ない)そしたら、恐ろしいことがわかりました。


テミンちゃんは、「貴女の性欲(とか身体のいろんな欲)を目覚めさせ、もっとHOTに生きるよう煽るエロス王子」らしいのですどうも。なんと!藤井隆か。あの、テミンちゃんがエロスコンセプト! しかも誘惑する側の!しかも蛇遣いの!これは思い切りましたね。
あれですよね、旧約聖書のお話。アダムとイブに禁断の林檎を食べるよう薦めたのは、蛇でした。神様の教えに背き、悪い蛇の誘惑にのって、リンゴを食べてしまったアダムとイブは、初めて悪という観念が芽生えたんですよ、たしか。食べた途端に自分が全裸なことが突然恥ずかしくなった、とかそういう話がたくさんあったような・・・。結果、神様の怒りをかって、エデンの園から追放されてしまったアダムとイブ。それが今のすべての人間の祖先になっとるわけです。善と悪の両方を観念をもつ生き物として。あの話を土台にしてる歌なんですよきっと。

そういうコンセプトなんでね、歌詞もですね、「これKBSで放送できんの?」くらいのセクシー&エロスなんですけど、それにしても「テミンちゃんが悪の権化で、黒蛇たちがその遣い」だなんて。やっぱ衝撃的。黒蛇の親分てことでしょ?そりゃ、蛇も出まくるわけですよ。蛇遣いだもの。
でも、曲はいいんです。今回のアルバムは全曲すごくいい。ハズレなし。テミンちゃんはソロになってから、日韓でいろんなコンセプトに挑戦し、傑作を出し続けてるわけですが、今回は、ぐっと大人エレクトロ路線に寄せ、全体的に「カロリー高めでお味も濃厚」といったアルバムになっています。全曲、欧米人(言い方)の作曲家らしいですが、EXOでいうとEXODUSにあたるような、劇場型です。ソロデビューアルバム「ACE」も劇場型の傑作ですが、あれの大人版といった感じ。(いえばいうほどわかりづらい解説)楽曲はかなり私好みで、大好きなやつです!全曲短いのもいい!これで蛇さえなかったらなあ。私は二度とあのMV見ることはないと思いますが、その分アルバムは聞きこむと思います。


ところで。
テミンちゃんといえば、私の中では、「いつまでたっても、わからない人」として有名です。
初めてテミンちゃんを知ったのは、SHINeeデビュー後、随分たってからで、すっかりトップアイドルになってました。でもまだ高校生くらいで、それはそれは、かわいくて清らかで美しく、お人形のようでした。以来、ずっと好きなのですが、テミンちゃんは当時から他のアイドルと違って、何を考えてるのかさっぱりわからないお子でした。最初は、幼いからかなと思ってましたが、高校卒業しても成人しても、ソロになっても、全然わからず。思いもつかないような受け答え、逆をつくリアクション、予想できない喜怒哀楽、何をとっても(私にとっては)突拍子もないのです。なぜ、今笑う?とか、なぜ今その話を?とわからないことだらけです。天然というよりも、多分、感じ方考え方が私と全く違うんでしょうね、私にしてみれば、ただただ「つかみどころがない」アイドルなのです、テミンちゃんは。
(自分のこともわからないのに、他人のことがわかるとかわからんとか、ただの奢りでしょうが、それいいだすと何も話が進まないので、ここでは以下「わかったつもり」「わかったような気がする」というふうに転化していただく、という事でお願いします)ま、実生活でも、数人いますからね、仲のいい友達でも「いつまでもわからない人」って。

 

ついでにいうと、keyちゃんは、私にとっては「手に取るようによくわかる人」です。
ああこれは嫌だろうな。これは嬉しいだろうな。絶対怖かったよね。わーこれは死ぬほど悔しかったよね今夜から猛特訓するだろうな。はっはーなるほど。そりゃまあそうなるわな等々。というように、keyちゃんの場合はすぐわかる(わかる気がするってこと)。もひとついうと、カイ君がこれまた全然「わからないひと」なんです。デビュー前から現在まで、一体何を考えているのやら私にはさっぱりわからない人物ですが、それゆえ、そんなカイ君とテミンちゃんがすごい仲良しという事実は、実に納得できるのです。私にはない感受性を、カイ君とテミンちゃんは同じように持ってて、それで繋がってるんだろうなと。ファンだってただの人間ですから、よくわかるアイドルと全然わからんアイドルがいて当たり前っていう話ですよねえ。


そんなわけで、テミンちゃんは、「どこまでいっても、わからないひと」。
私は、わからない人については、無理にわかろうと努力しない。と決めています。どうせ考えてもわからんので。そのおかげで、テミンちゃんは、どんな極端なコンセプトを持ってきても(最初はビックリするけど)わりとすんなり「でもテミンちゃんだもんな」とストンと腑に落ちるのです。
思い起こせば、「ACE」の天井桟敷の人さながらの古典的劇場感にしろ、「さよならひとり」「Flame of Love」の完全二次元コンセプトにしても、「MOVE」のモダンダンサーコンセプト(?)も、それぞれ、まったく違う世界観の、まったく違う音楽とダンスなのに、テミンちゃんがやると、どれもこれも違和感がなくなって「ストン」と似合う。そしてその完成度に感動できる。

これは、テミンちゃんがただの容れ物だからという気がします。この人はこういう人だ、という縛りがない分、何になっても「ああこういう人だったのか」と毎回思える。また、テミンちゃん自身に、こだわりとか好き嫌いという自我が感じられないせいで、演者であるテミンちゃんではなく、作品の完成度だけが高まっていくような感じがする。そうです。テミンちゃんは、ただの容れ物というかアンドロイドというか、なにかこう歯車の1つ、素材に徹してる感じがするんです。不思議な人だわ。

 

もちろん、テミンちゃんも生身の人間。デビュー12年目、今年26歳にもなる大ベテランで普通の大人ですから、本当はしっかりしてるのです。特に数年前から、これまで秘密にしてたことをベラベラ喋るようになって、やたら人間的アピールがすごい。
突然「初恋はまだといってきたけど、本当はつきあってた子がいる、僕の方が好きだった」と発表してみたり、「君は声が悪く歌が下手だから、デビューしばらくは口パクで行け!といわれて全然歌ってませんでした。悔しかったです」と暴露してみたり、「このままではK-POPは滅びると思うので皆危機感をもってよく考えないと」と業界を批判してみたり、絶対泣かないテミンちゃんがTHE UNITでは友人の為に堪らず泣くとか。チソン君が学校に一人も友達がいないとしょげると「僕が!僕を友達だと思って!」と肩を抱いたり。「ああやっぱり人の子なんだなあ」(当たり前)「年相応のことができるんだ」「普通の社会人なんだ」と思ったもんですよ。自我がないどころか、きっとアルバム制作においても、ステージパフォーマンスにおいても、自らブレーンに交わって考え抜いているのかもしれない。いや、そうでしょう。

でも! こちら(特に私)にしてみれば、その完成度の高い作品、何を見ても聞いても、そこにはテミンちゃんの魂の叫びとか、強いメッセージ性とか、そういうのが感じられないのです。極上のダンススキルにしても、レベルが高いことはわかるけれど、あの美しいお顔と中肉中背のボデイで踊る様子からは、本人の欲やメッセージは感じられない。テミンちゃん自身は無味無臭無色。何にでも染まるというか。この思いを伝えたい!というよりは、コンセプトの世界観を完成させることに入念なんでしょうね。パリコレのモデルは、服だけを目立たせて自身はまるで黒子に徹してるじゃないですか、あんな感じ。やっぱり、keyちゃんのソロ曲と比べると明確です。彼は何を考えて何をやろうとしてるのか、そこから出発して頑張ってコンセプトを消化した!って感じが伝わるのに、テミンちゃんは消化というより、そのまま「変身する」って感じ。テミンちゃんという容れ物に、今回のコンセプトをいれる。って感じが。繰り返しになりますが、それだからこそ、あんなに次々と極端なコンセプトを繰り出しても、どれもハマるし似合う。どんな服もどんな音も、一切汚すことはない。多分この先30歳、40歳になっても、その感じはかわらないだろうし、それこそがテミンちゃんの一番の魅力なのかも。

 

自分にとってのテミンちゃん感、ですので、なんの根拠もない抽象的な話でしたー。申し訳ないです。
具体的に好きなとこをいっておくと、ボーカル。ほんとにボーカルが力強くなり、とんでもなく表現力が増してきてるのがすごいです。私は、全部裏声で歌ってるようなテミンボーカルが当初あまり好みではなかったのですが、それこそ、悔しくて必死で練習したんでしょうね、じょじょに地声もよく出るようになって、「Flame of Love」では完全に、裏声と地声の切り替えが使い分けられるようになって、今回は、苦手だった中低音も素晴らしく出ていて、ほんとに感服しました。ボーカルに関してはもはや余裕さえ感じられます。すごいよーほんとに。
あと、当たり前ですが、ご尊顔が美しくていいですね。何をしても汚れない。大人っぽくなったし。美しい顔をしたアイドルは、た・・・くさんいますけど、テミンちゃんはやっぱり独特。整ってるとかイケメンとかそんな現実的な美じゃなくて、何も見てない聞いてないというか、妖精みたく現実感がないところが。カスミ喰って生きてる人ってああいう顔してると思う。あー。やっぱり、顔だけ見ても何考えてるのか、さっぱりわからん顔してるよね。つかみどころのない人だなー。

 

ってことで話は元に戻る。
結論からいうと、今回の「黒蛇とエロス」、テミンちゃんだからこそ、完璧に演じられるコンセプトかも。こんなもん、○○○○とか○○〇とか(適当です)が挑戦したら、いや、誰がやっても、ものすごくエッチになるか下品になるか、どっちにしても生なましくてて、汚くなると思うんですよねえ。それを思うと、やっぱりテミンちゃんしかできない。今後も、誰にも真似できない、極端なコンセプトに挑戦して、素晴らしく美しくてかっこいい世界を見せてくれることを期待しています。こういう人がいてほんとに幸せだなとさえ思いました。
しつこいけど、黒蛇のMVはこの先死ぬまで見ることはないと思いますが。


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こんだけ嫌いといいつつ貼っちゃう。静止画は平気なので。

あれだよね、黒蛇って、内視鏡胃カメラとか大腸カメラとか)そっくりだね。 

 

【GFRIEND】「パワー清純」原点回帰でヨチンの暗さが光る!

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いつまでたっても清純が似合ってしまうのは「暗い」から

SMAP、安室さん、タキツバ、西野カナちゃん、そして嵐・・・と、長く活躍してきたニッポンのトップアイドルたちが、続々とステージを降りていきますね。逆に、こんなにも長年にわたって、トップアイドルに君臨できてたって事の方が、ニホン独特というか平成ならではというか、他国にないすんごいことなんですけどね。まー、でもその平成そのものも終わっちゃいますし、なんつーか、あれもこれもひっくるめて、世代交代ってことなんでしょうか?(ざっくり) 

 

そんな折も折。
おとなり韓国でも、世代交代が着々と進んでるようです。韓国は、芸能界の歴史自体が、日本とは比べられないほど短く、まだまだ新陳代謝が激しいため、4~5年?でもうトップアイドルの顔ぶれが変わっていくので、面白いっちゃ面白いけど、見てる方は忙しい。あーそうか。だから、あちらでは10代20代の子が楽しむものってことになるのかぁー。などと今更思ったり。
今年は、大手3事務所がドドンと新人をデビューさせるし、中小事務所も頑張って育ててきた新人をドンとデビューさせる年に当たっているので、久しぶりの大豊作&大攻防戦になりそうです。エポックになるでしょうか。最近のK-POP新人グループって、新人だからって「最初はとりあえずフレッシュに」とか「まずは、かわいこちゃん(清純)路線で」という原則を無視して、いきなり、5年目の中堅ですか?みたいな本気曲で勝負デビューしてくる新人が増えているので、パッと見ただけでは、新人なんだか中堅なんだかわかんなくなってきてて、かと思えば、逆にそこをついて「あえてのフレッシュ路線」で攻めるグループがあったりして、あの手この手で楽しいことは楽しい。

 

楽しいのはいいんだけど、そんなことより(そんなこと?)、今年から、日本人メンバーによる純韓国産K-POPグループが、堂々とデビューしてきますよこのニッポンに! 奥さん、どうします? 私ちょっと気にしてますのよ。
全員日本人で!全部日本語で!上手に歌って踊るかわいこちゃん!はたまたかっこいいイケメンたち!しかして、その正体は、なんと韓国国内でトレーニングとスタイリングを施された純韓国産K-POPグループだったのですっ!ってお前はスパイか何かか!なんの目的があってわざわざ韓国産なのっ! ってそんなもん、見てわからんわ! いや。でも、見てわからないことがあちらの目的なんだからそりゃそうか。でもでもでも、そんなの、K-POPグループといえるのか?いっていいの?いわないで隠してるとこがポイントなの?どういうこと!
 私の中では、最低、①韓国人がメンバー(日本語ぺらぺらでもいい) ②韓国語で歌う(日本人でもいい) の、どちらかの条件を満たしてくれないと、もうそれはK-POPとは呼びたくないよ。定義はなに。。頼むよ。もちゴリ。そこは勘弁して。。。
もちゴリはTWICEが日本でバカ売れするもっと前から、この構想を夢のように抱いてお金を貯めていたというので、今こそ!という気持ちで日本人グループを準備してるんでしょうが、そもそも、TWICEがここまで売れたのは、韓国のプロデユーシングやスタイリングが優れていたからではない。は?勘違いすんなよ。っちゅーことわかってんのか? 日本のアイドルグループだって、優れた曲や優れたスタイリングしてるとこ、普通にたくさんあるし、歌やダンスの技術も、その気になればすぐに習得できるってことは、咲良や奈子で証明済じゃんか。ただ、歌番組がほとんどない今の日本において、日本のアイドルグループの歌を見たり聞いたりするには、必ずお金がかかる。そういう制度なんで。だから聞いてもらう機会がほぼないってだけだ。見れないものはないも同じ。だから知られてないだけ。だから売れてないだけだ。それで、アイドル事務所そのものがコスパの悪い歌商売をさせず手っ取り早く儲かるバラエティ番組ドラマ映画のみに走ってるだけだ。歌やパフォの質が劣ってるわけではない。韓国は、MVほかあらゆるコンテンツを、超大盤振る舞いで、全部無料で開放する思い切った国なので、幼児からお年寄りまで簡単に歌が見れる。それだけのことだ。
ほんとのこというと、もちゴリ以下、韓国の事務所側も、そういう事情はよく理解していて、「ニッポンが権利の考えを変え、動画無料解禁に踏みこむ前に、どーーっと攻勢かけて一気にK-POP日本人を売り込む!勝算ありっ!」と思ってるんだと思う。実際そうかも。賢いじゃん。と思ってしまう。
何より、中学をやめてでも渡韓し、1人きりで言葉もできないのに練習生になり、どんな苦労してでもK-POPグループとしてデビューしたい!!と願うニッポンの若者が、そう、そこまでしても歌って踊る仕事をしたいという若者がこんなにいることに感動。あちらとて人材なくして日本人グループなど作れないわけだから。そんなにすごいやる気を見せられたことってあります?まだ10代の若い子の。それすごいエネルギーですよ。正直驚く。わざわざ、韓国経由しなくても、日本の芸能界さえちょと変われば、普通に日本でアイドルになって活躍できただろうに。ものすごい人材を流出させまくっとるなー。勿体ない。なんだか、ニッポンてほんとに遅れてるし頭悪いなーー、しょうがないよなーーと思っちゃう。苦労してる中学生がかわいそうじゃんか。その母親とかもかわいそうじゃんか。デビューできなかった子達はどうしてるの?今後どうするのかしら、とか余計な心配したり。。。

 

私がなぜ、JYPやYGの日本人グループが「悔しいけど売れるかも」と思ったかというと、やっぱり、IZONEのことが大きかったからです。例によって、PRODUCE48を見てなかった私ですが、気が付けば、すっとデビューしてささっと新人賞を総なめしてしてたIZONE。やっぱり、ものすごくかわいくて魅力的で大好きになっていた。そして、何より自分が思っていたよりずっと、IZONEの日本活動は本格的というか本気だったのだなとわかったことが大きい。AKB活動は一旦中止して、IZONEに専念するといってたので、これまでのK-POPグループが日本デビューするような恰好で、たまに日本語に訳したシングルを出して1回テレビに出るくらいの活動かと思いきや、いやいや、がっつりどっぷり本気で日本活動するみたいで。いや、日本活動ってか、もはや、普通の日本人による日本のアイドルグループとしてやっていく気持ち満々じゃないですかアレ。まるで、咲良奈子ひぃちゃんが、「今度、私たち3人がお友達になった韓国人メンバーと一緒に新しいグループを作ってみましたーーー!みんなかわいいので応援よろしく!」とでもいってるかのようなホーム感。まったく違和感なし。地続き。日本人メンバーのアドバンテージが見てとれるのです。そうか。なるほど。韓国人に混ざって厳しいオーディションを受け、かろうじて合格した日本人メンバー3人、ではなくて、こちらが最初から韓国人を合法的にごっそり手に入れる為ひと芝居打ったのだよふっふっふ。という声が聞こえてくるよヤスシ・・・そういうつもりだったのかヤスシ・・・さすが商売上手ねすっかりやられたわ。。。
そんな私がとうとう見てしまった「好きといわせたい」MV。なんというかわいさ、きれいさ、かっこよさ。一発で歌を覚え、即キリングパートを歌えるまでに魅了された私。売れる。これは売れる。3年前、中本悠太は、私がいくら望んでもK-POP業界やSMの裏方話や、韓国人てのはそもそもね、などという話、い・・・っさい喋ってくれなかったけど、そこいくと、咲良は、かなりオープンにべらべら喋ってくれてそれがまた嘘ついたり盛ったりしてると思えないリアルで正直な話ばっかりで、これぞ日韓グループとしては最高の形。私は長年そういう話を聞きたかったんだよ咲良。なんだかんだ日本での仕事続けてんじゃん。すごく満足。SMのように「絶対に喋ってはいけない」ことだらけの事務所ではなく、ハナからヤスシ息がかかってたグループなので比べられないけど、悠太やサナミナモモは一度韓国人に生まれ変わって今は韓国人として仕事してるようなとこがあります。咲良たちは、いつまでたっても日本人のままで、しかも今もAKBメンバーとしてその立場で喋ったり仕事したりしてるから(失業する心配もないし)、どうしても余裕で旅行気分になってしまう。でも、その韓国旅行スタンスが我々日本にいる日本人にしてみるとやたら有難いしわかるし楽しい。そういう意味で、IZONEはもはや完全に日本のグループだといえるし、こういう感じで攻めてくるなら、JYPやYGの日本人グループだって、普通にめっちゃ売れちゃうだろうなと確信した次第。そして、その売れっぷりを見せられても、私のようなへそ曲がり意固地人間も、嫌な気持ちせず、普通に応援できそうだなと。さあて、果たして、今年のニッポン市場、どうなるでしょうか。

 

だからなんなんだ。GFRIENDの話をするつもりだったのに、ついつい長くなってしまった。

ええっと、ざっといいますと、GFRIENDヨジャチングといえば、私の中では「やっぱり暗い」という話です。なんだそれ。

 ほんとは、全然暗くないのかもしれない、きゃぴきゃぴ賑やかで明るいお嬢さん方なのかもしれません、いやきっとそうなんでしょうね、ほんと申し訳ない。でも、私の脳に刷り込まれたデビュー当時の「暗い」イメージは、デビュー当時の学校三部作やその後ナビレラ「パワー清純」コンセプトに、あまりにもピッタリで忘れられないのです。なんかこう顔が暗かったよね。暗くてほんとに素晴らしかった。K-POPらしくて。あれがもし、見るからに健康優良児の笑顔溢れる明るいグループが歌ってたら、絶対あそこまで売れなかったし、ブームにならなかったと思う。そういう意味では「暗い」というのも、プラスで魅力的な要素です。

そんなヨチン。なーんと、デビュー5年目に突入するってっご存知でした?そんなベテランになるというのに、今年、リリースしてきたのが「sunrise」が、まさに原点回帰のパワー清純そのものなんです! 2年ぶりにパワー清純復活ですよ!


そうなんです!17年、清純派から脱皮すべくリリースした勝負曲「FINGERTRIP」がコケたあと、完全にコンセプト迷子になってた期間がなんと2年間。それでも踏ん張って売れ続けてたのはすごいが、このまま緩やかにトップの座を降りつつあるのかな、と誰もがうっすら(?)思ってたところ! この「sunrise」ですよ。バリバリの原点復古!そして、これが思わぬ(失礼)大ヒット!やるぅーーーの声がとまりません!
5年めで「パワー清純!」に戻るとは。だって、もう誰も高校生はいない、どころか、結構な大人の女なのに、こういう曲でちゃんとヒット出せる!のが本当にすごい。私は、これで、彼女たちの「暗さ」が、高校生特有、新人特有の素朴さから来ているのではなく、あの子らが持って生まれた天性のものなんだなと確信しました。多分、ヨチンは何歳になっても、例え中年になっても、あの暗さというのは失わないんだろうなと思います。

とはいえ。5年目は5年目なのです。2年のブランクは2年なのです。そこらへんは、いくら若いといえ、時間は重ねていて、ヨチンの暗さも少し趣が変わっていることに気付きます。10代特有のぽっちゃりしたぜい肉やパーンと張った肉はなりを潜め、皆さん、すっかりお痩せになられものすごく細いのです。メークもそれなりに厚く施され、ヘアも染めたり巻いたりそれなりに派手におなりです。普通、それらの変化は「華やかになるために」「綺麗になるために」やるものです。ひとことでいうと「垢抜けする」というやつです。しかし、これをヨチンがやると、アカヌケとか華やかというよりなんだか「怖い」。どこか痛々しい。その辺が、さすが天性の「暗さ」を誇るだけあります。痩せすぎのユジュなどは、見るからに怖い。顔などさらに暗いし。オムジだってシンビだってウナだって見事に痩せたし、もともと細いソウオンでさえさらに痩せてて、なんかもう貧相、とかそういうレベルではなく、ほんとに恐ろしい。怖いし暗い。ホラーか。
デビュー当時は、暗い→でもかわいい、そこがかわいい。となって売れていました。今のヨチンは、運営側の狙いとしては、暗い→でも綺麗、そこが綺麗。といってほしくてやっているのだと思いますが、う~~ん、ちょっと私にはムリ。アカヌケどころか、どこか無理してる感じが出てて、怖い怖い怖い怖いと思ってしまう。また、あの歌どんどん迫り迫ってくる感じするので、いい曲だけど怖いんですよ。どうです?奥さんは。どうかしら。あの暗い綺麗さが好きな人っているのだろうか。ま、どっちにしても、パフォーマンスは相変わらず見事で、盆踊りみたいな振付はヨチンにピッタリです。明るい人にはできませんし似合いませんしね。それもあってそして怖いもの見たさもあって、やっぱり2度3度と見てしまうのです、新生「パワー清純」を。ほかにはない魅力、強みですよね。あ、ただ、痩せるのも厚化粧もいいですが、くれぐれも倒れない程度にしてくださいね。

 

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本文とは関係ないけど、最近みたK-POPらしい写真でよき。



 

今年つまんなかったこと。

 

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本文とは関係ないけど好きな写真。昔のアフスク

つまんない1年だった。

K-POP見始めて6~7年、今年2018年が一番つまんなかったかも。もちろん個人的な感想だけど。
なんだろう。7年も見てるとさすがに飽きてくるのか、それこそ老害で鈍感になってしまったのか、いろいろ考えてみたがそればかりじゃない。単純に、自分好みの曲やスタイルを現実化してくれるグループがぐっと目減りしただけだった。そらつまらんわ。あ、TheBoyzは好きでした。今も好き。今年唯一グループとしてぐっときたグループなので、引き続き注目していくわけだが、なんちゅうか、ちょっとスマート(賢い)すぎて笑えないんだよなあ。1人くらい突き抜けた「どアホゥ」が欲しい感じ。あんなに素晴らしいのに贅沢いって申し訳ないけど。

というわけで、今回は、ただただ私のどうでもいい愚痴をだらだら書くので、心の広いことに自信のある方だけ読んでみてください。すみません~。

私にとって、K-POPというのは「とてつもなくダサかっこよくて、大爆笑できて、ドラマチックなもの」。
Kに笑いを求めてる人、聞いたことないけど、今年一年よく考えてみたら私の場合は絶対そうだとわかった。私は、K-POPシーンに、決して最先端のことや超オシャレなことなど望んでない、新しいことに価値はあっても意味はない、いやオシャレでもトレンドでもそれで大爆笑できるんなら大歓迎だが、そうじゃないじゃんか。おととしから去年、去年から今年と、曲もコンセプトもどんどんワールドスタンダードに傾いてって、なんちゅうか、折角韓国人がやってるのに、東アジアのコクとかエグミとかいいとこが出てなくて、ほとんど笑えない。だから、私にとってはつまんなかったんだと思う。

別に、韓国人のコク=ダサかっこいい所、だといってるんじゃない。わざわざ、ダサかっこいいことをやるから意味あるんじゃないのか?だって、アジアのエグミやコクは、アメリカ人やイギリス人にはひっくり返ってもできないんだから。韓国人にしかできないからK-POPっていうんだし、それやればいいじゃんという気持ち。何言ってるのかわからんけど。

 

あ、そうそう。私は、昔から嬉しいと大爆笑してしまう特異体質なので、笑ってしまうのは、絶対にバカにしてるわけじゃないって事を強く申し上げたい。喜んでる現れなのだ。ウケてるってことだ。困ったりびっくりしたりした時でさえ、へらへら反射的に笑ってしまって、よく「日本人のもっとも悪いところ!」と叱られてる人間だが、嬉しい時楽しい時に大爆笑してしまうクセはその比ではなく、頑張ってやめよう治そうと思っても、どうしても治らない。コンサート行っても、もう出てきたところで大爆笑を禁じえず、何しても何をしなくても、いちいち嬉しくて2時間以上ずっと手を打って笑ってる状態なので、周囲の人間に気持ち悪がられる、それほどの特異体質なのだ。(やってる側は笑わせようとは思ってないだろうから、そこに関しては失礼だなと反省しておる)

んー、わかってもらいやすいところで具体名を出すと、例えば、BEG(ブラウンアイドガールズ)のアブラカタブラをはじめとする、サイン、新世界、キルビルなど一連の仕事は、どれもかっこよすぎて大爆笑じゃないです? 顔と衣装だけであんなに笑えるのに、あんなカッコイイ曲ってほかにあるかなってくらい最高。そして、Infinitesも最高です。間違いない。あれをK-POPの真骨頂というかあれをK-POPの定義にしてほしいくらい、ダサかっこよくて最高。いずれもドラマチックだし。笑えるってそういうこと。こんなんで伝わったろうか。(伝わってない)

なんだろう。著しく度を越してでも創りあげる精神が面白いってことなのかなあ。なりふり構わずにやってるところが最高にかっこいいし、面白いのだ。どこからみても突っ込まれないように考えたパフォーマンスは面白くないんだよぅ。

2NE1のかっこよさは笑えるけどBLACKPINKは一切笑えない、EXOは笑えるのにNCTは笑えない、ワンガは笑えるほどカッコイイがTWICEは笑えないとかそういうやつ。今すごく売れてる人たちの特徴ってその辺じゃなかろうか。VIXXの衝撃的なビジュアルに大爆笑しつつ、それでありながら「ぎゃーーかっこいいいーー!」という魅力が見事に両立してたのを思い出してほしい。今は全く笑う要素のないShinee東方神起、少女時代でさえ、何がそんなに面白かったのか思い出せないけど、当時は大爆笑してたし、AOAとかおまごるちゃんくらいまでは、まだ全然笑えた。モネクも前はもっと笑えたし。ミリオン売れたとか1億再生されたとかいう物差しでは測れないものがあるのに、みんな笑えない方向目指すからほんと今年はつまんなかった。BLACKPINKなど笑えないを通リ越して「笑ってはいけない」という域に達してきたし、なんか怖いよ。人前に立つ職業なんだから、たまには笑われることもあるでしょうよ、どう思おうがこっちの勝手やんけとか思っちゃう。まあ勝手に突っ込んで勝手に怒って勝手に言い訳してるわけですけど。

かつては日本人アイドルもできてたことだが、今現在は韓国人にしかできないことなのだし、韓国人がそのあたりをやらなくなると、もうすぐ中国、フィリピンとかタイとかの人がやってくれるとでもいうのだろうか、それにはもうちょと時間かかりそうなんですけど。なので、今はいいけどまたあの方向に戻って行ってほしいなあと今年強く思った。


さて、今年もう1つつまんなかったのは、いろいろ騒動が多かったこと。
まーいわゆる、ヒョナイドンの熱愛からの脱退退社騒動とか、秋元康作詞BTS日本オリジナル曲発売中止騒動とか、ジミンちゃんTシャツ騒動とか、最近だと、にゅいの日本リリイベ中止騒動とか、咲良奈子HKTイベント騒動とか?あー、日韓多かったなあ。
騒動自体がつまらなかったんじゃない。それより、今年は何かあるたび、よくわかってない人たちやマスコミが二次的三次的にとりあげて、おんなじことばっかり勘違いなことお門違いなことをいいまくって、それがうるさくて面倒臭かったということだ。一般人は仕方ないとしても、仕事で報道したり記事書いたりしてる人に、ちゃんと取材しろよといいたいことばかり。知らないなら勉強しろ、わからないなら調べろよ最低限は。平気で間違った写真とか名前流すし、「ファンはこう言ってます」ってそのまま書くのはもう報道でもニュースでもなくて、テレビで新聞読み上げてるのと変わらないレベルだからな。当社や当人が取材に応じないからって、適当なこと書くなよ仕事なんだから。自分のいいたいことをいいたいだけなんじゃないのかっていう。芸能ニュースだけじゃなくて、全般的に報道ってかマスコミって、年々レベル下がってる気がしてならない。もうしっかりしてー。

 

特に、今年は、対象のアイドルが大物揃いであったこと、日本でもK-POP業界がメジャーになってしまったことを受けて、想像以上に面倒臭かった。
つきあってはいけない2人がつきあってたとか、会社が決めたことに文句いうとか、気に入らんメンバーを脱退させろとか、キノコ雲の写真を使用してしまったとか、そんなの連綿とあったはず。真のファンは被害を免れないけど、それ以外の人の正しい反応としては、全部「ハッ!」と一発笑って終わりにしてあげることだと思う。「なんでも笑ってんじゃねーよ!」とまた叱られそうだが、虐待や病気、給料未払いなど人道的なことは決して笑ってはいけないが、熱愛やけんかはむしろ笑ってあげた方がいいのでは。内部事情も知らんくせにぐちゃぐちゃ自分の主張ばっかりいうよりいいよ。例えば原爆問題を笑うのではない。そのことがどれだけ大きな意味をもっているかってことを韓国人はほとんど知らないし、でも日本で仕事もしてるプロなのに自覚できてなないという手ぬるさや無知を笑ってあげるのだ。

だって、仕方ないじゃんね。つきあってしまってるものをどうこう言っても遅いし、隠しといて欲しかったいうけど認めたものは消せないし、知らずにやってしまったことはもう遅いじゃん。これから気をつけろ以外にいうことないわ。まあな、そもそも会社が正式に決めたことを、自分のいいように撤回させようという発想自体が腐ってるというか狂ってるというか幼稚すぎて教育が足りないのかなと思うけれど、それもそういう人たちなんだもんしようがない。抗議してしまう人にも、その抗議を受け入れてしまう会社にも、何いっても仕方ないんじゃないですかねえ。私、根っからの泣き寝入り体質&見限り体質なのでどうしてもそう思ってしまう。教育者には死んでもなれないタイプ。ほんと「ヒャッハー!またやらかしてんなーー!」「バカですねえぇぇぇぇ」と笑って、そのままその話題は忘れ去った方がよほど身体にいいと思うんだけど。(無理承知でいってるんだけど)。ほんと面倒臭い。

 

とっても若くて、まだ中学や高校に通ってるようなオタクやマニアならば、「何か行動を起こして大きなことを動かしたい」というのも、百歩譲って悪いことじゃないと思う。自分の意思や意見をもつことはいいことだし、それをぶつけていくのも勉強なので。社会や経済がわかればタメになるし(でも社会てちょろいと味を占めないでほしい)しかし、大人はっていうか、少なくても私はもうそんな悠長なことしてる場合じゃないと思っちゃう。本当に、その決定は間違ってると思っても、それを「自分の力で是正してあげよう」とか「正義をわからせてあげよう」という気にならない。それは、若くて正義感のあふれる人がやればいいんじゃないかな?くらいの隠居立場だ。そもそも、そこまで自分が正しいと思うのすごいよー。こんな志が低い人間がなにをぐだぐだいってんだって話だが、ほかに夢中になってる話題がなかったんで、ついつい愚痴ってしまった。申し訳ない。若い人もオタクも会社やってる大人も頑張って下さい。一番何かいいたい人がいるとすれば、直接被害に遭った人と傷ついた人ですほんとご愁傷さまでした。次からは楽しくて仕方ないオタク生活が送れることを心よりお祈りしています。

 

そんな年だったので、今年後半は、昔の名作MVばっかりみてた私。
売上では今年の半分もいってなかったであろう2010年とか2012年とかあたり、ほんと最高で爆笑しっぱなしなので、みんな見て。絶対楽しいから。来年にむけてああいうブームまた来ますように。あと、TheBoyzはひとつ突き抜けた「どアホぅ」が現れてくれることを期待してます! 来年は笑って過ごしたい!

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唯一どぼで笑わせてもらった写真。来年はQちゃんがもっとオカマにみえることを期待します

 

【宇宙少女とTheBoyz】大人数ならではの団体芸をやるグループが気になって仕方ない。

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去年2017年、自分の中では「ソロのアイドル歌手」が熱かったのでした。あの子もその子もこの人もって感じで、やたらソロアイドルがキラキラ輝いてみえる!っていう1年でした。今年2018年はそれが、「大人数グループ」なんです。ただ、大人数ならいいわけじゃなく「人数が多いからこそできる団体芸」に秀でたグループといいましょうか。その人数でなければ成立しない団体芸を特長としてるグループに心奪われて、結局ずっと気になっています。

ことのはじめは、年末にデビューしたTheBoyz(以下どぼ)でした。
最初はダンスが早すぎて目を回してた私ですが、今年に入って、あのダンスパフォーマンスの素晴らしさ!奥深さを理解しました。あのダンスは、あの人数(12人)でなければできない、多人数だからこその表現。つまり、1人1人のダンスの見栄えより(それも十分カッコイイのですが)グループ全体を俯瞰で見た場合のかっこよさや綺麗さにこだわる様式美のようなもので、フォーメーションや動きに重きを置いています。今年は、その辺に注目してずっと団体芸やダンスについて幅広く考えています。


あのー、「アイドル運動会」の男子エアロビクスあるじゃないですか。要はああいう精神です。あれはまあ5~6人くらい?ですが、チームエアロビてずっと同じ場所にいることはなく、踊りながら常にみんなである形を作り、踊りながら移動し、支えたり乗ったりお互い協力して飛んだり跳ねたりする競技。組立体操の要素もあるので1人欠けてもできないですよね、形が完成しないしとんだり跳ねたりできない。アイドル団体芸はあれを10人とかそれ以上の大人数でやってる感じだと考えています。

SuperJuniorはデビュー時13人だった大人数グループですが、13人もいるんですよ~~!というだけで1つの話題になった時代。珍しかったということでしょうね。でも4~5人グループと振付内容が特に変わることはなかったように思います。あの頃は、どの会社もどのグループも、同じ立位置にて1人1人がいかに上手に踊れるか、という個人スキルを見せる時代でした。それとポイントダンスがあって。当然フォーメーションチェンジあるにはあるんですが、それは「そのパートを歌う人が常にセンターに来るように」考えられた動きだったので、全体のシェイプなどあまり気にしてなかったと想像します。まるで「十戒」の海が割れるシーンみたく、パカっとメンバーが二手に割れ、後ろからボーカルが歌いながらズンズン前に出てきてどセンターに立つという方式、それが何度か繰り返されるのです。あの方式は盛り上がるので嫌いじゃないですが、ど正面の観客でないと堪能できない、歌った後が情けないんです。クルっと踵を返し、なんと客にオシリを向けて一番後ろまで歩いてトコトコ戻るんですよ、盛り上がってる曲中に。あれ今もやってるけど、あんなに堂々と客にオシリを向けてただ歩いてたなんてやはり時代を感じます。SJだけじゃなく、大人数関係なくそういう時代だったのです。話のついでに、私が思うアイドルグループのダンストレンドの変遷をざっくり語らせていただきますと、

①メインダンサーがいかに上手に踊れるかっていう個人スキルの時代 

②全員がいかにシンクロさせて踊れるかっていう群舞の時代

③全員がいかに見事に全体フォーメーションを形成できるかっていう団体芸の時代 

と進化してきたと思います。個人スキルが競われてるのは今も同じですが、昔は、メインダンサーが飛びぬけて上手ければ、あとはそこそこでよかったのです。嘘みたいにダンス下手な人がいてとしても。しかし、競争が激しくなり、皆がダンス上手くて当たり前という時代に突入していくのです。一糸乱れずシンクロさせて踊る群舞の立て役者は、いわずと知れたInfinite。2011年くらいでしたか。ぴに以降、今度は男子も女子もシンクロさせてなんぼという時代に突入、これまた、いつの間にか「それが当たり前」という時代に。K-POPの代名詞とまでいわれる特長になりました。と、どんどんアイドルのダンススキルは高度なものになっていくのですが、最後の「全体でつくる団体芸」の扉を開いたのは、2016年のSEVENTEEN(以下せぶち)だと考えています。(②と③の間には、音を真裏でとったり、その半分でとったりという非常に細かすぎるダンスを開拓し、力技でシンクロさせたBTSが出たのですが、それはスタイルではないので割愛)

せぶちも13人の大人数ですが、シンクロレベルが非常に高いというだけにとどまらず、デビュー曲でいきなり、パントマイムや当て振り、小芝居要素をふんだんに採り入れた「団体芸」という新たな境地を開いたのです。13人いるからこそできたあのデビューパフォの衝撃は今も忘れられません。彼らは歌もうまいし曲もいいけど、最たる功績は団体芸を完成させたことです。それまでにも大人数男子グループで、スポーツやマーシャルアーツ(雑技団的な)、あるいは芝居的なことを入れてたとこはあったのですが、単発的というか中途半端だった、それがせぶちの登場でちゃんとした大きな動きになった感じです。メンバーであるホシ君が考えたというのも意義深く、その後のトレンドになっていった気がします。
 
 せぶちの場合、芝居要素あるコミカルなパフォが特長でしたが、どぼの場合は、しゅっとしたスタイリッシュさにこだわってるのが、個人的にツボです。
彼らは、アイドル黎明期の動きからすると、もう比べ物にならないほど、踊りながら移動しまくります。ステージが広い場合など、踊ってるっていうより走ってる感じ。カメラさん泣かせです!それくらいのスピードでありながら、自分のダンスを踊りつつ全体フォーメーションを作る、、、という、まるで「自転しながら公転する」のがすごいのです!!場所を移動するときも、他のメンバーとの向きや動きと一致するよう、斜めの姿勢のまますっと横へ移動とか、うしろ1/4回転しながら移動、とか、微に入り細に入りスタイリッシュでかっこいい。もはやフィギュアのような採点競技みたいな気がしてきて、本日のステージの出来栄え点とか回転不足とか芸術的表現とかについて、延々とオタク同志で喋りたくなる、個人的にはそのような娯楽にまで進化を遂げた見物しがいのあるものです。

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ちなみに、まったくダンス経験がない私にはわからないのですが、アメリカの一般人ダンサーのコメントによると、ダンスというものは、その場で激しい動きを続けることより、何mも移動するフォーメーションチェンジの方が数十倍キツイのだとか。ということは、どぼや初期せぶちの団体芸って、非常に疲弊するということ。若い時しかできないんだろうし、何曲も続けて踊るのは大変、ってことなのでしょう。あと、メンバー抜けが常態化するとアレンジが大変、動きすぎるので誰が誰やらわからない、ゆえにメンバーの顔がいつまでたっても覚えられない。怪我しやすくて危険、と。考えてみればデメリットが結構ありそうです。前のシンクロダンスがあっという間に業界じゅうに浸透した時と違って、団体芸がなかなか広まらないのは、そういう理由もあるのかな? そこまでする意味も魅力もないと思われてるのかな、と思ったりしています。あんなにかっこいいのに。

 

しかし。しかししかし、今年の私は思うのです。
10人以上もメンバーがいるのに、皆で何かを創り上げようとしないで、旧態依然としたフォーメーションに甘んじているだけ、とか、1人1人の振り付けをすごく面白いものとか高難度にしてあわせるだけ、とか、そんなんでいいのか?と。大体なんのための大人数かといえば、いろんな顔(キャラ)を揃えてファンを1人でも多く増やすためってのは、私も知ってますよええわかってます、ですが、折角たくさん人数がいて、しかも全員ダンス上手いのにもったいないよなーー。と思うのです。


勇気を出していいますと、例えば、NCT、PENTAGON、WANNAONEとかは、ご存じの通り大人数ですが、さほど人数ならではのフォーメーションを考えてないですよね。あ、PENTAGON今は8人でしたね。ま、8人でも、って話ですよ。GoldenChildsは、あえて逆を行く発想で、できるだけ同じ場所に立って覚えやすいフリをするのがお家芸なのでそれはいいんですけどね。あるいは、WANNAONEも、期間限定ユニットなのでいろいろ仕方ないと思うんですよ、そういう人たちは。

だけど、今や10人もいるNCT127、1つ1つの振り付けは素人の私などにはわからんけど(これもダンサーさんの弁で知った)どの曲もすごーく難しいダンスらしいじゃないですか。誰にもできるものではないと。そんな高難度な振付を完璧に踊ってんのに、素人にてんで伝わってない、理解することもできないのでは意味ないのでは? それなら、わかりやすい団体芸の方が「見栄えはいい」って考え、ありません? と思っちゃうんだなあ。NCT2018なんか18人もいるのに、それこそ組立体操みたいなポーズ作るとこ以外、本当に並んでみんなで同じ振りを踊ってるだけじゃなかったでしたっけ。うしろ全員バックダンサーなじゃないんだから、なんつーか、やっぱ勿体ない気がいたしますよ。あと、どこがありましたっけ。とにかく9人以上(9人グループは凄く多い)のグループは是非やってほしいです。いっぱいいるでしょ9人。あそこもここも。やってほしい。ただただ私が喜びます。

 

と。ここまで来て思い出しました。
そうでした。127もそうですが、たしかSMって、ダンスに関しては、年季の入った「個人スキル原理主義」なのでした(歌はまた別)。例えば、シンクロが当たり前になってる現在でも、いまだ「全員の動きを揃える」指導は一切してないと思います。違う?EXOにしろNCTにしろ、SHINeeだって、名ダンサーがゴロゴロいるけど、それぞれのダンスタイプに敬意を払ってる為、誰かに寄せろとか、全員この角度に合わせろとか、そういう矯正はせず、それぞれの道で1番になればいいと思ってるフシがあるんですよねSMって。だから、昔からSMでは、ダンス練習も全体合わせ以外は、強制ではなく個人の自由。やる人はどんどん練習してどんどん上手くなって下さい的な。やらなくても別にあまり何もいわれないみたいだし、せぶちやどぼのように「全員揃ってからが練習」という指導はしてないはず。例えば、テミン、キー、カイ、レイ、シウミン、テヨン、テン、と大変な名ダンサーが多くいるのに、全員うまさの方向がてんで違ってることを放任してるのです。EXOを見ると最もわかりやすいのですが、同じ曲を見てても、シウミンとカイではてんで踊り方が違う。ダンスの解釈自体が違うのでしょうね、やってることの大きさも角度もまるで違う、同じフリとは思えない時すらある。音を先取りするか後取りするかジャストなのかくらいは合わせればいいのにそれすらしない。しかし両者とも唸るほど上手いのですよ。どっちが上手いという問題ではない。みんな違ってみんなうまい、の世界。どっちが正解とかじゃなく「お客様の好き嫌いの問題」と考えてるんでしょう。そういう方針だったことを急に思い出しました。(揃えるのは顔の良さだけですね、そこは現役の間は無理させてでも必死に合わさせてると思います。同じような顔の方向に)


話がそれてしまいましたが、てことでSMは、今後どんなグループが出てこようと、ダンスに関しては男女とも「全員合わせてなんかやる」という考えがないみたいなんで、諦めることにします。そもそも、大人数であろうとなかろうと関係なかったわけで、127に美しい全体フォーメーションを求めた私がバカでした。(しかし勿体ないと思い続けると思う)どっか、ないかなあ。大手で大勢で上手な人たちの団体芸やってくれるところ。アストロとかが10人編成でしかも鬼のような団体芸やってくれたら、もう私いうことないんだけどなあ。

 

さ。では、気分を変えて、女子の話もしときましょう(しつこい)。
例えば、宇宙少女は12人デビュー、すぐ13人になった大人数ガールズグループ。女子としてはすごく多いですよね。ここは素晴らしいですよ。それこそ13人いるからこそ成立するダンスフォーメーションを女子ながら見事にやっておられるのですから。そういう意味では本当にお気に入り。同じ人が振付てるんでしょうか。どうか変わらずそのまま続けてほしいです、なんだかんだ団体芸はある程度続けないと流行らない気がします。先ほど書いたように、女子であれだけ移動するとなると、とてもしんどいはずですが、皆さん涼しい顔で(?)さっささっさと動かれるのできっと体力あるんでしょうね。
宇宙少女とかDREAMCATCERのフォーメーションは、ほんとに男子並みに複雑で立体的だし運動してるみたいにパワフルなので、それだけ見応え十分。ぜひ女子もあとに続いてほしいです。

gugudanも、常に制服着せられてるところから推察するに(同じ衣装きてるグループは団体芸やる可能性が非常に高い)いつでもやれるだけのポテンシャル充分だと思いますので、まだまだ期待しています。あとは、やはり12人いることにあれだけ意味づけしてきたLOONA。あそここそやるべきでしょう。LOONAならではの団体芸期待していますが、どうでしょう。
それと、以前、OhMyGirlが「CLOSER」で神がかったフォーメーションをやりきったことがあって目を見張ったのですが、ていうか、一部業界の伝説にさえなっているのですが。。あれ思い出すと、人数どうこうよりも、あまりにもプログラムが複雑でマニアックすぎて、振付師が気が狂ってしまったとしか思えない異常さだったのですよねえ。団体芸、あまりにこりすぎると神経症になってしまいがちなので、何曲かそこそこ続けられたらいいくらいの心持で作ってください、コレオグラファの方は。

 

ダラダラ書いてまいりましたが、これほどまで今年盛り上がってる大人数グループや団体芸。こんだけ好き勝手書いといてナンですが、去年のソロ歌手ブームがそうだったように、来年になってみれば、すっかりほかのことに夢中になってるかもしれません。あれなんですよね、あまりに夢中になると「揺れ戻し」がくるみたいで。まあ、それもまたよし。どぼやぐぐだんのは、わたくしのもう1つの性癖である「同じ服を着る」という特徴も満たしてくれてますので、ここはもう、この際、とことん深みにはまるだけはまって、動線を全部覚えるくらいになろうと思っています。お付き合い有難うございました。最後に、宇宙少女どっかん!と売れますように!!!

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最近の「似てるシリーズ」お気に入り(2018年)

最近、気に入ってるのは、「チョンハ×川栄李奈」とか「BLACKPINKジェニ×趣里」「あいどぅるウギ×篠原ともえ」や「おまごるヒョンジョン×吉沢京子」「V×山田裕貴」など。そこそこ似てないのはちゃんとわかってますが、似てる似てないというより、自分が楽しければいいのです。似てる顔探しというのは、絶対に自分の嫌いなアイドルや芸能人は入ってこないということに、気が付きました。みんな好きなんですね。

 

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2018年のオールタイムでいうと、断トツで「バイトル岩田くん×ジョンウ」です、こちらは、珍しく、日本人(岩田くん)先発の案件。そもそもバイトルCFの「俺、正社員になる!」が、腰が折れるほど笑える大爆笑ネタなのに、あれに岩田君を起用するというので100倍面白くなってて、さらに、これまんまジョンウじゃんか。と毎度思ってしまうところで1万倍笑えるので、断トツです。よい。ジョンウって、もはや背が意外に高いとかいうふつーなことでも笑えてしまうくらい、私の中ではヒットマンにのしあがってきています。何を言ってるのかわからなくて、本当にすみません。

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 最後に、春からずっと答えを探してる案件だけ書かせて下さい!すきずのぴりくす君です。たしかに、誰かに似ていて半分くらいまできてると思うのですが、どうしても正解がわかりません。お分かりですか? ぜひ教えてほしいです。ほんとに失礼しました。有難うございます。