お留守番のあとに。

そんなことくらいで、仲悪いとか性格悪いとか言ってたら、世の中どこも中悪いやんけ。

【fromis_9】日本のお家芸「ファンと共に成長するアイドル」? とにかく曲はいい。

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 わたくし、よく考えたら、fromis_9のことよく知らないのでした。すみません。「アイドル学校」見てなかったですし、そもそも、かわいい系清純系が苦手なこともあり。

だが、しかし。そんな私。

そんな私でさえ、fromis_9売れるっ!これは 日本でも売れちゃうっ!と前のめりになってしまったのは、「曲がいい。とにかく曲がいい」からなのです。それにつきます。横浜MAMAで歌った「GlassShoes」を偶然テレビで見たのが初見ですが、出だし2秒で「いよっ、名曲!」と声が出たくらい佳曲。ほんと、顔も名前も知らないのに「もう一度聞きたいっ」と思いましたから、しかも、こんな私がですよ、そりゃもう、あの曲のファーストアタックは圧倒的だったということです。

 

あの、つねづね私は、ガールズグループは、絶対、曲がよくないと、しっかり売れるのは難しいと思ってるんです。新人のうちはなおさら。

ボーイズグループだと、そのファン層は圧倒的に女性になるので、必ずしも良曲でなくても、顔スタイルやキャラやコンセプトがよくできてれば、それだけでも十分ファンはつくし、そこから売れ始めてファンを増やすことも可能、そのうち何曲かに1曲は良曲に出会えるでしょうし、そしたらそれ契機にドンと1つ人気の桁が上がることも。

しかし、ガールズはそうはいかない。いくらかわいくて胸がでかくても、やはり曲がそこそこよくないと継続的に見てもらえない気がします。そのあたり、どうも見る目が厳しいというか。では曲さえよければ、メンバーたちがどんなにポンコツでもいいのか、どんなにヘタなコンセプトでも大丈夫なのかというと、当然大丈夫じゃない。メンバーをちゃんと選び、コンセプトや戦略をちゃんと立てた上に、さらに、よい曲を持ってこないことには、難しい。女子には兵役がないかわり、とまではいわないけど、その分、ガールズグループですごいファンダムを作り、不動の人気グループを作るのは、非常に大変だし労力のわりに報われない仕事だろうなあと思うのです。

 

それから考えると、あれもこれも、いい曲もらってる fromis_9、本当に有望だと思います。プレデビュー曲となったその「GlassShoes」をはじめ、今年1月の正式デビュー曲「To.Heart」がこれまたすげーーいい曲で頭から離れないし、アルバムに収録された番組内課題曲もなにげに名曲揃い。このファーストアルバム、どんだけ売れたのか知りませんが、本当にいいアルバムだと思います。個人的には、去年からこだわってる韓国国産作曲家たちを積極的に起用ってのもいい。すごくいい。

 

このように、完全に曲から入った私としては、全然グループの特徴とかメンバーのキヤラクターとかわかってなくて、当然それを知るべく、いろいろ見ようと思ってはいるのですが、正直ぱっと目立つようなところは特にないんです。

私の眼がフシアナってのもありますが、「制服が上等な生地で作っててデザインも凝っててこりゃ県立というよりは私立のお嬢様学園だよなあ」とかは思うのですが、それは印象に残らず、「それにしても擦れてないなあ」というイメージに終始してしまう。でも、だんだん、このグループの場合、それが長所というか、そういうまさに普通で素朴で「擦れてないところ」こそが大事なんだな!ってことがようやくわかってきました。

 

清純派かわいい系とはいえ、先輩のApinkやLOVERYZ、GFRIEND、おまごる等々のお姉さんたちは、デビュー時からそりゃもう歌もダンスも「めっちゃくちゃもうまい」グループでありました。笑顔の出しかたなど表情管理も最初から抜群だったし、爽やかでかわいくして生足で制服きてても、長年練習生してただけあって、パフォーマンススキルはあの頃からすごいレベルだったと思います。

ふろみすちゃん(ぷろみすちゃん?)たちだって、実は、SIXTEEN出てたりBLACKPINK候補生だったり有名練習生だったりして、実力はかなりあった、いやあるのでしょう。でも、「アイドル学校」という番組の主旨が、「素人を集めて擦れてない女子グループを作る」というものだった以上、参加者資格は「一般人、素人のみ」にせざるを得ないし、グループ結成後の所属事務所が未定でも全然おかしくなかったし、そして最終的に結成されたグループのコンセプトが、「今はまだ未熟だけど、ファンの皆さん応援によって必ずすごいガールズグループになります!」っていうやつになるのは、筋というもの。実際には、おまごるやヨチン姉さんばりに歌ったり踊れたりできても、あの番組から出た以上、必要以上に「未熟さ」とか「今は擦れてない感じ」を強く出してるんじゃないかと思います。

 

彼女たちが、毎回そういう挨拶をするのを見るにつけ、そしてプロミスだけに「約束しますっ💛」というのを聞くにつけ、毎回言っちゃったわね?的にビビリます。ほんとにずっとその路線で行くの?大丈夫なの?という心配です。(半年ごとぐらいに自由にイメージ変えられた方が楽ちんそうだから)が、ま、初心貫徹でどこまでいけるか、あと、肝心の曲がいつまで佳作揃いで勝負できるかも含め、興味深くはあります。

 

あ、日本で受ける!と書いたのも、まさしく、この「成長をファンがずっと見届ける」方式が、昔からあった日本伝統のアイドルの在り方なので、ストンとはまりやすいんじゃないかと思ったからです。逆に、韓国では、昔から「完成された姿になってからデビューさせる」方式が一般的なので、突如こういう真逆の成長型アイドルが出てくるのは珍しいですよね。まあ番組ありきだしな。そのへん、どういうふうに受け止められてるのでしょうか。ま、なんでもいいのかな。いい曲でかわいければ(んなこたない)。やる気だせばいつでも本気で踊れるわけだしな。

 

日本のファンは、なんだかんだいって、ちゃんと曲も聞いて判断しますから、しっかりといい曲を歌ってれば、ちゃんと好きになってくれるし、余計日本向きだと思います。同時っていうか、まず韓国でひとやま売れてほしいというのはありますけど。

 

ちょっとだけ気になるのは、プレディスがプロデユースしてるとかしてないとかっていうんですけど、結局どうなってるんですか? 今やってるの? (誰にきいているのでしょうか)

結局、所属事務所は違うところ(STONE MUSIC)になったので、それとは別にプロデユースだけをやってるということなんですか。それって。。。。「金は出さぬが口は出す」ってこと? 期間ごとの契約ってことでしょうか。時間報酬? それとも成功報酬なのかしら。番組開始時には、全く所属事務所は白紙状態だったわけで、終盤になって、必死で番組側が探して頼んで探してそこで漸くプレディス社長が手を挙げてくれたという話から考えると、前述した「今は未熟な私たちだけど・・・約束します!」のくだりには、1ミリもプレディスの意向は入ってないわけですよね。番組が作ったぷろみすちゃんたちの、その骨太な(?)コンセプト、あの人、そんなにお得意じゃないように見受けられるのですが、それは私の見当違い? ちゃんと踏襲してやるつもり?どこかで「そんなコンセプトありました?」つって、ひっくり返すつもり?いや、実は、そういうグループ、一度手掛けてみたいとでも思ってたとか? いやー。ようわからん。

 

まあ、こうなると、韓国初、ニッポン式の「ファンが育てる成長型アイドルグループ」の、その行く末を見たい気持ちいっぱいになってるので、この路線をつぶさないで活動してほしいわ。おわり。