お留守番のあとに。

泣いちゃってもとりとめなくても、ちゃんと出てきて記者会見するの、とても偉いと思うの

この人のこの瞬間にぐっときた大賞2017

グランプリ パク・ウジン

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何度見ても感動するごっつい指の強い圧

 

<対象> 6月「PRODUCE101sea.2」での、6位発表直後の瞬間。

<講評> ぷでゅ2最終回、WANNA ONE入りがかかる順位発表は、何度見てもぐっとくる。11人11回分ぐっとくる。さすが、2017年を象徴するぐっとくる番組、ぐっとくるグループだけのことはある。グランプリ決定だ。11人それぞれの反応が、本当にその子らしい、あるいは、全くその子らしくない反応で、どちらも大変見ごたえがある。この日から随分たって、今は11人の性格を概ねわかったつもりでいるけど、改めて見直すと、原点に戻って「ほぅ…」と新たな発見をした気になるのが、この映像の素晴らしいところ。何度も見返したい。オンさん、ジェファン、りんりんなども相当いいとこいくのだが、ここ一番となると、やはりウジン君である。BOA代表様が「ぱく・うじんっ!」と高らかに読み上げた瞬間、わっと両手で顔を覆うという少女ちっくなリクアション。かわいいーーーっ!かわいいにもほどがある!かわいい!ウジン君に、もともとこういうクセがあるのか、それとも、咄嗟にそうしてしまったのかよく知らないのだが、とにかくかわいかった。もうほんと、その一言である。彼の手の指は、太く短くごっつい形をしてて色も真白じゃなくて土色みたいで、まるで農耕民のようなのです。そんなゴツゴツした男っぽい手で、顔を丁寧にすっぽり覆う少女っぽいリアクションという、その意外性もいい。そして、この時の姿勢がとてもよくて、別に内股とまではいわないけれど、とにかく、ぴっちりきっちり小さくまとまっていて、その全体像がとてもいい!かわいい。さらに、このポーズをとったのはわずか2~3秒で、その後はすっきりして、人が変わったように堂々と歩いてって、堂々とスピーチしてたのも印象的。かなりかっこいい。好きにならずにいられない瞬間だ。そういう対比も含めてウジン君がもっともよかった。

 


2位 DAY6 

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このベランダのシーンも大好き。ほんとに幸せそうで。

<対象> 2月「イエッポソのMV」での、過去映像全部。

<講評> 瞬間じゃなくて、このMV全体が受賞対象。これ、普通に見てられるのは最初30秒くらいで、あとの4分近く、ずーっと号泣しっぱなしという驚異の映像である。ぐっとくるどころの話ではない。しかも、見るたび号泣だ。いちいちだ。必ずだ。なんちゅう破壊的かつ圧倒的な映像だろう。宗教か。ストーリーは、なんてことない。昔つきあってたカップルが、心のすれ違いから別れてしまう。随分あとで(?)その女性が会社で1人残業してると、とあるメールがPCに送られてくる。何だろう誰だろうと開けてみると、昔、その彼とつきあい始めた頃から別れるまでの思い出がまとめられたもので、それを見ながら、女性はあぁ懐かしいなぁ楽しかったなぁこんな時もあったなぁと、1人深夜のオフィスで思うのであった。。。みたいな話。これがまあ泣けるのなんのって。MVは、DAY6のものだが、ほぼメンバーは出てこず、8割方2人の過去映像だ。二人がいちゃいちゃしてたりゲラゲラ笑ってたり、とにかく幸せそうにしてればしてるほど、泣ける。最後の大サビのあと、破局シーンになるのだがもうたまらない。もちろん、この歌のメロディーや曲が素敵で(歌詞は私わからないので)泣けるという部分もあるだろうが、実は、バンド映像だけではさほど泣けない。いい曲だけど。やはり、この過去映像、そして、この女優さんの力業が相当すごいのだと思う。一体何者?感が漂う。ただ、こんなに泣けるの自分だけかも。という逆の自信があったので2位とした。

 


3位 カン・ダニエル 

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よく見ると、ダニエルだけじゃなくて、リンリンもジェファンも「はよ!」という顔してる

 

<対象> 12月「MAMA男性ベストグループ賞受賞スピーチ」での指図してる瞬間。
<講評> カン・ダニエルという男は、ただのかわいい大型犬でもなければ、ただのおふざけ小学生でもない。本当は「勘がよくて根性があってイケズなところも厳しいところも気が強いところも気が短いところもある、仕事ができる男」ってことが、よく示された瞬間だ。これまた見ごたえ十分。既に泣き始めて動けないジソン氏に、「ほれジソン、挨拶せんと…こっち来て…真ん中…」とまず指示出したダニエル。ようやっと真ん中に来たかと思ったら、胸がつまっていつまでたっても全然喋れない彼に、「はよ!…なにやってん…はよ、そっち!…挨拶っ!」と、イライラを隠そうともせず、もう手を出して指示だしてる姿。ぐっとくる。怒ってるダニエルかっこいいー!めっちゃかっこいいーっ!テキパキダニエルかっこいいーー!その後、自分もちゃっちゃとソツのないスピーチをし、その後、トロフィを「お前これ頼むわ」とデフィに渡して、後列に下がり、隠れてやっと泣き始めたダニエル。泣きたいの我慢してたんだ。段取りがすごい。こんなパニックの中で、こんなにテキパキできるソツのない人だと思わなかった。いや、思ってた(どっちやねん)。そういや最初出てきた時はこの感じに近い印象だった。ちゃらい。気が強い。子供っぽい。思ったことすぐ口にする。スタイルはいい。気が短い。「ヤンキー上がりかっ」て感じだったのが、見るたび洗練されてって、無邪気でかわいいとこばっかりフィーチャーされてるもんだから「あぁ私の思い違いだったか」と思ってた。やはり、こっちが本性だったんだなあと思った。多分、あれから「これはやばい」「あっこういうのは嫌われるんだ」「あっこれは出さない方がいいのか」と意図的にどんどん更新したんだなということがわかる。賢い!非常に賢い。頭もいいんだこの男。かっこいいーーーー。

そういうところもあるのに速攻でアジャストしていけるとこが、どセンターに選ばれる器だったってことなんだよなぁ。世間では「ダニエルは絶対怒らない」という話になってるが、そんなの本気で信じてる人がいたら、そのうちきっと後悔する。だって、この男、怒らせるとこっちがチビるほど怖い怒り方する「ヤンキーあがり」(体感上の表現)やで。怖いわーー。そして、かっこいいわーー。怒られたいわーー。「ヤンキーあがりで頭のいいスタイルおばけ」やで!気をつけて!惚れてまうで!

 

 

4位 WINNER 

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最後に手にキス

<対象> 4月「Run To You」Really Really の回全部。

<講評> カン・スンユンは、スピードワゴン小沢だ。初めて見た時「この人○○に似てる」と思ったら最後、その後どんだけそれが間違いだとわかっても、私はもう一生脳内修正が効かないらしい。なので、スンユンは小沢だ。同じく、ジヌは佐藤健だし、カン・ダニエルはカズレーサーだし、ティパニーは仲里依紗だし、チェヨンMISONOだ。もうしょうがない。そういうことで許してほしい。「Run To You」は、あまり見ないシリーズだが、このWinner編は、群を抜いてよかった。ものすごい多幸感。ただただほっこりする。こんなかっこいい小沢が職場にやってきて自分のためだけに歌ってくれたら、大抵の女は、気絶するだろう。あの女はなぜ気絶しない? 映ってるお客さん全員が「もしかしてサクラ?」と思わないでもないが、それ以外は本当に単純にハートウオーミングな映像で、もちろん「Really Really 」は、今年一番の名曲で、荒んだ心がちょっと潤う。本編のMVも、あまりにもオシャレでスタイリッシュですごかったが、まああれはぐっとくる以前に、全編オシャレすぎるからなあ。

最後の最後!彼女の手の甲に、小沢がキスする瞬間は、何度見てもぎょっとする。小沢って、そんなキザなことする人だったのか。よくファンが黙ってないなあと思った。すごい。

 

 

5位 ヘチャン 

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あまり感情を露にしないヘチャンがこの時だけはじけた感じ。あとはクールだった

 <対象> 2月「THE SHOW」での、DREAMが127より先に初1位を獲った瞬間。

 <講評> 今年2017年は、私にとってSMを考える上で大きなエポックとなった年である。それはまたいつか語らせて頂くとして、とにかく、NCTについては、127がこのままの路線でてっぺんとるまでやらせる強い意志を感じた(勝手に)。そして納得した。よくわかった。普通に従来のアイドルぽい歌を歌わせて天下を獲らせるのは、朝飯前くらいに簡単だろうし、やろうと思えば今からでもすぐできるのに、それがどうしても嫌なのだ。次世代のアイドル像を打ち出したいのだ。それなのに。ああ、それなのに、残ってた中高生メンバーで「あ、そうだ」的に、ぽっと思いつきでデビューさせてしまったDREAMが思いのほか出来がよく、当然評判もよく、(自制してたつもりが)ついつい良曲を与えてしまって、本家127よりも先に1位を獲ってしまうというこの顛末。幹部が頭を抱えた瞬間である。頭抱えたいのは、幹部だけではない。最年長マークのなんともいえない「無」の表情。ずっと無。感情が無。わかる。ぐっときた。そして、ヘチャン。誰よりも先に腰が折れた。「はぁ~~~っ!」て声が聞こえてきそう。なんちゅうことをしてくれるんやって感じ? わかる。ぐっときた。なんつってもこの2人、127との兼任メンバーだ。127が主体でDREAMなど副業も副業、サイドでありサブでありオプションであり付録でありご褒美的活動で暫定グループでお遊びなのだよ。と、日々すっぱく指導されて叩き込まれているはず。テヨンはじめ、お兄さんメンバーたちにどういえばいいのか、どんな感情を持てばいいのか、どういう顔して127の活動していけばいいのか。そりゃ複雑。あちらでしんどい思いしてるのよく知ってる2人だからこそ、複雑すぎて可哀想。2倍働いて2倍しんどい思いしてる2人が、こんな目にあって可哀想と思った。しかし、いいものはいい。いい曲はいい曲だし、かわいいものはかわいいのだ。私は、この番組の独断による1位判断が、性格悪くて結構好き。あとのメンバーがまだぼーっとしてるのに、頭の回転が速いヘチャンが速攻で腰折れたの、すっごく気持ち現れてて胸に迫った。マークとは全然違うけど、またこの子も凄い子だなと思う。

 

 

 <次点> 他の記事にも書いたけど、本当の本当は、せぶちエスクプス氏がぷでゆ最終回現場に駆け付けるもみくちゃの瞬間が、ぐっとくる大賞にふさわしいの、間違いないんだけど、ちょっと画像が見つからない。前後の様子も見たいから動画あればよかったんだけど、ほんとになくて残念。でも、画がなくても、噂だけであそこまでぐっとくる話もないから、逆にすごいわあの話。

 

 <おまけ> どうでもいいけど、今年前半は軍服?ナポレオンジャケットの衣装が多くて皆かっこよかった。なにあれ流行ってたのか? アイドルらしくていいわーー。

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