お留守番のあとに。

どぼいじゅ、次こそ、しょうもない曲が来そうでおろおろしてしまう。

【宇宙少女とTheBoyz】大人数ならではの団体芸をやるグループが気になって仕方ない。

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去年2017年、自分の中では「ソロのアイドル歌手」が熱かったのでした。あの子もその子もこの人もって感じで、やたらソロアイドルがキラキラ輝いてみえる!っていう1年でした。今年2018年はそれが、「大人数グループ」なんです。ただ、大人数ならいいわけじゃなく「人数が多いからこそできる団体芸」に秀でたグループといいましょうか。その人数でなければ成立しない団体芸を特長としてるグループに心奪われて、結局ずっと気になっています。

ことのはじめは、年末にデビューしたTheBoyz(以下どぼ)でした。
最初はダンスが早すぎて目を回してた私ですが、今年に入って、あのダンスパフォーマンスの素晴らしさ!奥深さを理解しました。あのダンスは、あの人数(12人)でなければできない、多人数だからこその表現。つまり、1人1人のダンスの見栄えより(それも十分カッコイイのですが)グループ全体を俯瞰で見た場合のかっこよさや綺麗さにこだわる様式美のようなもので、フォーメーションや動きに重きを置いています。今年は、その辺に注目してずっと団体芸やダンスについて幅広く考えています。


あのー、「アイドル運動会」の男子エアロビクスあるじゃないですか。要はああいう精神です。あれはまあ5~6人くらい?ですが、チームエアロビてずっと同じ場所にいることはなく、踊りながら常にみんなである形を作り、踊りながら移動し、支えたり乗ったりお互い協力して飛んだり跳ねたりする競技。組立体操の要素もあるので1人欠けてもできないですよね、形が完成しないしとんだり跳ねたりできない。アイドル団体芸はあれを10人とかそれ以上の大人数でやってる感じだと考えています。

SuperJuniorはデビュー時13人だった大人数グループですが、13人もいるんですよ~~!というだけで1つの話題になった時代。珍しかったということでしょうね。でも4~5人グループと振付内容が特に変わることはなかったように思います。あの頃は、どの会社もどのグループも、同じ立位置にて1人1人がいかに上手に踊れるか、という個人スキルを見せる時代でした。それとポイントダンスがあって。当然フォーメーションチェンジあるにはあるんですが、それは「そのパートを歌う人が常にセンターに来るように」考えられた動きだったので、全体のシェイプなどあまり気にしてなかったと想像します。まるで「十戒」の海が割れるシーンみたく、パカっとメンバーが二手に割れ、後ろからボーカルが歌いながらズンズン前に出てきてどセンターに立つという方式、それが何度か繰り返されるのです。あの方式は盛り上がるので嫌いじゃないですが、ど正面の観客でないと堪能できない、歌った後が情けないんです。クルっと踵を返し、なんと客にオシリを向けて一番後ろまで歩いてトコトコ戻るんですよ、盛り上がってる曲中に。あれ今もやってるけど、あんなに堂々と客にオシリを向けてただ歩いてたなんてやはり時代を感じます。SJだけじゃなく、大人数関係なくそういう時代だったのです。話のついでに、私が思うアイドルグループのダンストレンドの変遷をざっくり語らせていただきますと、

①メインダンサーがいかに上手に踊れるかっていう個人スキルの時代 

②全員がいかにシンクロさせて踊れるかっていう群舞の時代

③全員がいかに見事に全体フォーメーションを形成できるかっていう団体芸の時代 

と進化してきたと思います。個人スキルが競われてるのは今も同じですが、昔は、メインダンサーが飛びぬけて上手ければ、あとはそこそこでよかったのです。嘘みたいにダンス下手な人がいてとしても。しかし、競争が激しくなり、皆がダンス上手くて当たり前という時代に突入していくのです。一糸乱れずシンクロさせて踊る群舞の立て役者は、いわずと知れたInfinite。2011年くらいでしたか。ぴに以降、今度は男子も女子もシンクロさせてなんぼという時代に突入、これまた、いつの間にか「それが当たり前」という時代に。K-POPの代名詞とまでいわれる特長になりました。と、どんどんアイドルのダンススキルは高度なものになっていくのですが、最後の「全体でつくる団体芸」の扉を開いたのは、2016年のSEVENTEEN(以下せぶち)だと考えています。(②と③の間には、音を真裏でとったり、その半分でとったりという非常に細かすぎるダンスを開拓し、力技でシンクロさせたBTSが出たのですが、それはスタイルではないので割愛)

せぶちも13人の大人数ですが、シンクロレベルが非常に高いというだけにとどまらず、デビュー曲でいきなり、パントマイムや当て振り、小芝居要素をふんだんに採り入れた「団体芸」という新たな境地を開いたのです。13人いるからこそできたあのデビューパフォの衝撃は今も忘れられません。彼らは歌もうまいし曲もいいけど、最たる功績は団体芸を完成させたことです。それまでにも大人数男子グループで、スポーツやマーシャルアーツ(雑技団的な)、あるいは芝居的なことを入れてたとこはあったのですが、単発的というか中途半端だった、それがせぶちの登場でちゃんとした大きな動きになった感じです。メンバーであるホシ君が考えたというのも意義深く、その後のトレンドになっていった気がします。
 
 せぶちの場合、芝居要素あるコミカルなパフォが特長でしたが、どぼの場合は、しゅっとしたスタイリッシュさにこだわってるのが、個人的にツボです。
彼らは、アイドル黎明期の動きからすると、もう比べ物にならないほど、踊りながら移動しまくります。ステージが広い場合など、踊ってるっていうより走ってる感じ。カメラさん泣かせです!それくらいのスピードでありながら、自分のダンスを踊りつつ全体フォーメーションを作る、、、という、まるで「自転しながら公転する」のがすごいのです!!場所を移動するときも、他のメンバーとの向きや動きと一致するよう、斜めの姿勢のまますっと横へ移動とか、うしろ1/4回転しながら移動、とか、微に入り細に入りスタイリッシュでかっこいい。もはやフィギュアのような採点競技みたいな気がしてきて、本日のステージの出来栄え点とか回転不足とか芸術的表現とかについて、延々とオタク同志で喋りたくなる、個人的にはそのような娯楽にまで進化を遂げた見物しがいのあるものです。

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ちなみに、まったくダンス経験がない私にはわからないのですが、アメリカの一般人ダンサーのコメントによると、ダンスというものは、その場で激しい動きを続けることより、何mも移動するフォーメーションチェンジの方が数十倍キツイのだとか。ということは、どぼや初期せぶちの団体芸って、非常に疲弊するということ。若い時しかできないんだろうし、何曲も続けて踊るのは大変、ってことなのでしょう。あと、メンバー抜けが常態化するとアレンジが大変、動きすぎるので誰が誰やらわからない、ゆえにメンバーの顔がいつまでたっても覚えられない。怪我しやすくて危険、と。考えてみればデメリットが結構ありそうです。前のシンクロダンスがあっという間に業界じゅうに浸透した時と違って、団体芸がなかなか広まらないのは、そういう理由もあるのかな? そこまでする意味も魅力もないと思われてるのかな、と思ったりしています。あんなにかっこいいのに。

 

しかし。しかししかし、今年の私は思うのです。
10人以上もメンバーがいるのに、皆で何かを創り上げようとしないで、旧態依然としたフォーメーションに甘んじているだけ、とか、1人1人の振り付けをすごく面白いものとか高難度にしてあわせるだけ、とか、そんなんでいいのか?と。大体なんのための大人数かといえば、いろんな顔(キャラ)を揃えてファンを1人でも多く増やすためってのは、私も知ってますよええわかってます、ですが、折角たくさん人数がいて、しかも全員ダンス上手いのにもったいないよなーー。と思うのです。


勇気を出していいますと、例えば、NCT、PENTAGON、WANNAONEとかは、ご存じの通り大人数ですが、さほど人数ならではのフォーメーションを考えてないですよね。あ、PENTAGON今は8人でしたね。ま、8人でも、って話ですよ。GoldenChildsは、あえて逆を行く発想で、できるだけ同じ場所に立って覚えやすいフリをするのがお家芸なのでそれはいいんですけどね。あるいは、WANNAONEも、期間限定ユニットなのでいろいろ仕方ないと思うんですよ、そういう人たちは。

だけど、今や10人もいるNCT127、1つ1つの振り付けは素人の私などにはわからんけど(これもダンサーさんの弁で知った)どの曲もすごーく難しいダンスらしいじゃないですか。誰にもできるものではないと。そんな高難度な振付を完璧に踊ってんのに、素人にてんで伝わってない、理解することもできないのでは意味ないのでは? それなら、わかりやすい団体芸の方が「見栄えはいい」って考え、ありません? と思っちゃうんだなあ。NCT2018なんか18人もいるのに、それこそ組立体操みたいなポーズ作るとこ以外、本当に並んでみんなで同じ振りを踊ってるだけじゃなかったでしたっけ。うしろ全員バックダンサーなじゃないんだから、なんつーか、やっぱ勿体ない気がいたしますよ。あと、どこがありましたっけ。とにかく9人以上(9人グループは凄く多い)のグループは是非やってほしいです。いっぱいいるでしょ9人。あそこもここも。やってほしい。ただただ私が喜びます。

 

と。ここまで来て思い出しました。
そうでした。127もそうですが、たしかSMって、ダンスに関しては、年季の入った「個人スキル原理主義」なのでした(歌はまた別)。例えば、シンクロが当たり前になってる現在でも、いまだ「全員の動きを揃える」指導は一切してないと思います。違う?EXOにしろNCTにしろ、SHINeeだって、名ダンサーがゴロゴロいるけど、それぞれのダンスタイプに敬意を払ってる為、誰かに寄せろとか、全員この角度に合わせろとか、そういう矯正はせず、それぞれの道で1番になればいいと思ってるフシがあるんですよねSMって。だから、昔からSMでは、ダンス練習も全体合わせ以外は、強制ではなく個人の自由。やる人はどんどん練習してどんどん上手くなって下さい的な。やらなくても別にあまり何もいわれないみたいだし、せぶちやどぼのように「全員揃ってからが練習」という指導はしてないはず。例えば、テミン、キー、カイ、レイ、シウミン、テヨン、テン、と大変な名ダンサーが多くいるのに、全員うまさの方向がてんで違ってることを放任してるのです。EXOを見ると最もわかりやすいのですが、同じ曲を見てても、シウミンとカイではてんで踊り方が違う。ダンスの解釈自体が違うのでしょうね、やってることの大きさも角度もまるで違う、同じフリとは思えない時すらある。音を先取りするか後取りするかジャストなのかくらいは合わせればいいのにそれすらしない。しかし両者とも唸るほど上手いのですよ。どっちが上手いという問題ではない。みんな違ってみんなうまい、の世界。どっちが正解とかじゃなく「お客様の好き嫌いの問題」と考えてるんでしょう。そういう方針だったことを急に思い出しました。(揃えるのは顔の良さだけですね、そこは現役の間は無理させてでも必死に合わさせてると思います。同じような顔の方向に)


話がそれてしまいましたが、てことでSMは、今後どんなグループが出てこようと、ダンスに関しては男女とも「全員合わせてなんかやる」という考えがないみたいなんで、諦めることにします。そもそも、大人数であろうとなかろうと関係なかったわけで、127に美しい全体フォーメーションを求めた私がバカでした。(しかし勿体ないと思い続けると思う)どっか、ないかなあ。大手で大勢で上手な人たちの団体芸やってくれるところ。アストロとかが10人編成でしかも鬼のような団体芸やってくれたら、もう私いうことないんだけどなあ。

 

さ。では、気分を変えて、女子の話もしときましょう(しつこい)。
例えば、宇宙少女は12人デビュー、すぐ13人になった大人数ガールズグループ。女子としてはすごく多いですよね。ここは素晴らしいですよ。それこそ13人いるからこそ成立するダンスフォーメーションを女子ながら見事にやっておられるのですから。そういう意味では本当にお気に入り。同じ人が振付てるんでしょうか。どうか変わらずそのまま続けてほしいです、なんだかんだ団体芸はある程度続けないと流行らない気がします。先ほど書いたように、女子であれだけ移動するとなると、とてもしんどいはずですが、皆さん涼しい顔で(?)さっささっさと動かれるのできっと体力あるんでしょうね。
宇宙少女とかDREAMCATCERのフォーメーションは、ほんとに男子並みに複雑で立体的だし運動してるみたいにパワフルなので、それだけ見応え十分。ぜひ女子もあとに続いてほしいです。

gugudanも、常に制服着せられてるところから推察するに(同じ衣装きてるグループは団体芸やる可能性が非常に高い)いつでもやれるだけのポテンシャル充分だと思いますので、まだまだ期待しています。あとは、やはり12人いることにあれだけ意味づけしてきたLOONA。あそここそやるべきでしょう。LOONAならではの団体芸期待していますが、どうでしょう。
それと、以前、OhMyGirlが「CLOSER」で神がかったフォーメーションをやりきったことがあって目を見張ったのですが、ていうか、一部業界の伝説にさえなっているのですが。。あれ思い出すと、人数どうこうよりも、あまりにもプログラムが複雑でマニアックすぎて、振付師が気が狂ってしまったとしか思えない異常さだったのですよねえ。団体芸、あまりにこりすぎると神経症になってしまいがちなので、何曲かそこそこ続けられたらいいくらいの心持で作ってください、コレオグラファの方は。

 

ダラダラ書いてまいりましたが、これほどまで今年盛り上がってる大人数グループや団体芸。こんだけ好き勝手書いといてナンですが、去年のソロ歌手ブームがそうだったように、来年になってみれば、すっかりほかのことに夢中になってるかもしれません。あれなんですよね、あまりに夢中になると「揺れ戻し」がくるみたいで。まあ、それもまたよし。どぼやぐぐだんのは、わたくしのもう1つの性癖である「同じ服を着る」という特徴も満たしてくれてますので、ここはもう、この際、とことん深みにはまるだけはまって、動線を全部覚えるくらいになろうと思っています。お付き合い有難うございました。最後に、宇宙少女どっかん!と売れますように!!!

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