お留守番のあとに。

ミン・ヒジンが憎いあまり、NewJeansまで一貫して嫌うパン。自ら金のなる木を焼いている。

【LOOПΔ】終盤に向けて、盛り上がってついていこうと思う。

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清純派美少女路線のアイドルがあまり得意ではない。

あれこれメークや衣装をがっつり作りこんでくるガールズグループの方が好きだ。なので、昨秋始まったLOOПΔ「今月の少女」も、その仕掛けづくりは面白いし、コンセプトのブレなさやクオリティの高さは評価しつつも、なんとなく前半はあんまり目がいかず、「ふーん」と思っていた。偉そうですみません。

 

あのね、でもね。
そもそも、「毎月1人ずつ美少女を公開していき、12人揃ったところで完全体ガールズグループとしてデビューする」というシステムなんて、絶対面白いに決まってるし、やれることなら誰だってやってみたいアイデアだし、「絶対オタクとかサブカル好き全員が好きなやつ!」じゃないですか。まあ、私も好きですけど! 

だから、鳴り物入りで始まった時は皆、きゃーっ、うおーっと飛びつくけれど、でも、このテの大仕掛けプロジェクトって、最初よくてもそのうちお金が続かなくなって、尻すぼみ的に消失してしまうとか、あるいは、なんとか当初の計画通りにいったけど、そこですべての戦意と経済力を使い果たしてしまって、その後が続かなかった・・・・。てことが往々にしてあるじゃないですか。往々にして! 往々にして! 

 

それにだなー。

大体、18カ月かけて12人の少女といくつかのユニットを公開、2018年春にグループデビュー。ってことは、いかにも、グループデビューこそが最終的なゴールにしてる感じがして、来春以降のグループ活動のこと、誰も何も考えてなさそうだし、全然面白くなさそうだなぁって、初めて聞いた時から容易に想像できてしまうじゃないですか。それに、改めて考えたら、12人の少女が毎月カムバ繰り返してたペースだったのに、そんなのに比べたらどうしたって、活動の回数が大幅に減るわけで!だからこそ、「グループデビューなんかしてしまったらそれこそ一巻の終わり!」っていう雰囲気がプンプンしちゃってるのだ。
と、そういうことも含めての「ふーん」だったのだ。

 

ところが、だ。

「今月の少女」が、じょじょに、清純派美少女だけじゃなく、ポップな子とかクールな子とか徐々にいろんなタイプの子が登場するようになってきて! 当然、その子のイメージにあわせた楽曲でMV作ったり、アルバム作ったりするので、ちょっと「わー自分好みになってきたなーー」と思って喜んだり。どう考えても、大物フィクサーが絡んでるんじゃないのか?ってくらい、じゃんじゃんじゃんじゃん、お金を湯水のように使うシステム(!)がいつまでたっても枯れず絶えず。。。。最初の豪勢な消費っぷりは、全然ハッタリでも見栄でもなくて、「予算はあといくらでも使えるんだなー」ってことがわかったきたり。(知らんけど)


というふうに、私にとっては、この夏あたりから、ぐっと、LOOПΔまわりの状況が変わってきたので、俄然興味が湧いてきて、大変、遅ればせながら、ちまちま見せていただいております。コサンの方、よろしくお願いいたします。

 

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そうすると、見れば見るほど、知れば知るほどに、そのブレないコンセプト、高品質な映像ワークス、楽曲の選び方作り方から、プロモーション、細かい謎解きのしくみまで、本当に素晴らしい内容で、何を見ても舌を巻くばかり。一体、誰が何のためにここまで徹頭徹尾、妥協のないアイドルつくりをしてるのか。と不思議に思うくらい。それくらいよくできている。ほんと感心しちゃって不気味ですらある。一体、なんなんだろう。


LOOПΔの所属事務所は、Block Berry Creative というところらしい。
Lady’sCodeの事務所であるポラリス傘下のレーベルだったが、LOOПΔ立ち上げと同時に、音楽事務所としての仕事を開始。てことはつまり、LOOПΔが先で、その仕事を全面的にやるためにここをわざわざそうしたってことだろう。この事務所のこと、あまりわかってないみたいだが、そりゃそうだろう。LOOПΔをやるためにわざわざ立ち上げた事務所ならば、詳細な情報はできるだけ世間に公開したくないだろうなと思う。先日、このポラリスを逆にBBCが吸収したらしいので、今後は、LOOПΔ専門事務所から、ほかにも複数アイドルをみる音楽事務所として本格的に乗り出すものと思われる。


そして、ほとんどすべての映像作品を製作しているのは、DIGIPEDIというビジュアル制作会社。完全外部の専門会社で、これまた私はよく知らないが、随分前から、男女問わず人気のK-POPグループ(しゅじゅもウィノもしゃいにもろぶりずもおまごるもぐぐだんも、そして今大注目のどぼいじゅも。とにかくいっぱい)のMVなどを作ってきた有名な会社らしい。

そしてそして。一年半にも及ぶLOOПΔの総合プロデュースであり、長らくこのコンセプトを温めて練り上げてきた人、今まさにそれを実現せんとしてすべてのアイデアを出してる人、それが、チョン・ビョンギ氏(Jaden Jaeong)、その人である。

もともと、JYPの社員だったようだ。そこからウリムのA&R室長になって、そこで、Loveryzのデビュー前から全面的に関わり、その辺りから今のLOOПΔの元案を考えていた模様。そういえば、あの時もベビソルちゃんジエジスとか、先行デビューしてたしなあ。なんとなく、ろぶりずの清純美少女路線とLOOПΔ当初の感じ、どこか似てると思ったことあったが、根っこは同じだったって話だ。チョン氏は、15年にウリムとの契約が切れ、その後はフリーランスに。長年の夢であった自らの理想とするアイドルづくり、つまり、LOOПΔプロジェクトに本格的に取り掛かる、と。

 

と、まあ、ざっと、LOOПΔ及び「今月の少女」を作っているのは、このブレーン三つ巴。ということらしい。勉強になった。
で。この三者のどこの誰が、そんな油田でも持ってそうな大金持ちなのか、はたまた、その誰かからどこかのスポンサーに通じる金脈があるのか、さっぱり、見当もつかない。てか、もういいよって感じがしてきてる。だいぶ前から。「なんか知らんけどお金はあるみたいだ」という認識ありきで納得したので、不問に付す。

 

 いずれにしても、チョン氏の話をきいて、本当にこれは羨ましい話だと思った。
世の中にはアイドルになりたい!と願う少年少女がいる一方で、アイドルを作りたい!と思ってる大人がたくさんいる。その辺のオジサンやサラリーマンだってそうなのに、ことクリエイティブな仕事に就いている人たちにとっては、「自分のやりたいことを、やりたいように、やりたいだけ」やってアイドルつくっていいよ。なんて話、すごくない? すごすぎる。しかも!予算に糸目はつけないってことでしょ(勝手に)? 本当にすごい。もう、夢のまた夢。願ってもそんなこと、万に一人も叶えられないとんでもない理想だと思うから。そういう意味で、チョン氏は心底幸せ者だと思う。
これからも、(誰の金か知らんが)予算に糸目をつけず、一切の妥協をせず、思うようにやってくれたら、我々がちゃんと見てちゃんと楽しみますので、よろしくお願いいたしますといったところ。

 

さて。てことなので、自分にとっては、これからのラストスパートが、本当のLOOПΔ観戦。楽しみにしておりまする。「ふーん」とかいってすまなかった。
全体的にはなんとなく、各ソロもユニットも、静→動へ。アコースティック→ポップ・クールへ。 生足→カラータイツへ。という方向にどんどん進む感じがしているので、あと2人!そして、最後のカルテット1組! まさに、その辺の激しさでダンス曲がきたら、こんなに嬉しいことはない! 来ないかなー。まあ、私が喜ぶだけの話だが。なんかビジュアルのことがよく評価されてるけど、実は楽曲がすべていいんだよ、これが。


当初から勝手に悲観視してたデビュー後のグループ活動。これも、もう、グループのは、そこそこどんな曲でもどんなイメージでもいいので、春以降も、せっせとそれぞれのソロとかユニット活動をこじんまりと続けてくれたらいいかなって。そう願うことにしました。(mixnineに出てる2jinのことは心配してませんあれは好きな時に好きに断ればいいので)(あ、あと2人の少女も、もうこうなったら、日本人でもタイ人でも中国人でも美人で勢いがあればだれでもいいと思います!)

 いいのが来ますように。