お留守番のあとに。

RIISE、わかりやすい「景気がいい」曲、ありがとうございます。

今年つまんなかったこと。

 

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本文とは関係ないけど好きな写真。昔のアフスク

つまんない1年だった。

K-POP見始めて6~7年、今年2018年が一番つまんなかったかも。もちろん個人的な感想だけど。
なんだろう。7年も見てるとさすがに飽きてくるのか、それこそ老害で鈍感になってしまったのか、いろいろ考えてみたがそればかりじゃない。単純に、自分好みの曲やスタイルを現実化してくれるグループがぐっと目減りしただけだった。そらつまらんわ。あ、TheBoyzは好きでした。今も好き。今年唯一グループとしてぐっときたグループなので、引き続き注目していくわけだが、なんちゅうか、ちょっとスマート(賢い)すぎて笑えないんだよなあ。1人くらい突き抜けた「どアホゥ」が欲しい感じ。あんなに素晴らしいのに贅沢いって申し訳ないけど。

というわけで、今回は、ただただ私のどうでもいい愚痴をだらだら書くので、心の広いことに自信のある方だけ読んでみてください。すみません~。

私にとって、K-POPというのは「とてつもなくダサかっこよくて、大爆笑できて、ドラマチックなもの」。
Kに笑いを求めてる人、聞いたことないけど、今年一年よく考えてみたら私の場合は絶対そうだとわかった。私は、K-POPシーンに、決して最先端のことや超オシャレなことなど望んでない、新しいことに価値はあっても意味はない、いやオシャレでもトレンドでもそれで大爆笑できるんなら大歓迎だが、そうじゃないじゃんか。おととしから去年、去年から今年と、曲もコンセプトもどんどんワールドスタンダードに傾いてって、なんちゅうか、折角韓国人がやってるのに、東アジアのコクとかエグミとかいいとこが出てなくて、ほとんど笑えない。だから、私にとってはつまんなかったんだと思う。

別に、韓国人のコク=ダサかっこいい所、だといってるんじゃない。わざわざ、ダサかっこいいことをやるから意味あるんじゃないのか?だって、アジアのエグミやコクは、アメリカ人やイギリス人にはひっくり返ってもできないんだから。韓国人にしかできないからK-POPっていうんだし、それやればいいじゃんという気持ち。何言ってるのかわからんけど。

 

あ、そうそう。私は、昔から嬉しいと大爆笑してしまう特異体質なので、笑ってしまうのは、絶対にバカにしてるわけじゃないって事を強く申し上げたい。喜んでる現れなのだ。ウケてるってことだ。困ったりびっくりしたりした時でさえ、へらへら反射的に笑ってしまって、よく「日本人のもっとも悪いところ!」と叱られてる人間だが、嬉しい時楽しい時に大爆笑してしまうクセはその比ではなく、頑張ってやめよう治そうと思っても、どうしても治らない。コンサート行っても、もう出てきたところで大爆笑を禁じえず、何しても何をしなくても、いちいち嬉しくて2時間以上ずっと手を打って笑ってる状態なので、周囲の人間に気持ち悪がられる、それほどの特異体質なのだ。(やってる側は笑わせようとは思ってないだろうから、そこに関しては失礼だなと反省しておる)

んー、わかってもらいやすいところで具体名を出すと、例えば、BEG(ブラウンアイドガールズ)のアブラカタブラをはじめとする、サイン、新世界、キルビルなど一連の仕事は、どれもかっこよすぎて大爆笑じゃないです? 顔と衣装だけであんなに笑えるのに、あんなカッコイイ曲ってほかにあるかなってくらい最高。そして、Infinitesも最高です。間違いない。あれをK-POPの真骨頂というかあれをK-POPの定義にしてほしいくらい、ダサかっこよくて最高。いずれもドラマチックだし。笑えるってそういうこと。こんなんで伝わったろうか。(伝わってない)

なんだろう。著しく度を越してでも創りあげる精神が面白いってことなのかなあ。なりふり構わずにやってるところが最高にかっこいいし、面白いのだ。どこからみても突っ込まれないように考えたパフォーマンスは面白くないんだよぅ。

2NE1のかっこよさは笑えるけどBLACKPINKは一切笑えない、EXOは笑えるのにNCTは笑えない、ワンガは笑えるほどカッコイイがTWICEは笑えないとかそういうやつ。今すごく売れてる人たちの特徴ってその辺じゃなかろうか。VIXXの衝撃的なビジュアルに大爆笑しつつ、それでありながら「ぎゃーーかっこいいいーー!」という魅力が見事に両立してたのを思い出してほしい。今は全く笑う要素のないShinee東方神起、少女時代でさえ、何がそんなに面白かったのか思い出せないけど、当時は大爆笑してたし、AOAとかおまごるちゃんくらいまでは、まだ全然笑えた。モネクも前はもっと笑えたし。ミリオン売れたとか1億再生されたとかいう物差しでは測れないものがあるのに、みんな笑えない方向目指すからほんと今年はつまんなかった。BLACKPINKなど笑えないを通リ越して「笑ってはいけない」という域に達してきたし、なんか怖いよ。人前に立つ職業なんだから、たまには笑われることもあるでしょうよ、どう思おうがこっちの勝手やんけとか思っちゃう。まあ勝手に突っ込んで勝手に怒って勝手に言い訳してるわけですけど。

かつては日本人アイドルもできてたことだが、今現在は韓国人にしかできないことなのだし、韓国人がそのあたりをやらなくなると、もうすぐ中国、フィリピンとかタイとかの人がやってくれるとでもいうのだろうか、それにはもうちょと時間かかりそうなんですけど。なので、今はいいけどまたあの方向に戻って行ってほしいなあと今年強く思った。


さて、今年もう1つつまんなかったのは、いろいろ騒動が多かったこと。
まーいわゆる、ヒョナイドンの熱愛からの脱退退社騒動とか、秋元康作詞BTS日本オリジナル曲発売中止騒動とか、ジミンちゃんTシャツ騒動とか、最近だと、にゅいの日本リリイベ中止騒動とか、咲良奈子HKTイベント騒動とか?あー、日韓多かったなあ。
騒動自体がつまらなかったんじゃない。それより、今年は何かあるたび、よくわかってない人たちやマスコミが二次的三次的にとりあげて、おんなじことばっかり勘違いなことお門違いなことをいいまくって、それがうるさくて面倒臭かったということだ。一般人は仕方ないとしても、仕事で報道したり記事書いたりしてる人に、ちゃんと取材しろよといいたいことばかり。知らないなら勉強しろ、わからないなら調べろよ最低限は。平気で間違った写真とか名前流すし、「ファンはこう言ってます」ってそのまま書くのはもう報道でもニュースでもなくて、テレビで新聞読み上げてるのと変わらないレベルだからな。当社や当人が取材に応じないからって、適当なこと書くなよ仕事なんだから。自分のいいたいことをいいたいだけなんじゃないのかっていう。芸能ニュースだけじゃなくて、全般的に報道ってかマスコミって、年々レベル下がってる気がしてならない。もうしっかりしてー。

 

特に、今年は、対象のアイドルが大物揃いであったこと、日本でもK-POP業界がメジャーになってしまったことを受けて、想像以上に面倒臭かった。
つきあってはいけない2人がつきあってたとか、会社が決めたことに文句いうとか、気に入らんメンバーを脱退させろとか、キノコ雲の写真を使用してしまったとか、そんなの連綿とあったはず。真のファンは被害を免れないけど、それ以外の人の正しい反応としては、全部「ハッ!」と一発笑って終わりにしてあげることだと思う。「なんでも笑ってんじゃねーよ!」とまた叱られそうだが、虐待や病気、給料未払いなど人道的なことは決して笑ってはいけないが、熱愛やけんかはむしろ笑ってあげた方がいいのでは。内部事情も知らんくせにぐちゃぐちゃ自分の主張ばっかりいうよりいいよ。例えば原爆問題を笑うのではない。そのことがどれだけ大きな意味をもっているかってことを韓国人はほとんど知らないし、でも日本で仕事もしてるプロなのに自覚できてなないという手ぬるさや無知を笑ってあげるのだ。

だって、仕方ないじゃんね。つきあってしまってるものをどうこう言っても遅いし、隠しといて欲しかったいうけど認めたものは消せないし、知らずにやってしまったことはもう遅いじゃん。これから気をつけろ以外にいうことないわ。まあな、そもそも会社が正式に決めたことを、自分のいいように撤回させようという発想自体が腐ってるというか狂ってるというか幼稚すぎて教育が足りないのかなと思うけれど、それもそういう人たちなんだもんしようがない。抗議してしまう人にも、その抗議を受け入れてしまう会社にも、何いっても仕方ないんじゃないですかねえ。私、根っからの泣き寝入り体質&見限り体質なのでどうしてもそう思ってしまう。教育者には死んでもなれないタイプ。ほんと「ヒャッハー!またやらかしてんなーー!」「バカですねえぇぇぇぇ」と笑って、そのままその話題は忘れ去った方がよほど身体にいいと思うんだけど。(無理承知でいってるんだけど)。ほんと面倒臭い。

 

とっても若くて、まだ中学や高校に通ってるようなオタクやマニアならば、「何か行動を起こして大きなことを動かしたい」というのも、百歩譲って悪いことじゃないと思う。自分の意思や意見をもつことはいいことだし、それをぶつけていくのも勉強なので。社会や経済がわかればタメになるし(でも社会てちょろいと味を占めないでほしい)しかし、大人はっていうか、少なくても私はもうそんな悠長なことしてる場合じゃないと思っちゃう。本当に、その決定は間違ってると思っても、それを「自分の力で是正してあげよう」とか「正義をわからせてあげよう」という気にならない。それは、若くて正義感のあふれる人がやればいいんじゃないかな?くらいの隠居立場だ。そもそも、そこまで自分が正しいと思うのすごいよー。こんな志が低い人間がなにをぐだぐだいってんだって話だが、ほかに夢中になってる話題がなかったんで、ついつい愚痴ってしまった。申し訳ない。若い人もオタクも会社やってる大人も頑張って下さい。一番何かいいたい人がいるとすれば、直接被害に遭った人と傷ついた人ですほんとご愁傷さまでした。次からは楽しくて仕方ないオタク生活が送れることを心よりお祈りしています。

 

そんな年だったので、今年後半は、昔の名作MVばっかりみてた私。
売上では今年の半分もいってなかったであろう2010年とか2012年とかあたり、ほんと最高で爆笑しっぱなしなので、みんな見て。絶対楽しいから。来年にむけてああいうブームまた来ますように。あと、TheBoyzはひとつ突き抜けた「どアホぅ」が現れてくれることを期待してます! 来年は笑って過ごしたい!

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唯一どぼで笑わせてもらった写真。来年はQちゃんがもっとオカマにみえることを期待します

 

【宇宙少女とTheBoyz】大人数ならではの団体芸をやるグループが気になって仕方ない。

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去年2017年、自分の中では「ソロのアイドル歌手」が熱かったのでした。あの子もその子もこの人もって感じで、やたらソロアイドルがキラキラ輝いてみえる!っていう1年でした。今年2018年はそれが、「大人数グループ」なんです。ただ、大人数ならいいわけじゃなく「人数が多いからこそできる団体芸」に秀でたグループといいましょうか。その人数でなければ成立しない団体芸を特長としてるグループに心奪われて、結局ずっと気になっています。

ことのはじめは、年末にデビューしたTheBoyz(以下どぼ)でした。
最初はダンスが早すぎて目を回してた私ですが、今年に入って、あのダンスパフォーマンスの素晴らしさ!奥深さを理解しました。あのダンスは、あの人数(12人)でなければできない、多人数だからこその表現。つまり、1人1人のダンスの見栄えより(それも十分カッコイイのですが)グループ全体を俯瞰で見た場合のかっこよさや綺麗さにこだわる様式美のようなもので、フォーメーションや動きに重きを置いています。今年は、その辺に注目してずっと団体芸やダンスについて幅広く考えています。


あのー、「アイドル運動会」の男子エアロビクスあるじゃないですか。要はああいう精神です。あれはまあ5~6人くらい?ですが、チームエアロビてずっと同じ場所にいることはなく、踊りながら常にみんなである形を作り、踊りながら移動し、支えたり乗ったりお互い協力して飛んだり跳ねたりする競技。組立体操の要素もあるので1人欠けてもできないですよね、形が完成しないしとんだり跳ねたりできない。アイドル団体芸はあれを10人とかそれ以上の大人数でやってる感じだと考えています。

SuperJuniorはデビュー時13人だった大人数グループですが、13人もいるんですよ~~!というだけで1つの話題になった時代。珍しかったということでしょうね。でも4~5人グループと振付内容が特に変わることはなかったように思います。あの頃は、どの会社もどのグループも、同じ立位置にて1人1人がいかに上手に踊れるか、という個人スキルを見せる時代でした。それとポイントダンスがあって。当然フォーメーションチェンジあるにはあるんですが、それは「そのパートを歌う人が常にセンターに来るように」考えられた動きだったので、全体のシェイプなどあまり気にしてなかったと想像します。まるで「十戒」の海が割れるシーンみたく、パカっとメンバーが二手に割れ、後ろからボーカルが歌いながらズンズン前に出てきてどセンターに立つという方式、それが何度か繰り返されるのです。あの方式は盛り上がるので嫌いじゃないですが、ど正面の観客でないと堪能できない、歌った後が情けないんです。クルっと踵を返し、なんと客にオシリを向けて一番後ろまで歩いてトコトコ戻るんですよ、盛り上がってる曲中に。あれ今もやってるけど、あんなに堂々と客にオシリを向けてただ歩いてたなんてやはり時代を感じます。SJだけじゃなく、大人数関係なくそういう時代だったのです。話のついでに、私が思うアイドルグループのダンストレンドの変遷をざっくり語らせていただきますと、

①メインダンサーがいかに上手に踊れるかっていう個人スキルの時代 

②全員がいかにシンクロさせて踊れるかっていう群舞の時代

③全員がいかに見事に全体フォーメーションを形成できるかっていう団体芸の時代 

と進化してきたと思います。個人スキルが競われてるのは今も同じですが、昔は、メインダンサーが飛びぬけて上手ければ、あとはそこそこでよかったのです。嘘みたいにダンス下手な人がいてとしても。しかし、競争が激しくなり、皆がダンス上手くて当たり前という時代に突入していくのです。一糸乱れずシンクロさせて踊る群舞の立て役者は、いわずと知れたInfinite。2011年くらいでしたか。ぴに以降、今度は男子も女子もシンクロさせてなんぼという時代に突入、これまた、いつの間にか「それが当たり前」という時代に。K-POPの代名詞とまでいわれる特長になりました。と、どんどんアイドルのダンススキルは高度なものになっていくのですが、最後の「全体でつくる団体芸」の扉を開いたのは、2016年のSEVENTEEN(以下せぶち)だと考えています。(②と③の間には、音を真裏でとったり、その半分でとったりという非常に細かすぎるダンスを開拓し、力技でシンクロさせたBTSが出たのですが、それはスタイルではないので割愛)

せぶちも13人の大人数ですが、シンクロレベルが非常に高いというだけにとどまらず、デビュー曲でいきなり、パントマイムや当て振り、小芝居要素をふんだんに採り入れた「団体芸」という新たな境地を開いたのです。13人いるからこそできたあのデビューパフォの衝撃は今も忘れられません。彼らは歌もうまいし曲もいいけど、最たる功績は団体芸を完成させたことです。それまでにも大人数男子グループで、スポーツやマーシャルアーツ(雑技団的な)、あるいは芝居的なことを入れてたとこはあったのですが、単発的というか中途半端だった、それがせぶちの登場でちゃんとした大きな動きになった感じです。メンバーであるホシ君が考えたというのも意義深く、その後のトレンドになっていった気がします。
 
 せぶちの場合、芝居要素あるコミカルなパフォが特長でしたが、どぼの場合は、しゅっとしたスタイリッシュさにこだわってるのが、個人的にツボです。
彼らは、アイドル黎明期の動きからすると、もう比べ物にならないほど、踊りながら移動しまくります。ステージが広い場合など、踊ってるっていうより走ってる感じ。カメラさん泣かせです!それくらいのスピードでありながら、自分のダンスを踊りつつ全体フォーメーションを作る、、、という、まるで「自転しながら公転する」のがすごいのです!!場所を移動するときも、他のメンバーとの向きや動きと一致するよう、斜めの姿勢のまますっと横へ移動とか、うしろ1/4回転しながら移動、とか、微に入り細に入りスタイリッシュでかっこいい。もはやフィギュアのような採点競技みたいな気がしてきて、本日のステージの出来栄え点とか回転不足とか芸術的表現とかについて、延々とオタク同志で喋りたくなる、個人的にはそのような娯楽にまで進化を遂げた見物しがいのあるものです。

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ちなみに、まったくダンス経験がない私にはわからないのですが、アメリカの一般人ダンサーのコメントによると、ダンスというものは、その場で激しい動きを続けることより、何mも移動するフォーメーションチェンジの方が数十倍キツイのだとか。ということは、どぼや初期せぶちの団体芸って、非常に疲弊するということ。若い時しかできないんだろうし、何曲も続けて踊るのは大変、ってことなのでしょう。あと、メンバー抜けが常態化するとアレンジが大変、動きすぎるので誰が誰やらわからない、ゆえにメンバーの顔がいつまでたっても覚えられない。怪我しやすくて危険、と。考えてみればデメリットが結構ありそうです。前のシンクロダンスがあっという間に業界じゅうに浸透した時と違って、団体芸がなかなか広まらないのは、そういう理由もあるのかな? そこまでする意味も魅力もないと思われてるのかな、と思ったりしています。あんなにかっこいいのに。

 

しかし。しかししかし、今年の私は思うのです。
10人以上もメンバーがいるのに、皆で何かを創り上げようとしないで、旧態依然としたフォーメーションに甘んじているだけ、とか、1人1人の振り付けをすごく面白いものとか高難度にしてあわせるだけ、とか、そんなんでいいのか?と。大体なんのための大人数かといえば、いろんな顔(キャラ)を揃えてファンを1人でも多く増やすためってのは、私も知ってますよええわかってます、ですが、折角たくさん人数がいて、しかも全員ダンス上手いのにもったいないよなーー。と思うのです。


勇気を出していいますと、例えば、NCT、PENTAGON、WANNAONEとかは、ご存じの通り大人数ですが、さほど人数ならではのフォーメーションを考えてないですよね。あ、PENTAGON今は8人でしたね。ま、8人でも、って話ですよ。GoldenChildsは、あえて逆を行く発想で、できるだけ同じ場所に立って覚えやすいフリをするのがお家芸なのでそれはいいんですけどね。あるいは、WANNAONEも、期間限定ユニットなのでいろいろ仕方ないと思うんですよ、そういう人たちは。

だけど、今や10人もいるNCT127、1つ1つの振り付けは素人の私などにはわからんけど(これもダンサーさんの弁で知った)どの曲もすごーく難しいダンスらしいじゃないですか。誰にもできるものではないと。そんな高難度な振付を完璧に踊ってんのに、素人にてんで伝わってない、理解することもできないのでは意味ないのでは? それなら、わかりやすい団体芸の方が「見栄えはいい」って考え、ありません? と思っちゃうんだなあ。NCT2018なんか18人もいるのに、それこそ組立体操みたいなポーズ作るとこ以外、本当に並んでみんなで同じ振りを踊ってるだけじゃなかったでしたっけ。うしろ全員バックダンサーなじゃないんだから、なんつーか、やっぱ勿体ない気がいたしますよ。あと、どこがありましたっけ。とにかく9人以上(9人グループは凄く多い)のグループは是非やってほしいです。いっぱいいるでしょ9人。あそこもここも。やってほしい。ただただ私が喜びます。

 

と。ここまで来て思い出しました。
そうでした。127もそうですが、たしかSMって、ダンスに関しては、年季の入った「個人スキル原理主義」なのでした(歌はまた別)。例えば、シンクロが当たり前になってる現在でも、いまだ「全員の動きを揃える」指導は一切してないと思います。違う?EXOにしろNCTにしろ、SHINeeだって、名ダンサーがゴロゴロいるけど、それぞれのダンスタイプに敬意を払ってる為、誰かに寄せろとか、全員この角度に合わせろとか、そういう矯正はせず、それぞれの道で1番になればいいと思ってるフシがあるんですよねSMって。だから、昔からSMでは、ダンス練習も全体合わせ以外は、強制ではなく個人の自由。やる人はどんどん練習してどんどん上手くなって下さい的な。やらなくても別にあまり何もいわれないみたいだし、せぶちやどぼのように「全員揃ってからが練習」という指導はしてないはず。例えば、テミン、キー、カイ、レイ、シウミン、テヨン、テン、と大変な名ダンサーが多くいるのに、全員うまさの方向がてんで違ってることを放任してるのです。EXOを見ると最もわかりやすいのですが、同じ曲を見てても、シウミンとカイではてんで踊り方が違う。ダンスの解釈自体が違うのでしょうね、やってることの大きさも角度もまるで違う、同じフリとは思えない時すらある。音を先取りするか後取りするかジャストなのかくらいは合わせればいいのにそれすらしない。しかし両者とも唸るほど上手いのですよ。どっちが上手いという問題ではない。みんな違ってみんなうまい、の世界。どっちが正解とかじゃなく「お客様の好き嫌いの問題」と考えてるんでしょう。そういう方針だったことを急に思い出しました。(揃えるのは顔の良さだけですね、そこは現役の間は無理させてでも必死に合わさせてると思います。同じような顔の方向に)


話がそれてしまいましたが、てことでSMは、今後どんなグループが出てこようと、ダンスに関しては男女とも「全員合わせてなんかやる」という考えがないみたいなんで、諦めることにします。そもそも、大人数であろうとなかろうと関係なかったわけで、127に美しい全体フォーメーションを求めた私がバカでした。(しかし勿体ないと思い続けると思う)どっか、ないかなあ。大手で大勢で上手な人たちの団体芸やってくれるところ。アストロとかが10人編成でしかも鬼のような団体芸やってくれたら、もう私いうことないんだけどなあ。

 

さ。では、気分を変えて、女子の話もしときましょう(しつこい)。
例えば、宇宙少女は12人デビュー、すぐ13人になった大人数ガールズグループ。女子としてはすごく多いですよね。ここは素晴らしいですよ。それこそ13人いるからこそ成立するダンスフォーメーションを女子ながら見事にやっておられるのですから。そういう意味では本当にお気に入り。同じ人が振付てるんでしょうか。どうか変わらずそのまま続けてほしいです、なんだかんだ団体芸はある程度続けないと流行らない気がします。先ほど書いたように、女子であれだけ移動するとなると、とてもしんどいはずですが、皆さん涼しい顔で(?)さっささっさと動かれるのできっと体力あるんでしょうね。
宇宙少女とかDREAMCATCERのフォーメーションは、ほんとに男子並みに複雑で立体的だし運動してるみたいにパワフルなので、それだけ見応え十分。ぜひ女子もあとに続いてほしいです。

gugudanも、常に制服着せられてるところから推察するに(同じ衣装きてるグループは団体芸やる可能性が非常に高い)いつでもやれるだけのポテンシャル充分だと思いますので、まだまだ期待しています。あとは、やはり12人いることにあれだけ意味づけしてきたLOONA。あそここそやるべきでしょう。LOONAならではの団体芸期待していますが、どうでしょう。
それと、以前、OhMyGirlが「CLOSER」で神がかったフォーメーションをやりきったことがあって目を見張ったのですが、ていうか、一部業界の伝説にさえなっているのですが。。あれ思い出すと、人数どうこうよりも、あまりにもプログラムが複雑でマニアックすぎて、振付師が気が狂ってしまったとしか思えない異常さだったのですよねえ。団体芸、あまりにこりすぎると神経症になってしまいがちなので、何曲かそこそこ続けられたらいいくらいの心持で作ってください、コレオグラファの方は。

 

ダラダラ書いてまいりましたが、これほどまで今年盛り上がってる大人数グループや団体芸。こんだけ好き勝手書いといてナンですが、去年のソロ歌手ブームがそうだったように、来年になってみれば、すっかりほかのことに夢中になってるかもしれません。あれなんですよね、あまりに夢中になると「揺れ戻し」がくるみたいで。まあ、それもまたよし。どぼやぐぐだんのは、わたくしのもう1つの性癖である「同じ服を着る」という特徴も満たしてくれてますので、ここはもう、この際、とことん深みにはまるだけはまって、動線を全部覚えるくらいになろうと思っています。お付き合い有難うございました。最後に、宇宙少女どっかん!と売れますように!!!

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最近の「似てるシリーズ」お気に入り(2018年)

最近、気に入ってるのは、「チョンハ×川栄李奈」とか「BLACKPINKジェニ×趣里」「あいどぅるウギ×篠原ともえ」や「おまごるヒョンジョン×吉沢京子」「V×山田裕貴」など。そこそこ似てないのはちゃんとわかってますが、似てる似てないというより、自分が楽しければいいのです。似てる顔探しというのは、絶対に自分の嫌いなアイドルや芸能人は入ってこないということに、気が付きました。みんな好きなんですね。

 

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2018年のオールタイムでいうと、断トツで「バイトル岩田くん×ジョンウ」です、こちらは、珍しく、日本人(岩田くん)先発の案件。そもそもバイトルCFの「俺、正社員になる!」が、腰が折れるほど笑える大爆笑ネタなのに、あれに岩田君を起用するというので100倍面白くなってて、さらに、これまんまジョンウじゃんか。と毎度思ってしまうところで1万倍笑えるので、断トツです。よい。ジョンウって、もはや背が意外に高いとかいうふつーなことでも笑えてしまうくらい、私の中ではヒットマンにのしあがってきています。何を言ってるのかわからなくて、本当にすみません。

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 最後に、春からずっと答えを探してる案件だけ書かせて下さい!すきずのぴりくす君です。たしかに、誰かに似ていて半分くらいまできてると思うのですが、どうしても正解がわかりません。お分かりですか? ぜひ教えてほしいです。ほんとに失礼しました。有難うございます。

【THE BOYZ】今更だけどカムバが嬉しくてメンバー紹介。

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サンヨン

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イ・サンヨン 96年11月4日生 A型 176㎝ 61㎏ №82
リーダー。優しく面白く面倒見のいいグループの父親役。ドボイジュは、独特のイメージづくりの為、従来のK-POPグループより軽く柔らかい声主であるケビンとニューをメインボーカルに据えているが、普通に考えたら、間違いなくこの人がほとんどのパートを歌ってしかるべき、というかなり上手いボーカリスト。メインはニューが歌うが、キリングパートで、この人の良く通りよく伸びる声を聴くとなんだかスカっとする(いいすぎか)。韓国のベテラン俳優さんや中年タレントの物真似が上手い。日本人にとっては、その面白さの恩恵に預かることができず実に残念である。そういうコミカルなキャラである一方、出すぎず後ろで笑って見守る優しいリーダーだが、よく見ると、ものすごいイケメンで驚くってことの繰り返し。ダンスもうまい。

 

ジェイコブ

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ペ・ジュニョン 97年5月30生 B型 175㎝ 60㎏ №30 
ドボイジュの英語話者は3人いるが、海外で生まれたのはこの人だけ、カナダトロントの生まれ育ち。アコースティックギターの名手。サム・キムの大ファン。誰もが天使と呼んでしまうのが納得、の圧倒的スイート顔面・圧倒的スイートスマイルを持っていながら、バスケ選手歴6年バレーボール選手歴4年というアスリートの一面があったり、ビートボックスが得意だったり、ホラー嫌いだったり、度を越したシリアルマニアだったり、なんというか一言で掴みづらい人。しかし、結局は、その仏さまのような慈悲深い笑顔によってそんなことどうでもよくなり、ただただ拝むしかない気持ちに落ち着くのであった(何の話)。運動神経がいいからだと思うが、こんな優しい顔して、目を疑うほどバッキバキに踊りスタミナが落ちない。最後まで余裕で笑って踊ってられるのはこの人だけかもしれない。

 

ヨンフン

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キム・ヨンフン 97年8月8日生 A型 182㎝ 63㎏ №67
仁川出身。イケメン揃いのドボイジュの中でも、トップアイコンに鎮座まします公式イケメン。名スカウトマン、カン・ジョンアにコンビニでパン喰ってるところをスカウトされた話は今や有名(がそこからオーディションに受かるまでは長かった)。歌うと意外にハスキーで中音域で重めという独特の声主。一番背が高いので最初は最後列にいるが、一番のイケメンなのでいいとこで必ず中央に飛び出してくる、そういう役目の人。顔は小さいかもしれないが、頭(頭囲ではない)はデカイ。額の上にまだ顔と同じくらいの頭丈があるのがいつも気になる(伝われ)。グループ1の美脚。すごく足が細くまっすぐで、足首などは女子よりも細いのではないか。韓国では珍しく、仁川ではなかなかの水泳選手だったというが、今や超細身でその名残は肩幅にしか見られない。どちらかというと大人しい。内股だし、驚いたり喜ぶ時の表情がまるで女子、男気は少ないかも。BTSのV先輩が大好き。正直に自身のビジュアルには自信があるといっており、ファッションに興味があるので、将来は(将来は?)モデルになりたいとの発言もある。

 

ヒョンジェ

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イ・ジェヒョン 97年9月13日生 B型 180㎝ 62㎏ №24
これがまた完璧な少女漫画的イケメン。もう勘弁してほしい。おめめの中にキラキラ星が飛びまくり、横から見ると信じられないくらい鼻が高くて綺麗。97年生3人だけでグループの顔面偏差値をぐっと底あげしてるのは間違いない。こんなに上品な顔してるのに、中身はグループで一番ざっくばらんで、男らしくガハガハした性格という、それはそれでまたよいというギャップを味わわせてくれる。思ったことはすぐ口に出すし、アホ顔が電波に晒されることを気にしないし、ある意味カッコイイ。歌うと鼻の下が必要以上に伸びるタイプの人で一気にアホ顔になってしまうのが難点。でもそれがこの人のいいところともいえる。特技座布団回し。チキン大好き。この人が大変なのは、ボーカル・ダンス両方で会社に推されているところ。これだけ顔がいいのだから、それだけに長けた他メンバーに任せればいいのに、クラッカーはそれを許さない。なぜなら、ドボイジュはとんでもないイケメンがとんでもなく踊れる!というイメージ牙城を固めたいから。私なにいってるんだろう。。でも、この人はそんな無茶な会社の要求(夢)に応えるべく、ものすごい練習量を積んで、今では歌もダンスもトップレベルで闘えるまでの実力になった。完璧である。もう誰も何も文句はいえない。

 

ジュヨン

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イ・ジュヨン 98年1月15日 AB型 180㎝ 67㎏ №11
とはいえ、実は一番人気があるメンバーはこの人である。理由は「カッコいいから」。たしかに。見よこの切れ長の目を。他にないタイプのクールでスカしてがっちり系イケメンだ。シブいベテラン俳優のようなカッコよさがあるので、「できた大人」と思われがちだが、よく見ると年齢相応のどうでもいいわちゃわちゃをくっちゃべってたり、どうみても間違いだろうというような間違いを普通にしてるので、イメージとは実に怖いものだ。うろたえやすいところもあって、本当は朴訥としたかわいい人。バスケット選手だったのでさすがにバスケはうまい。身体がぶあつくて身長も高いのでダイナミックで大きなダンスができるドボイジュのトップダンサー。

 

ケビン

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ムン・ヒョンソ 98年2月23日生 AB型 175㎝ 66㎏ №16
光州生まれのカナダバンクーバー育ち。難しい韓国語はよくわからない。そしてたまらなく和顔。いつも誰にも優しくて絶対に怒らない。ピアノが上手い。ドローイングやカリグラフィが得意。K-POPSTAR6に出演。この人を見て(あの番組を見て決めたわけじゃないだろうが)、ケビンという芸名をつけてこの人をドボイジュに入れたらどうだろう、と思いついた人を尊敬する。なぜなら、髪型も歌い方もキャラクターも今も全く違うから。今とは別人である。結果として、この人1人が加わることで、グループ全体がとても奥行きが出て豊かなイメージになったと思うので大成功だったし、すごい観察眼(と仕立て技術)だと思う。恐らく彼が一番最後に事務所に入り、グループに合流した人。ぷでゆ2出演の為、ハンニョンは17年2月から事務所にいなかったが、ひょっとしたらその期間に、ケビンが即効で最終候補にまでなってたのかと思う。(最終メンバーが確定したのは7月以降)。ビヨンセだ大好きで崇めている。

 

ニュー

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チェ・チャニ 98年4月26日生 B型 175㎝ 51㎏ №98
全州出身。神木隆之介似ということで日本人には覚えやすい人。自撮り上手。色が白く肌が美しく、声が柔らかく顔が童顔で、女子並に体重が軽く女子並に脚が細い。という透明感溢れる綺麗な特徴からなよなよしてるように思われるが、この人はわりとプライドが高く負けず嫌いで努力家。この年で多くのバイト経験があり、勤労少年と呼ばれてた。練習生のどこにバイトする時間が?と思うがあったんだろうなあ。単に練習生になるのが遅かっただけかもしれないが。デビューショーケース時、母親が会いに来て皆がわんわん泣いてるのに、この人だけ抱きしめられても「参ったな…」という顔をしてたのが忘れられい。日本人によく似たドライで照れ隠ししてしまう感性なのだと思う。細くても声量があり、よく踊る。その柔らかいぽわんとした声で、ほとんどのパートを歌うメインボーカリスト。あれだけ歌って、あれだけ踊っていれば、そりゃ太る暇などないだろう。ドボイジュは私服おしゃれな人が多いのだが、この人のおしゃれっぷりは抜きんでており、公私共に認めるファッショニスタ。暗算(そろばん)が得意という従来のアイドルにはなかった変わった特技を持っている。つくづくどんな幼年期を過ごしたのか気になる。

 

キュー

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ヂ・チャンミン 98年11月5日生 AB型 175㎝ 56㎏ №2
「全員しっかり踊れること」が最初から課せられてるドボイジュ。の中で、頭1つ抜き出てバッキバキのバリンバリン(?)に踊りまくるダンスマシーン。人が10㎝動かす所を20㎝動かし、10度曲げるポーズを15度曲げる、くらいの、はっきり目でわかるくらい差をつけて大きく激しく踊るので、人の5倍は運動量ありそう。身体がバラバラにもげそうで、見てる方が怖くなるよなダンスをする。パフォーマーとしてだけでなく、トレーナーとしての役割も背負っており、グループの全体練習時なども細かい指示を出して、皆を引っ張る。そして、本物の負けず嫌いといえばこの人。練習生時代が長く、いろいろ挫折もあったらしく、苦労人ということになっている。が、普段はいたってキュートでかわいい少年で、誰とも親しく仲がいい。目がまん丸でくるくるよく動く。そしてとても近眼。華奢で首が長く、完全内股脚でダンスが上手いということで、VIXXのN先輩と類似点を指摘されることが多いが、実際に、歌声や表情が似てたりするから不思議だ。

 

チュ・ハンニョン

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チュ・ハンニョン 99年3月9日生 B型 174㎝ 58㎏ №58
済州島出身。父香港人・母韓国人のハーフ。広東語が話せる。デビュー前に父が病死し辛い時を過ごした。PRODUCE101sea2出演。実家は養豚場経営。控えめに言って裕福な家庭だと思われる。バドミントンをやってた(?)。新規大手事務所クラッカーからも、1人ぷでゅに練習生を出さねばならぬという状況の中、事務所側は相当悩んだはず。なぜかというと、THEBOYZ結成の最終段階まできており「あとはメンバー確定して粉屋を撮影してデビューするのみ」だったからだ。実力ある練習生を出して、その子が合格してWANNAONEに入ってしまっては困る、かといって、早々に脱落するような50位とか70位程度の子を出したら、そんなイメージ悪い子をドボイジュには入れられないし、クラッカー自体の沽券に関わるからそもそも出せない。これは悩ましい。悩んだクラッカーはハンニョンを選び、差し出したわけだ。ハンニョンに課せられたミッションは極めて難しいものだった。「THEBOYZでデビューしたかったら、12位以下20位以内くらいで帰ってこい」というものではなかったか。結果、見事にハンニョンは、19位というびみょ~~な順位をゲットし、大きな顔でクラッカーに戻り、晴れてドボイジュ最終メンバーになり、華々しくデビューしたのである。この子は、そういう強運を持った人間であると同時に、凄まじいストレスとプレッシャーの中でも最後まで頑張れるすごい子なのだ。以上勝手な想像でした。だが、今から思うと、ハンニョンのぷでゅでの能力は実際おかしかった。病気の父親が心配だったのかもしれないし、あの後に猛練習したのかもしれないが、明らかにドボイジュで見せる彼の歌、ダンス、顔面、愛嬌などすべてが、あの時より圧倒的に上回っている。もう別人レベル。小柄なハンニョンが、ドボイジュどセンターに踊りでた時の、なんともいえない求心力と訴求力は、誰も叶わぬ天性の魅力があり、ぱーーっと周囲が明るくなるような気さえする。その稀有な魅力をいつまでもどぼいじゅで発揮してほしいと願うばかりだ。関係ないが、常にお腹を空かせている。

 

ファル

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ホ・ヒョンジュン 00年3月9日生 A型 178㎝ 56㎏ №39
釜山出身。キューと同じ誕生日。ファルは弓の意。モダンダンスを得意するダンサー。もともと得意としているダンスと振りつけられているダンスに大きな差があり、やりにくかったろうが、どんどん吸収してますます上手になってきてるのは、さすがだと思う。背が高く、顔が非常に小さく、手足が長くひょろひょろしている。地元の先輩、BTSジミン先輩を敬愛、憧れている。滅多にお目にかかれない幼児顔でとんでもなくかわいい。眉が太く目が鋭く唇が薄いので、第一印象は怖いのだが、こんなかわいい子はいない。乳幼児か小動物並の可愛さだ。この子の可愛さがわかって初めてドボ沼に浸かったと言えよう。声は高く細くやはりかわいい。プサンの方言もよく出る。あまりにかわいいので素朴な感じが強いが、わりと機転のきくところがあり頭もよさそう。仕事に関してはプロ意志もしっかりしていて若いのにエライ。足首のケガのため、3月から活動休止、9月に復帰した。

 

ソヌ

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キム・ソンウ 00年4月12日生 B型 177㎝ 64㎏ №19
唯一のラッパー。高等ラッパーに出演した時は高1だった。見るからにサッカー少年。太腿の筋肉がすごくて太腿だけかなり太くて強靭。目が大きく唇が真っ赤でぽってるしている南国のキュート美少年。デビュー当時から常にタメ口常に口が開いている愛嬌が苦手中身が年寄(そこが面白かったのに)といわれ続け、最近は全面的に努力し是正した。そもそも、頭の回転が速く反応がよく、機転のきくコメントがタイミングよくできてしまうので、自然にMC的立場になってしまうところがあり、マンネ組にもかかわらず、気づけばグループ全体の進行役をやってることが多い。そしてそれはとてもうまい。見事である。ザボイジュは、究極のダンス集団を目指していて、さほどHiphop色を強める必要がない為、ちゃんとしたラッパーはこの人1人で充分という話だ。しかしてそのラップレベルや安定性は非常に高い。あれだけ関係ないダンスを踊りながらラップパートをブレずにこなせる子はなかなかいない。元はボーカル志望なだけあって、実は歌もうまい。

 

エリック

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ソン・ヨンジェ 00年12月22日生 A型 171㎝ 56㎏ №56
ソウル生まれの米LA育ち。元々エリック・ソンという名もありそこからの芸名。見るからに野球少年。VIXXといいせぶちといいNCTDreamといい、ただの子供でしかなかった最マンネがあっという間に大人顔イケメンに豹変する!っていう局面に立ち会うことができて、ファンとしては本当に「いいものを見た」という感慨以外ない。と、それくらい、最マンネエリックのこのところの成長はすさまじい。本当にかっこよくなくなった。この人は、よく喋り、よく動き、よく笑い、いたずら好きでものすごい陽気なタイプ。そして、心根がとっても優しくて親切で素直な少年。誰からも好かれるとはこのこと。小柄ながら、ものすごくがっちりした骨格をしており腰高。パワフルで思い切ったダンスをする。信じられないくらい高くジャンプしてて驚いたことがある。彼だけでなく、ドボイジュは、アスリートというかスポーツが相当できるメンバーが多いので、身体能力がハンパないのも特徴である。ルービックキューブが得意。

【(G)I-DLE】勝てば官軍!行け行けアイドゥル!(メンバー紹介)

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昨年はSMが呪われてましたが、今年はどうもCUBEが呪われているようでお気の毒です。でも、大丈夫!一度呪われればあとは安泰(?)といいますし、来年になればいいこと続きかもしれません、とりあえず、今年は、早くも新人賞の呼び声も高い(G)I-dleちゃんにおんぶにだっこ的に頼って乗り切りましょう!(どの立場で喋ってるんだ) 


ミヨン

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チョ・ミヨン 1997年1月31日生 165㎝46㎏ メインボーカル
仁川出身。正統派インテリ美人。TBS女子アナ(吉田明世田中みな実、林みなほなど)系のきっちり美人を思わせる雰囲気。どんなヘアメークをしても、いわゆる「綺麗なお姉さん」になってしまう、出しゃばらず嫌味のない実に美しい顔立ちをしている。黙って立っていると本当に女子アナみたいで、抜け目ない大人だが、素顔はわりとすっとぼけたところがあり、オンニなのにまったく気どらぬかわいさ満載。妹たちにガンガン突っ込むスキを与えている。2010年から5年以上YG練習生をしてたという全方向にスキルの高い実力者。BLACKPINK候補生だったが、某男子練習生との恋愛が発覚、ヤンサの掲げる恋愛禁止ルールを破ったとしてYGを退所した。その後は、ボーカル学校に通ったりしてブラッシュアップに努めていたが、これでダメなら芸能界を諦めようと最後に受けたCUBEオーディションに合格、今に至る。

 


ミンニ

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ミンニ・ニッカ・ヨンタタタク 1997年10月23日生 164㎝48㎏
タイ出身。みちょぱ(池田美優)似。目がぱっちり大きくて丸いのでどこにいても覚えやすい明るい美人。タイ人女性の目がとても大きくて丸いということは知っていたが、ミンニは日本人に見えたり韓国人に見えたり、たまに、シェリーのような西洋系ハーフに見える時もあり、とても親近感がわく。実際とてもフレンドリーで、いつも笑ってて陽気で明るく元気なムードメーカー。タイ繋がりで、事務所の先輩CLCソンちゃんやBLACKPINKリサちゃんとは前から仲良しらしい。リサはとっても肩幅が広くていかり肩だが、ミンニは逆に肩幅が狭くなで肩なのが特長。ダンスも歌も両方うまいタイプ。タイ語韓国語のほかに英語ができる。

 


スジン

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ソ・スジン 1998年3月9日生 164㎝49㎏ メインダンサー
お色気満載エロチカ美人。中村晃子石田えり藤あや子系のエキゾチックビューテイで、本人の素行とは関係なく、そのイメージだけでいわゆる魔性の女といわれてしまいがちな妖艶さが特長。新曲では、目の下にツケボクロをつけツナギのワイドパンツにJUJU的帽子を被り、お色気を振りまいている。ぽってりした唇が印象的。膝の下も長いが膝の上も長い(要するに長い)。グループ1の美脚。幼少時より、ジャズダンスとテコンドーを熱心に習っていたため、体幹がしっかりしておりずばぬけてダンスがうまい。しかし、普段はど天然でぼーっとしてる。フリートークだと最後まで遠巻きにいて率先して喋ることはない。意外に声が高くふにゃふにゃしていて意外に幼い感じ。元DNエンタの練習生で、2015年デビューのVIVIDIVA(現在は解散)の候補生だったが、デビュー直前に脱退、事務所を辞めている。2016年からCUBE入り。ソヨン「Jelly」MVに、キツネ仮面をつけて出演している。最近、PENTAGONフイとの熱愛が発覚、秒で「既に別れました」と報道されたばかりだがなかなか風当たりはキツイ。

 


ソヨン

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チョン・ソヨン 1998年8月26日 157㎝42㎏ B型 メインラッパー 
爬虫類系ヤンキッシュ美人。PRODUCE101、UNPRETTYRAPPER 出演で、もっとも知名度のある絶対的カリスマリーダー。2017年「Jelly」18年「Idol song」をソロでリリース。作詞作曲編曲を手掛け、振り付けもメンバーと相談しながら考えるという才能溢れる人。自らのソロ作品や(G)I-dleの活動曲のみならず、JBJに詞を提供したりしている。小学生の頃から、既にあちこちのオーディションを受けていたが、どこも受からず、その数30とも50ともいわれている。途中、違う進路を目指したこともあったが、やはり歌手として何が何でも絶対デビューしたい!という思いに立ち返り、ラップを練習し、曲や歌詞を作っていたらしい。半ば諦めモードで「どこもダメならもういい、こうなったら事務所に所属せず自分1人でやろう!」と思い始めた頃、CUBEに受かったというくらい、どんなことをしてもデビューしたい気持ちが強かった。一度聴いたら忘れられない大変キャッチーでメランコリックなダンスナンバーを書き、また、それにピッタリはまる歌詞を書く。日本人にはわかりづらい所だが、言葉の選び方やメロディへの乗せ方や当てはめ方が非常に秀逸でメッセージが伝わりやすく、そのセンスはプロ作家のようで、天性のものといわれている。どうでもいいが、ものすごいギャル文字(?)を書く。

 

 

ウギ

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ソン・ウギ 1999年9月23日 163㎝48㎏
中国出身。永遠の妖精ファンタジー美少女。中国からくる練習生は皆、超絶美人で、歌もダンスも新体操も韓国語も楽器もできて、すごい才能だとは知ってたのに、まだこの手のタイプの美少女がいたかっ! という衝撃の美少女。既に有名なソヨンを除き、デビューと同時にウギへの注目度はもっとも高く、あっという間に中国でも韓国でも大人気者になった。ぽわんとした柔らかい雰囲気、透明感溢れる少女性、何を着ても少女チックにしてしまえるフォトジェニックなグラビアパワーは国宝もんである。が喋ると、まさかの低音ハスキーボイスで踊るとバッキバキだし、普段は手振り身振りが多くて一番よく喋り動くというアクティブなひと。サバサバしていて男っぽい。結構身長もあり、スジンと争う美脚をもつ。韓国にくるまで一切韓国語ができなかったのが嘘のようによく喋れる。中国にいる時にヒョナに憧れて。となっているが、これは表向きプロフで、f(x)ビクトリアに憧れてというのが本当らしい。

 

 

シュファ

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イェ・シュファ 2000年1月6日生 161㎝45㎏ ビジュアル 
台湾人。グループ唯一の00年代生まれのマンネ。しっとり艶やか大人の女優美人。毬谷友子黒木華に似た雰囲気。もっとも色白。美人揃いのアイドゥルの中で、マンネながらビジュアルを担当。その爽やかで透明感溢れるクールビューティは、上品で落ち着いた美しさなので、実年齢よりぐっと年上に見える。が、素顔はよく喋りよく食べよく笑う普通の18歳女子。歌もダンスもいけるタイプ。手脚が長く目を引くので、新曲HANNでは、ソロダンスパートを任されている。16歳の時に台北でオーディションに合格し、1人で韓国入りすることを相当悩んだというが、苦労のかいあって、ダンスも歌も韓国語も今や相当の実力、お姉さんたちに負けないくらいの頑張りを見せ、堂々としているさまは本当にカッコイイ。

 

 

PRISTINやDIA、gugudan、WEKIMEKIの例を出すまでもなく、誰か有名なメンバーがいると、どうしてもその子ばかりが注目され、いつまでたってもその他メンバーの知名度と人気が追い付かない、というジレンマに陥ることは多い。CUBEにも、4MINITESという大先輩グループがいて、なんだかんだ結構ヒット曲も出して長く活動したし、かなり有名だったにもかかわらず、最後まで「ヒョナとその他の人たち」というイメージを完全に拭えなかった。思ってる以上にメンバー間格差を埋めるのは難しいのである。
だが、(G)I-dleは「ソヨンとその他の人たち」という見え方から、全員がキャラ立ちしてるビッググループになるかも、と私は思うのである。

なぜかというと、まず、ぶっちぎりに「曲がいい」から。デビュー曲「LATATA」が、デビュー20日で1位を獲得、歌番組では結局3冠をモノにするという久々の新人好成績。これが、YGなどではなく、CUBEでしかもソヨン自作の曲で!っていうのが素晴らしいではないか。私自身は、アイドルが作曲編曲することが増えてる今の風潮を良しとしてないのだが(アイドルにはアイドルにしかできない仕事に全力尽くしてほしいから)、これだけの神曲をわずか18歳や19歳で書ける才能があるなら、話は別だ。端的にいって、素晴らしい。素晴らしいの一言だ。単なるガールズクラッシュにのっかった曲ではなく、単なるダンスナンバーってわけでもなく、これぞ、K-POPっぽいK-POPといううねりが効いてて歌謡曲っぽくまとまってるとこがいいと思う。デビュー曲にしては、大人っぽすぎるくらいだ。ほんとに自分で書いたのか?まぐれなのか? と誰もが思うほどなので、これからソヨンは、まぐれやパクリでないことを証明していかねばならないが、彼女の気が変わらない限り(気分屋さんみたいなので)、なんとなく私は大丈夫な気がしている。LATATAを超える名曲はホイホイ出にくいだろうが、私はHANNもかなり好き。CUBEは本当に大変な逸材を獲得したものだ。

 

ご紹介したように、3人の外国人はいずれも自国開催のCUBEオーディションに合格し、その後初めてソウル入りした。15~7歳という幼さ、まったく言葉がわからない不便さ、全然国へ帰れない寂しさに耐え忍び、成功だけを夢見て、歯を食いしばって練習に明け暮れてきたわけである。そして、ソヨン以外の韓国人メンバー2人も、前の事務所がらみで残念な過去を背負ってしまってて、「これが最後!」というところまで追い詰められて、チームに参加してきたわけである。一見、呑気そうな美少女たちに見えても、その実、結構ピリピリしててそれぞれ背負ってるものは大きかったと思う。こういう状況は、どこの事務所でもあるだろうが、まだまだCUBEは準大手、海外で独自にオーディション開催できるほどの事務所で、デビューとなればそれなりに注目されるレベルの会社なので、やはりそこでこういうのは重い。チョン・ソヨンは、そういう、ちょっと大変なチームのリーダーになってくれと事務所にいわれたわけだ。私だったら断る。普通断るだろ。重すぎる。言葉が不自由で文化風習が違う3カ国外国人3人いるだけでも面倒見切れないのに、残り韓国人2人は黒い経歴もちでしかも聞けば年上っていう、ね。大変だ。やりにくそうだし。面倒くさそうだし。自分が目指す音楽とは好みがだいぶと違うみたいだし。がしかし。そこで、ソヨンはそれを引き受けるわけである。そこが、彼女の男気なのか強気なのか優しなのか、賢さなのかやけくそなのか。正直、私はソヨンちゃんの性格がいまひとつ掴み切れないのだが、この人は多分、このチームのリーダーになるかわりに、最初っから自分で書いた曲で活動させてもらう約束をしたんじゃないだろうか。あるいは、CUBEの方からその条件その環境で提案したんじゃなかろうか。でないと、新人ガールズグループが、そのデビュー曲に、フレッシュさのかけらもない「LATATA」のようなバリバリベテランさん向け曲を選ぶわけないだろう。2曲目のデジタルシングルに「HANN」(ハンは1人という意味と怨みという意味のダブルミーニング)などという、大ベテランがこぶしを効かせて歌うような曲を選ぶわけない。恰好だって、これが新人女子か!と驚くばかりの真っ黒ずくめの喪服ドレス。あまりにも実力派志向すぎて、新人賞というより大賞狙いの枠かと勘違いしてしまう。なんかもうそういう異例な感じだけでも、ちょっと他のガールズグループとは違って浮いてる感じがしてそれもまたよき。

話がそれた。要するに、とてつもなく曲がよければ、言葉は悪いが、どんな顔のどんなメンバーがいようが、関係なく必ず全員人気者になり、知名度があがり、そして売れる。なんだかんだいってもやはり、曲だと思う。「曲がよければすべていいように見える」「曲がよければ欠点すべて長所になる」くらいのことあると思う。ましてや、それぞれがいいキャラだったり、美人だったりかわいかったりしたら、いわずもがなである。それくらい曲がいいということだ。とにかく曲がいいってことをいいたい。

ソヨンちゃんが書く曲、書く詞のレベルがこのまま落ちることなく、ずっと続けば(G)I-dleは間違いなくビッググループになるだろう。CUBEが途中で変な方針変えを強いてこない限り、間違いないのだから、どうか頑張ってほしい。あ、ちなみに私はエロチカ美人のスジンちゃんの虜です。

 

※書き忘れたけど、台湾人と中国人が仲良く同じグループで頑張ってるのを見るのは、勝手に涙が流れるくらい美しい絵面で感動的! 実はこの判断こそが評価されるべきかも。彼女たちが仲良くお互い助け合って頑張ってる姿を見て、なにかチャイナ関係の方々にもいい感情が伝わることがあればいいのになーと思いました。おわり。

 

【RedVelvetとMAMAMOO】夏は百合の季節だそうです。

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「夏は百合の季節です」とある方が仰っていた。
そうだったのか。それはそれは。全然知らなかった。

悲しいことに私は、百合方面のセンスをまったく持ち合わせていない。なので、そちら方面に詳しい方やアンテナが鋭い方が、ぐっときたりピンときたりするべきシーンに出くわしても、鈍感な私は、何も感じずただ素通りしてしまうことが多い。別に悪いことじゃないが、ある意味、ちょっと損してる感じだ。まあ、百合センスだけじゃなくて、LGBTその他もろもろすべてのセンスもあんまりないんだけど。その世界の価値観とかぐっとくるポイントがわかる、というのは、そこから生まれるカルチャーがわかる、楽しめる。ってことだし、いろんな人の気持ちがわかるのはいいことだし友達たくさんできそうだし、てことは人生が豊かで楽しくなりそうだもんなぁ、どう考えても。


そんな私が、夏になる少し前、たまたま出くわしたデータがこれだ。

1位   RedVelvet   ス ル ギ      1217票 6.8%
2位  RedVelvet   アイリーン      1194  6.69%
3位  MAMAMOO ムンビョル      624  3.49%
4位  MAMAMOO ソ ラ        555       3.11%
5位  MAMAMOO フィイン       518       2,90%
6位  RedVelvet    イエリ                  504       2.82%
7位  RedVelvet  ジョイ        〃   〃
8位  ソ   ン   ミ          463  2.59%
9位  宇宙少女     ソ ラ          460  2.58%
10位     MAMAMOO   ファサ       402       2 25%

11位   LOONA    イ  ブ                      376        2.1
12位  少女時代    テ ヨ ン                    363       2.03
13位  宇宙少女    ボ    ラ                      351       1.47
14位   RedVelve    ウエンディ                349       1.45
15位   TWICE   サ ナ                       339       1.90
16位   WKMK    ド ヨ ン                    306       1.71
17位 (G)-IDOLE   ウ   ギ                       277       1.55
18位   f(x)     クリスタル               274       1.54
19位   LOONA   チ ュ ー                    274       1.53
20位  チ ョ ン ハ                             263       1.48

21位    宇宙少女           ル ダ                                  232      1.30
22位  (G)-IDOLE        シュファ                               208      1.16
23位    GFriend             ウ ナ                                  197      1.10
24位  ヒ  ョ  ナ                                                  191      1.07
25位     Gfriend             シンビ                                    180      1.01
26位     LOONA    ジンソ ル                                178      1.00
27位     〃      キム・リプ                             178     1.00
28位     〃      ヒジン                                    174      0.97
29位     〃      オリビアヘ                             172      0.97
30位     gugudan         ハ ナ                       16       0.95 

 

これは、なんのデータかというと。

レズビアン4118人に聞いた「あなたが好きな女性アイドル」のランキングだそうだ。あなたがレズだと思う女性アイドルは誰?じゃなくて、あなたが好きな女性アイドルを聞いたものなので、誰がどんだけレズ支持層が篤いかってことだ。全投票数17,860なので、1人複数投票してるみたいだし、1位でさえ7%と票がばらけすぎているし、なんといってもこの調査、一体いつ誰がどこでどんな方法で(しかもレズだけで4千人も)調べたのかさっぱりわからんので、信ぴょう性は全然ない。最初に、それははっきりいっとく。

 

その上で聞いてほしいのが、なんといっても、RedVelvetの圧倒的な強さだ。
1位スルギ2位アイリーンが獲得した票数は、3位ムンビョルの約2倍。つまり、3位以下を大きく大きくおーーーきく切り離しての圧倒的勝利なのである。ちなみに、6位イエリ7位ジョイ14位ウエンデイなので、ウエンディ以外の4人がベストテン入りという、これはまさにRedVelvet無双状態といっていいだろう。
いま、K-POPガールズグループの中で、最人気グループの1つであるRedVelvet。人気グループは、どんなランキングにも必ず上位にくいこんじゃうので、必要以上に反応しちゃいかんのだが、それにしても。RedVelvetの魅力の中には、百合要素が少なからずある!いや満載!もう一部の人にとってはたまらんくらい百合魅力に満ち溢れてるんだってことを、私は初めて知ったのである。そして、おおいに驚いた。全然そんなこと気づいてなかったので!私にしてみれば、「スルギって、え?そんな?そんなにぶっちぎり?は?どこが?」てくらい、知らなかった。ぼーっとしてたわ。これは本当に、とても損してた気分を味わわせてもらった。


そして、なんと。3位以下もなにげにすごい。
3位ムンビョル4位ソラ5位フイインと、こちらはMAMAMOOご一行様がズラリと並んでるのだ。
ファサが10位にいるので、MAMAMOO全員ベストテン入りを果たしている。ファサのどこに百合みが??と素人の私などは単純に疑問だが、そういうとこが素人なんだろう、とにかく、MAMAMOOというビッググループも、そっち方面の魅力に満ちていますよということだろう。

 

そして、ここで当然不思議に思うのは、RedVelvetとMAMAMOOは全然イメージが違うってことだ。
れっべるちゃんは、かっこいいVELVET曲もたくさん歌ってるとはいえ、全体的にずっと「POPでかわいい少女イメージ」が強いグループ。性格は全員ドがつくマジメ。MAMAMOOの皆さんは、かなりざっくばらんで初期から本格的に歌がうまくてジャズやソウルっぽい曲を歌ってきた「実力派の大人の女&ぶっちゃけ面白イメージ」が強いグループ。持ち曲の方向性も違うし、メンバーの雰囲気や性格もかなり異なっている、いや、ほとんど真逆。そんな2グループが、こんなランキングの上位を占める結果になったのは興味深い。で、その共通点はといえば・・・・うーんあるのか共通点? 「どちらも自分たちだけで充分楽しそうにやっていけるところ」・・・とか? 難しい。でも単純に楽しそうだわな、グループ内ですべて完結しそう。もう他者は必要ない、みたいな完結感は感じます。無理やりですけど。

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あの、そもそも、ここにいる30人に共通点、ありますか?(突然の質問)
私は百合というと「色白のひと」というイメージが強くあって、だからこそ、「なぜファサが?」と思ってしまうのだが、どうなんですか、それは間違い?それともそんな共通点、そもそもないもの? ほんとは共通点あるけど、このランキングには反映されてないとか? うん、やっぱり私、全然わかってないな。

 

まー、冒頭にいったように、こんな信ぴょう性のないランキングをマジメに深読みしても意味ないし、やっぱり単なる人気投票だと思えばいいのかもしれない。
が。やっぱり、こんな出典もようわからんデータでも、確実に「やっぱり」と思えることはあって、それは、ガールズグループの頂点に君臨しているTWICEがいないってことだ。(唯一サナが15位にいるけど、この票数微妙だし、サナって全然そんなじゃないのにそれを知らずに希望的観測で投票したか、それかやっぱり人気者なのでなんでも投票されちゃう、って感じかなと思う)9人も美少女メンバーが揃っていて、全方向全世代に売れているといわれているにもかかわらず、ほぼ誰も入ってないって逆にすごい。そっちの方がすごいかも。しかし、TWICEほどの健康優良児揃いのガールズグループだと、さすがの私も「ここにはお呼びでない人たち」ということがよーくわかるのであった。
でも、これ以上私がなにかをいうと、全部間違ったことをいいそうなので、ただ「TWICEはいない」、つまり「TWICEに百合みはない(と思われている)」ということだけを明記して終わりにしたいと思う。


折りしも、RedVelvetは真夏のカムバを控えているとのこと。去年に引き続き、今年も真夏にドカンとヒット曲を出して、「真夏といえばれっべる」的なイメージを固めてしまいたいのだろう。でも、私は、大人っぽい初期のVELVET曲も好きなのでサイコホラーでなくていいからそういうしっとり系も忘れないでほしいのだがなぁ。

そして、そういや、MAMAMOOも、最近どエロい衣装と振り付けの覚えやすいPOP曲でカムバしたばかり。目下大ヒット中と。何歌ってもさすがにうまいのう。
ということで、このデータを信じる限り、「夏は百合の季節」という法則が結構当てはまっていることに、なにげに驚く私。やはり、そうだったか。知らなかった。あれもこれも知らなかったが、まあわりと、あれもこれも本当なのかもな。勉強になった。

  

 

【映画】暗 殺(2015韓)

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私、チョン・ジヒョンもハ・ジョンウも、ものすごーく好きなのに、それに「10人の泥棒」も大好きなのに、なぜ、この作品を見てなかったのか! と本気で悔しく思ったくらい、面白かった! もう最高。ほんとに面白かった!
でも、これまで敬遠してた理由、自分ではわかってるのだ。それは、この映画がバリバリの抗日映画だと思っていたから。私だけじゃないと思うけど、中国の作品でも韓国の作品でも、抗日運動や抗日戦争などあの時代が舞台になってる映画を見ると、やはり、日本人としてはちょっと複雑というか重いというかやりきれないというか、当たり前だが、とても愉快な気分で見れないのである。そんなわけで、この映画も、評判は聞いてたけど、なんとなく見る気になれなかったのだ。

しかーーし。
この映画、語弊があるかもしんないけど、抗日映画ではなーーい。本質的には、ただのエンタテイメント映画~。私はそうおもーーう。
もちろん、日本軍の軍人は威張り散らしてるし実際にひどいことするし、また、日本軍の要職とそこに寝返ってる韓国人密偵を暗殺する映画だから、血が飛びまくって凄惨シーンいっぱいなんだけど、でもそれ日本人でなくてよくね?みたいな形骸化した悪ってだけだし、それになんといっても、軽い!すごく軽いんだよっ!いい意味で!なんかこう重苦しくならないで、常に全体的にトーンが軽いのだ。軽妙洒脱っていうやつだ。
こんな暗い時代の重いテーマ、しかも、人を殺しまくるシーンがしょっちゅう出てくるにもかかわらず、全体的に軽妙洒脱で、よくできたエンターテイメント映画を見てる感じなのだ。だから、楽しい。だから、面白い。これ公開時、韓国では大ヒットしたらしいがすごくわかる。日本人の私が見てもこれだけ楽しめるんだから、そりゃ韓国人にしてみればわかりやすい勧善懲悪ストーリーで、同胞愛満載、友情満載、恋愛風味あり、美女とファッションあり、アクションシーン満載、ブラックジョークあり、わかりやすいジョーークあり、そして、泣かずにはおれない「お涙頂戴」のシーンもちゃんと用意されてるし、でも最後は「スカっと爽やか!」体験もできるというこの楽しさ! エンターテイメント間違いなし!楽しいことこの上ないだろう。わかる! わかるわぁ。そりゃたまらんでしょうなぁ。

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ハ・ジョンウがいいのは、もはや世界の常識なのでそこはおいといて、ヒロイン、チョン・ジヒョンがこれまでで最もいいのではないか。少なくても個人的にはこのジヒョンがよかったですね~~。
この2人は「ベルリンファイル」でも主演してるのだが、あれも彼女は最初から最後までずっと暗かった。そして暗いのがよかった。彼女は、元気で明るい役より、見た目が暗くて無口で地味でいつも何かぐっと耐えてる役がいい。そして、韓国独立軍きっての女スナイパーという役柄なので、相当な腕前なのに、まさかのど近眼なのである。監督のアイデアなのか脚本家なのか、単に演出家がセンスいいのかようわからんが、このど近眼という要素が1つ入ってるだけで、ぐっとこう、萌え要素が振り切ってましてね、射撃する前に胸元から丸眼鏡をそっと出してゆっくりかけるんですよ。もうすごくいいんですよ。しかもそれ、長らく使ってて片目のレンズが割れて壊れちゃってるのを、(戦場だったり拘置所だったりするので)そのまま使ってるっていう、すごい状況で、それがまたよかったりして。。そんで100発100中。ああもうなんでもかんでも褒めてしまう。。ジヒョン。。。。映ってる時間はとても長いのに、圧倒的に無口なのでほとんどセリフらしいセリフがなくて、しっかりしてるのはちゃんと伝わるんだが、それにしても、戦闘や作戦以外のときは、あまりにもぼーーーっとしてるのも萌え要素だと思う。ちゃんと冗談がいえなかったり、ちゃんと踊れなかったり、普段は普通の女子以上にぼーっとした朴訥なところも、すごく似合ってる。ガタイがいいのに地味でぼーっとしてるっていうのは、彼女以外の女優さんでは成り立たなかったのでは。そのくせ、「コーヒーも飲んでみたい、恋愛もしてみたい」とか、いけしゃあしゃあと(言い方)言ったりするんだもん。しかもぼーっと。準主役陣4~5人の俳優さんいずれも見事。セリフがよくできてるし気が利いてて(結局全員死ぬんだけれど)思い出しても1人1人が愛すべきいいキャラで泣ける。

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あと、上海や京城(現ソウル)の冬はとても寒く、その真冬ファッションも素敵。
もう軍服やお嬢様のワンピースが素敵なのは当たり前としても、町の女学生から貧しい民衆のボロ服まで、あの時代のクラシックなファッションが素敵なので、興味のある人にはたまらないだろうと思う。ついでに、町や屋敷のセットに大金使われててハリウッドの映画並みに美術がすごい。大八車まで素敵に見えてくるというクラシックさ。特に、上海の街並みや杭州の川っぺりとか、三越百貨店の超豪華な建築物は、素晴らしくよくできていてもう一度細かく見たくなる。

というわけで、本筋とは関係のないこと(でもないけど)ばかり目が行ってしまって、すごく楽しいんだが、いやいや、本筋もなかなか気合の入ったストーリー。あれだけ複雑で長期にわたる話を、よくもあそこまでわかりやすく描いてるなあと感心するとはいえ、それでもかなり複雑な話ではある。予備知識とかお勉強とかは別に必要ないが、なんせ、登場人物が多いのと、敵味方がややこしくて誰が誰で誰なのかわかるのに時間かかるのと、あと、ある事件から映画は始まるけど、あっという間にすぐに「それから20年」と時系列が飛ぶので、よく見てないといけない。あとでよく考える時間は必要かも。

ど近眼というアイデアもそうだが、同じく、「生き別れの双子設定」とかその「入れ替わり作戦」とか、「まさかあいつが生きてたのかっ!」とか、別にそれ絶対に必要じゃないだろ的なアイデアがあれこれ入っていて、笑える。まあ楽しいよね。そういうとこも含めて、前作(てかデビュー作なのかな)の「10人の泥棒」も常に軽妙洒脱でオシャレだったし、似てる。全然違う映画なのに、でも軽くてオシャレなところが似てる。チェ・ドンフン監督さんには、このまま、歳をとっても、国を背負うようなベテラン重鎮にはならず、一生こういう軽さとオシャレを得意とする監督さんでいてほしいなーーと思った。今回はベタ褒め。終わり。

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※日本人役こんなにいるのに、全員韓国人俳優なので、当たり前だがいや当たり前以上に全員日本語がど下手だ。日本語はハジョンウが一番うまい。そんなとこまでさすがだ。でも妻夫木くんと出てた映画のときに比べるとあれでもまだ下手になってる。その辺、日本人にしてみれば誰ひとり本物の日本軍(日本人)には見えないので、そういう意味で抗日映画苦手な人も気軽に見れると思います。映画見終わったあと、一緒にみた人とあれやこれや振り返って2時間は喋って盛り上がりたくなる、そういう映画です。すごく寒そうなので、猛暑に見て涼むにもいいかも。私はかなり涼しくなりました。それにしても、なぜ女性スナイパーは花嫁姿にさせられるのかの謎。新たに増えました。